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3月5日(火): 3月の夜空ノート/ミッション別ページ

2024年03月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

3月の夜空ノート:コンスタントコンパニオン、周極星座、パートⅡ

季節が冬から春に移り、ここ北半球の暖かい気候が約束される中、我々の周極星座は同じままである。緯度にもよるが、最大九つの周極星座を見ることができる。今月は、オオヤマネコ(Lynx)、きりん(Camelopardalis)、ペルセウス(Perseus)に焦点を当てる。これらの星座の中の天体はすべて、双眼鏡や中小型の望遠鏡で、夜空の暗さに応じて見つけることができる。

左図:夜空にペルセウス座、きりん座、オオヤマネコ座。また、ガイドの星座としてのカシオペア座など様々な星々も紹介されている。

ダブルスター: オオヤマネコ座を構成する領域は、暗い空の下で、望遠鏡で全ての星の系列を分離できる複数の星のシステムで有名です。リンクスオオヤマネコ座の注目すべき星は、

  •  12 Lyncis: 中型望遠鏡で分解できる三重星
  •  10 Ursae Majoris: かつておおぐま座の一部だった二重星
  •  38 Lyncis: 青白と薄紫色で表現される二重星
  •  ケンブルのカスケード(Kemble’s Cascade): この星座はキリン座(Camelopardalis)にあり、マグニチュード(明るさ)と温度で変化する20以上の星を持っている。これらの星々は、ジョリー・ロジャー星団(NGC 1502)へと続く一直線に流れているように見える。この星座の反対側には、星座ケンブルの凧(Kemble’s Kite)がある。三つの天体はすべて適度な暗い空に双眼鏡または望遠鏡で見ることができる。

デジタル化スカイ・サーベイ(DSS:Digitized Sky Survey:右上の図)の地上イメージは、ペルセウス座の二重星団であるコールドウェル14(Caldwell 14)と、ハッブル宇宙望遠鏡の広視野惑星カメラ2(WFPC2)によって撮られた領域の輪郭を示している。

二重星団(Double Cluster):ペルセウス座には、地球から約 7,500 光年にある二つの散開星団(NGC 869と884)からなる美しい二重星団がある。この天体は小さな望遠鏡や双眼鏡で見ることができ、アマチュアとプロの写真家の両方によって撮影される。非常に暗い空でも肉眼で見ることができる。また、また、ペルセウス座には、悪魔の星(Demon Star) Algol がある。 Algol は、絶えず互いに他を周る三つ星の二つを意味する食連星(eclipsing binary)を含んだ三つの星のシステムである。この軌道のお陰で、2日20時間49分ごとに、一度に10時間、明るさが暗くなるのを見ることができる。

一年中見れる星座から一生に一度のイベントまで! 2024年4月8日の皆既日食に向けて、NASAのボランティアと提携する方法を、NASAのウェッブサイトの Night Sky Network ページで、今月半ばに公開する記事で紹介します。

<ひとこと>: 大判はイメージのリンクから。

<出典>: Kat Troche(著者名です)

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