AM1054:銀河が衝突するとき星が生まれる
銀河が衝突するとき星(恒星)がどの位生まれるのだろうか? ハッブル宇宙望遠鏡が最近公開したイメージで紹介されている AM1054-325 の例では、その答えは数百万である。銀河 AM1054-325 と近くの銀河が互いに周回するとき、星は破壊されるのではなく、その重力と動きが星の創造に点火した。この AM1054-325 の黄色がかった天体から伸びるガス状の残骸の中で、他の銀河の引力によって星形成が急速に起こっている。生まれたばかりの星を取り巻く水素のガスがピンク色に光っている。 明るい幼児の星は青く輝き、何千から何百万もの星のコンパクトな苗床に集まっている。 AM1054-325は、100を超える濃い青色の点状の星団を有しており、中には真珠の首飾りのように見えるものもある。その紫外線を分析したところ、これらの星のほとんどが1千万年未満、つまり幼児の星であることが分かった。これらの苗床の多くは球状星団に成長し、下の端の若い星の束が剥離して小さな銀河を形成する可能性すらあり得る。
<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。
<出典>: Astronomy Picture of the Day
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