天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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9月15日:太陽の鋭い視界

2015年09月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

かって撮られたことのない太陽の鋭い視界がここにある。この衝撃的なイメージは、イメージの下の暗い太陽黒点の注目に値する詳細と、上部を横断するコーンの実のように見える多数の熱せられた粒を示している。2002年に撮られたこの写真は、ラ・パルマのカナリア島で運用されているスウェーデンの太陽望遠鏡を使ってつくられた。この高解像度イメージは、地球の大気のぼやけの影響に対処して、洗練された光処理、デジタルイメージの積み重ね、その他の処理技術を使って達成された。この2011年9月時点で、太陽黒点グループは非常に大きく太陽を横断しており、注意深い観察者にとっては拡大することなしに容易に見ることができる。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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9月14日:2011年9月11日の火星での記念イメージ

2015年09月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このアメリカ国旗の金属は、2001年9月11日の世界貿易センタービルの攻撃の跡地から回収され、攻撃の10回目の記念日の2011年9月11日に火星で記録された。この米国旗のアルミニウムは、NASAの火星探査ローバーオポチュニティのツールのケーブル保護として使われており、到着後火星の日で 2,713 日目にオポチュニティの二つのカメラがこれを記録した。世界貿易センターからの金属でつくられたこのケーブル保護はオポチュニティの岩研磨ツールに使われている。イメージの色の部分はオポチュニティのパノラマカメラの異なるフィルタでとられた三つの露出を結合しており、人間の目が火星で見る色に近い。オポチュニティは2004年4月に火星での3ヵ月間の基本ミッションを終え、以来10年以上延長ミッションで働いている。

<出典>: Mars Rover Opportunity

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9月13日:ソユーズ TMA-16M 着陸

2015年09月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションからの3名のクルーメンバーは金曜日に地球に戻った。カザフスタンの着陸は、一人の宇宙飛行士の168日のミッションと二人の飛行士達の短い10日間の訪問を終了させ、ステーションでのNASAの人間調査実験からのいくつかのサンプルのキャッシュを持帰った。彼らは国際時間土曜日 00:51 (日本時間土曜日午前9時51分)に、カザフスタンのジェズカズガンの外れに着陸した。

<出典>: 右のイメージはNASAテレビから、解説は「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」 から

<ビデオ>: ビデオは 欧州宇宙機関 から。

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9月12日:宇宙飛行士キェル・リングレンが新鮮な果物の補給で囲まれる

2015年09月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAの宇宙飛行士キェル・リングレンが、国際宇宙ステーションのクルーメンバーのために新鮮な食物を運ぶ「こうのとり5号 H-2 貨物船(HTV-5)」で2015年8月25日に到着した新鮮な果物で囲まれている。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

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9月11日:拡張された色の冥王星

2015年09月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

冥王星は見た目よりカラフルである。7月の接近飛行の間にロボットニューホライズンズ宇宙船によってとられた、太陽系で最も有名な矮惑星のカラーデータとイメージがデジタル的に結合され、この予想外に若い地表を見せる古代の世界の誇張された視界を与えている。この誇張されたカラーイメージは、地球的に見て美しいばかりでなく、視覚的に際立つ異なる化学組成の地表領域を明らかにし、科学的に有用である。例えば、右下の明るい色のハート型のトンボー領域(Tombaugh Regio)は、異常に滑らかに見える最も左のスプートニク平原と、地質学的に異なる二つの領域に分けられことがはっきり示されている。今、冥王星を越えて飛び続けているニューホライズンズは、更に多くのイメージとデータの送信を続け、2019年1月に小惑星 2014 MU69 を飛んで過ぎるコースに変更するように指示されるだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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9月10日:国際宇宙ステーション、太陽面を通過する

2015年09月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

この五つのフレームから作られた合成イメージは、2015年9月6日日曜日に、バージニア州のシェナンドア国立公園を、秒速約8キロメートルで太陽面を通過する、国際宇宙ステーションをシルエットで示している。

<参考>: 国際宇宙ステーションには現在日本の宇宙飛行士油井亀美也を含む9名のクルーが搭乗していますが、そのうち3名は日本時間9月12日土曜日に地球に帰還する予定です。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

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9月9日:蝶の羽:対のジェット星雲「heic1518」の新しいハッブルイメージ

2015年09月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このNASA/欧州宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡イメージに見える微かに光る色は、対のジェット星雲の注目に値する複雑さを示している。この新しいイメージは、印象的な詳細で、星雲のシェルと膨張するガスの節を強調している。二つの素材の虹色の突出部が中央の星のシステムから外へ伸びている。これらの節の中では、二つのガスの巨大なジェットが、毎時100万キロメートルを上回る速度で星のシステムから流れ出している。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

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9月8日:グリーンランドの海の氷

2015年09月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

北半球が夏の熱さを経験していたとき、氷は北極の水とそれを囲む遠い陸地の中で動き融けていた。NASAのアクア衛星の中間解像度画像分光放射計(MODIS)は、2015年7月16日に、グリーンランド沖で海氷のこの真の色のイメージを捕えた。沖合に大量の溶けた海氷を見ることができ、南の氷の渦がグリーンランドの海を横断する風と流れによって形づくられている。グリーンランドの海岸に沿って、氷河からの冷たい塩分のない融けた水が海に流れ出ている。グリーンランド内部からの非常に冷たい空気が海岸線から氷を押しのけ、夏の高所でさえ保たれる冷たい水と空気の混合が海の氷を許している。衛星からの観測によれば、2015年は他の低い年を追っている。過去10年間には、記録的な氷の広がりが少ない9年を含んでいた。年間の最低は一般的に8月の遅くまたは9月前半起きる。北極海の氷の量は広域な温度上昇によって減少してきている。北極は地球全体の温度変化に対して数倍敏感である。

<注>: 右のイメージは縦横を変換しています。右方向が北です。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」

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9月7日:巨大な集団、イメージを曲げ壊す

2015年09月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このイメージの最も明るい青の多くは、巨大な銀河達の集団の背後に並んだ、一つの、変わった、青い、リング状の銀河である。ここの集団の銀河達は一般的に黄色に見え、集団の暗黒物質と共に重力レンズの働きをしている。重力レンズは、ワイングラスを通して遠くの街灯を見ているときの光の多くの点のように、背景の銀河達のいくつかのイメージをつくることがある。恐らくまさに形成されつつある、この背景の銀河の特徴的な形は、集団の中心から4時、10時、11時、12時の別々のイメージとして現れ、天文学者達に推論の場を提供している。集団の中心近くの青い汚れは恐らく同じ背景の銀河の他のイメージである。最近の分析は、全体で11の別々の背景の銀河達の、少なくとも33のイメージが識別できると仮定した。ハッブル宇宙望遠鏡からの銀河の集団 CL0024+1654 のこの壮観な写真は2004年11月にとられた。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリックして大きなイメージでご確認ください。

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9月6日:藻類の嵐の目

2015年09月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

欧州宇宙機関のセンチネル2Aが、2015年8月7日に、バルト海の中央で藻類の花のこの詳細なイメージを捕えた。10メートルの空間的分解能を持つこのイメージは、絶妙な詳細でこの藻類の嵐の目の花を明らかにしている。船の後には、船のプロペラで花がかき乱された真っ直ぐな暗い線を見ることができる(大判参照)。

<出典>: 「Space in Images;欧州宇宙機関」

<デスクトップ壁紙>: こちら(1600x900) から

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9月5日:ヨーロッパの赤いスプライト

2015年09月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパの雷雨の雲の上を横断して赤いスプライトが踊っている。チェコの Martin Popek が、9月1日に、これらのサンプルを捕えた。夜光雲、流星、オーロラと共に、地球大気の上層のスプライトは真の宇宙気象現象である。一部の研究者達は、これらが、スプライトを誘起させるスパークを提供する、地球の大気のトップを叩き二次電子をつくる、深宇宙からの亜原子粒子、宇宙線にリンクしている考えている。スプライトは少なくとも1世紀前に見られたが、ほとんどの科学者達は、スプライトがスペースシャトルのカメラで撮られた1989年まで、その存在を信じなかった。今、「スプライト追跡者」達は、彼らの家庭から定期的に上空を撮っている。

<注>: 昨日の記事で上層大気の放電現象「スプライト(Sprite)」を御紹介しましたが、たまたま Spaceweather,com を通して、“これまでにない激しいスプライト”が紹介されましたので取り上げました。 Spaceweather.com の 「スプライトギャラリ」 を参照してください。多くの写真が提供されておりますがその瞬間を捕える難しさが見て取れると思います。

<出典>: 「Space Weather com News」

<大判>: イメージをクリック(著作権に注意)。

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9月4日:宇宙からのスプライト/国際宇宙ステーション新クルー到着

2015年09月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

8月10日、古い月とオリオンの星達が東の地平線に昇った。月の弱まりつつある三日月は、惑星地球の他の大きな衛星、国際宇宙ステーションからのこのスナップショットで露出過度になるほど未だ十分に明るかった。緑色の大気の光が惑星の夜の縁で大気を追っている。下部では、都市の光りと雷雨からの稲妻のフラッシュが、南メキシコの空に現れている。このスナップショットは、また、上層大気の稲妻の珍しい形の驚くべきまぼろしを捕えている、右端では、大きな赤いスプライト(sprite:妖精)が稲妻のフラッシュの上に捕えられている。この露出の間のステーションの軌道の動きが都市の光りをぼやけさす一方、赤い妖精の極めて簡潔なきらめきが鮮明である。今では雷雨と関係していると分かっているが、スプライトについては、それがどのように起きるのか、大気の広域な電気の流れに対する影響、それらが青いジェットまたは地球のガンマ線フラッシュのような他の上層大気の稲妻の現象に関連があるのかなどを含めて多くの神秘が残っている。

<参考>:稲妻は電荷をもった雲と地上との間に起きる放電現象ですが、スプライトはそれらの雲と高層の空間との間に起きる放電現象です。右中段の白い塊(稲妻)の上の赤い上向きの放射がスプライトです。かっては高層を飛ぶパイロットなどのみが稀に見かける神秘現象でした。大判イメージで確認してください。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<お知らせ>: 国際宇宙ステーションに向かう3名のクルーは、日本時間9月2日に予定通り打上げられました。宇宙ステーションへの到着は今日9月4日金曜日午後4時半過ぎの予定です。なお、時刻の変動があり得ますのでご注意ください。中継放送は  「天文ニュース」   「トップニュース」 から。

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9月3日:ソユーズ、ステーションへの2日間の旅のために打上

2015年09月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ソユーズ TMA-18M 宇宙船は、カザフスタンのバイコヌールコスモドロームから、東部夏時間水曜日午前12時37分(日本時間9月2日水曜日午後1時37分)に、国際宇宙ステーションに向けて打上げられた。打上のときステーションはカザフスタンの上空400キロメートルを飛んでいた。また、ステーションは離陸の1分未満前にバイコヌールのコスモドロームの上を通過した。ロシア連邦宇宙局のセルゲイ・ウオルコフ、欧州宇宙機関の Andreas Mogensen 、カザフ宇宙機関の Aidyn Aimbetov は、今、安全に軌道上にある。彼らは9月4日金曜日午前3時42分(日本時間9月4日金曜日午後4時42分)にステーションとドッキングする2日間のコースにある。NASAテレビはドッキングの放送を午前3時に始めるだろう。ウオルコフ、 Mogensen と Aimbetov の到着で、2013年以来初めて軌道の研究室クルーは9名になった。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

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9月2日:ソユーズロケット搬出される

2015年09月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

名の国際的なクルーが国際宇宙ステーションへの2日間の道のりの準備をしている。彼らを運ぶソユーズロケットは、今日、カザフスタンのバイコヌールコスモドロームで打上台に搬出された。ベテラン宇宙飛行士セルゲイ・ウォルコフは、東部夏時間9月2日午前12時37分(日本時間9月2日午後1時37分)に打上げられるソユーズ TMA-18M 宇宙船を指揮するだろう。欧州宇宙機関からの初めての飛行者 Andreas Mogensen およびカザフスタン共和国の Aidyn Aimbetov がステーションへの旅に参加するだろう。NASAテレビは打上とドッキングを中継放送するだろう。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

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<参考>: 国際宇宙ステーションでは、今、長期間宇宙飛行の身体的影響を調査するために、米国・ロシアのベテラン飛行士各1名が一年間の予定で長期滞在しています。このため、今回の交替は変則的なものとなり、実質的な交代要員は1名で、他の2名は短期間滞在の後地球に戻る訪問クルー(visiting clue)となっています。訪問クルーは欧州宇宙機関およびカザフスタンの飛行士です。国際宇宙ステーションでは、これまで、先任クルーの3名が帰還後、補充クルーの3名が打上げられてきましたので、このところ宇宙ステーション滞在者は6名を超えることはありませんでした。しかし、この変則的な派遣によって、今回は、短期間、9名が国際宇宙ステーションに滞在することになります。なお、欧州宇宙機関の飛行士は単なる客員クルーではなく、滞在中、ヨーロッパのミッションを行う予定です。

記事の詳細、打上の中継放送等は 「天文ニュース」 の「トップニュース」を参照してください。

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9月1日:三次元で表された「創造の柱」

2015年09月01日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

欧州南天文台(ESO)の大型望遠鏡(VLT)のマルチユニット分光探査(MUSE)装置を使って、天文学者達は、NASA/欧州宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡からのイメージで有名な、鷲星雲(メシェ16)の「創造の柱(Pillars of Creation)」の、初めての完全な3次元の視界をつくった。この新しい観測は、このアイコン的なオブジェクトの異なるダストの柱がどのように宇宙に置かれているかを実証し、また、若い星から以前には見えなかったジェットを含む多くの新しい詳細を明らかにしている。集団の光り輝く星からの激しい放射と星の風が、時とともにダストの創造の柱を彫り約300万年で完全に蒸発させるだろう。

<参考>: 「創造の柱('Pillars of Creation')」と呼ばれる左のイメージは、ハッブル宇宙望遠鏡の性能と探査目的を最も良く表現したとされる代表的な成果です。ここでは多数の新しい星が生まれていると考えられています。ハッブル宇宙望遠鏡は1995年と2014年にこの「創造の柱」をとりました。左のイメージは2014年にとられたデータからの合成です。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

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