天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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1月16日: ヨーロッパ宇宙機関2018(4)

2019年01月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

しばらくの間、昨年末ヨーロッパ宇宙機関が発表した「ヨーロッパ宇宙機関2018」の一部を連載します。なお、解説を含む表示方法は原典と異なります。

その4:火星の南極の地下の水

ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスによって集められたレーダデータが、火星の南極領域の下差渡し20キロメートルに及ぶ液体の水を示唆した。このスリルに溢れた発見は赤い惑星とその居住性に関する知識について大きく貢献するだろう。その15年の軌道の後も、マーズエクスプレスは特別な洞察を届け続けている。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<お知らせ(再々掲)>: 米国では昨年末から国家予算案の審議が滞っていますので、国家機関であるNASAの活動にも様々な影響が出ています。一例としてはNASAテレビはほぼ休止状態にあります。ただし国際宇宙ステーションの運用等の最低限の予算は保証されています。

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1月15日: ヨーロッパ宇宙機関2018(3)/お知らせ

2019年01月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

しばらくの間、昨年末ヨーロッパ宇宙機関が発表した「ヨーロッパ宇宙機関2018」の一部を連載しています。なお、解説を含む表示方法は原典とは異なります。

その3:火星を俯瞰する

ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスミッションが撮った火星。火星の地平線を含む北から南を見る珍しいイメージ。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 中央に火星を代表する巨大なマリネリス峡谷が見える。この峡谷は米国のグランドキャニオンよりはるかに大きい。

 

<お知らせ>: 延期されていたスペースXドラゴン貨物船は、国際宇宙ステーションから、東部標準時午後6時33分(日本時間1月14日月曜日午前8時33分)に解放されました。

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1月14日: 部分日食(2019年1月6日)

2019年01月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このイメージは国立天文台(東京、三鷹)で観測された1月6日の日食の最大付近(午前10時5分)の太陽です。国立天文台からはまた1分ごとのコマ落とし画像による太陽フレア望遠鏡リアルタイム連続画像(観測波長Hα)が提供されています。 こちら(Youtube) からご覧ください。

<出典>: 「国立天文台」

<大判>: イメージをクリック。

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1月13日: 「SpaceX」-CRS-16 ドラゴン貨物船の切離し月曜日にセット

2019年01月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

太平洋の異なる場所でのより穏やかな海の状態の有利さを得るために、「スペースX」と国際宇宙ステーションオフィスは、貨物船の着水と回収を決めるステーションからの「SpaceX」-CRS-16 ドラゴン貨物船の出発を、日曜日の朝早くから日曜日の午後遅くまで移すことに同意した。ドラゴンは、東部標準時日曜日の朝ハッチが閉じられ、日曜日午後3時(日本時間月曜日午前5時)ごろにハーモニーモジュールから分離されるだろう。地上の管制官達は、今、日曜日の午後6時30分(日本時間月曜日午前8時30分)にドラゴンを Canadarm2 ロボットアームから開放するだろう。解説のないNASAテレビの放送は午後6時15分(日本時間月曜日午前8時15分)に始まるだろう。ドラゴンの軌道脱出点火は午後11時19分(日本時間火曜日午前1時19分)ごろに、バハ・カリフォルニア西への着水は月曜日午前12時10分(日本時間火曜日午前2時10分)ごろに予定されている。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 写真はハーモニーモジュールに取り付けられたスペースXドラゴン貨物船。中継放送を見るにはホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

<お知らせ(再掲)>: 米国では昨年末から国家予算案の審議が滞っていますので、国家機関であるNASAの活動にも様々な影響が出ています。なお、国際宇宙ステーションの運用等の最低限の予算は保証されています。

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1月12日: 冷たいトルコ

2019年01月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

「ヨーロッパ宇宙機関2018」は土曜日、日曜日は休みます。

雪がオーストリアとドイツに混乱を起こし続ける中で、1月9日からのこのコペルニクス・センチネル3イメージで示されたように、一時的な寒波の襲来がトルコにまで達した。1月6日日曜日にトルコに降り始めた雪は、遠隔地の村を切断し、オフィスと学校を閉鎖した。降雪は主に東と北の区域に影響を及ぼすが、アンカラを含む西の大きな都市も雪の厚いカバーを免れ得なかった。この気象は、また、特に赤の警報にあるドイツとオーストリアの、更に西に深刻な問題を引き起こしている。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

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1月11日: ヨーロッパ宇宙機関2018(2)/お知らせ(追記)

2019年01月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

しばらくの間、昨年末ヨーロッパ宇宙機関が発表した「ヨーロッパ宇宙機関2018」の一部を連載します。なお、解説を含む表示方法は原典と異なります。

その2:干潟星雲

NASA/ヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡が、その28回目の記念としてとった興味深いカラフルな干潟星雲(Lagoon Nebula)。この星雲は約 4000 光年にあり、幅約55光年、高さ約20光年。このイメージは興味深い幅約4光年の荒れ狂う星誕生領域を示している。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: このイメージは原イメージを切り出した上、右に90度回転させています。

<お知らせ(追記)>:米国時間1月10日に予定されていた、スペースX社のドラゴン貨物船の国際宇宙ステーションからの切り離しは、着水地点の天候不良から、日本時間日曜日午後5時36分に延期されました。なお、今回の切離しは中継放送の予定がありませんでしたが、日曜日の切離しは「解説抜き」で、日本時間日曜日午後5時15分から中継される予定です。視聴は「ホームページ」の「ウェブNASAテレビ放送予定」から。なお、これらの予定は米国の国家予算の審議の影響を受けたものであり、これまで続けられてきた活動と異なる動きになっています。

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1月10日: ヨーロッパ宇宙機関2018(1)

2019年01月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

しばらくの間、昨年末ヨーロッパ宇宙機関が発表した「ヨーロッパ宇宙機関2018」(左図)の一部を連載します。なお、解説を含む表示方法は原典と異なります。
 

 

その1:カラーによるガイアの空

ほぼ17億の星達の測定をベースにした、我々のミルキーウェイ銀河と近隣の銀河達のガイアの全天の視界。このマップは、2014年7月から2016年5月の間に、空のそれぞれ部分について、ヨーロッパ宇宙機関のガイア(Gaia)衛星によって観測された星のトータルの明るさと色を示している。明るい領域は特に明るい星達の密度の濃い集中を示している。

<出典>: 「Space in Images;ヨーロッパ宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: このイメージは「ホームページ」のトップページの背景に詳細に表示しています。当該ページの最下部からご覧ください。銀河の中心部と周辺の無数の星達が見られます。

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1月9日: 玉兎2号、遠い側のイメージ

2019年01月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

1月3日、中国の嫦娥4号宇宙船が、月の遠い側への最初の着陸に成功した。着陸船のカメラでとられたこのイメージは、フォン・カルマン・クレータ内部の着陸地点からである。それは、着陸船のランプを下り、現地の日の出近くの地面を横断して2週間の月の日を始める、デスクサイズの六つの車輪の玉兎2号ローバーを示している。探査するフォン・カルマン・クレータ自体は直径186キロメートルである。それは、最も古くあまり理解されていない何者かを含む月の地勢の、古く深い南極のエイトケン・インパクト盆地の中に横たわっている。通常は月の隠されている半球からの情報を中継するために、中国は、2018年5月に、月の遠い側の軌道に中継衛星鵲橋(じゃくきょう)を打上げた。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

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1月8日: ドラゴン、今週ステーションを出発

2019年01月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

スペースXドラゴン貨物船が国際宇宙ステーションのハーモニーモジュールに取り付けられて最後の週にある。一方、地上のロボット専門家達と軌道の研究室のクルーは、新年を多様な科学活動で働いている。ドラゴン貨物船は、12月8日に、軌道の研究室を補充するための科学機器と補充用品の 5,600 ポンド(2,540 キログラム)を届け、その貨物ミッションをほぼ終了している。ドラゴンは、分析のために使われた科学機器とハードウェアを、1月10日に、太平洋で、地球に持帰るだろう。写真は大晦日にケベック上空約257マイル(411キロメートル)で国際宇宙ステーションに取り付けられたスペースXドラゴン貨物船(中央)。

<出典>: 「国際宇宙ステーション(Space Station BLOG)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: 中継放送の予定は組まれていません。(国家予算関連?)

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1月7日: ウルティマ・トゥーレの回転(動画)

2019年01月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ウルティマ・トゥーレは地球から宇宙船で調査された最も遠い世界である。ニューホライズンズ宇宙船は、1月1日に、毎時 51,000 キロメートルでカイパーベルトの世界に向かって急ぐときに、太陽から65億キロメートルの薄暗い光の中で、38分間隔でこれらの二つのフレームを捕えた。接触二重星、ウルティマ・トゥーレの二つのこぶは、共に15時間ほどごとに1回回転する。回転する GIF イメージとして示されたこのフレーム間の回転は、これまでに見られた最も初期の世界の、これまでにない苛立つような3Dの眺望をつくり出している。科学チームによって個別に名付けられたウルティマとテューレ、より大きなウルティマは差渡し約19キロメートル、小さなテューレは差渡し14キロメートルである。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリックして動画をご覧ください。

<お知らせ(再掲)>: 米国では国家予算案の審議が滞っていますので、国家機関であるNASAの活動にも影響が出ています。ただし国際宇宙ステーションの運用等の最低限の予算は保証されています。

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1月6日: (臨時掲載)部分日食(2019年1月)

2019年01月06日 01時00分00秒 | 天文・宇宙

1月6日月曜日に、東アジア、北太平洋で部分日食が予想されています。日本では全国で見られる可能性があります。東京では午前8時43分から11時36分まで、10時6分が最大で42%ほどが欠けると予想されます。詳しくは右のリンクから国立天文台のページを、また、この日食に予想される世界の蝕の状況は Spaceweather.com(動画) からご覧ください。

<出典>: 「国立天文台」

<大判>: 大判はイメージをクリックして国立天文台のページから。

<ひとこと>: 日食は裸眼で直接見ないよう注意しましょう。

<お知らせ>: このページは明日月曜日から通常の掲載に戻ります。ただし米国の国家予算審議が止まっていますので、国家機関であるNASAの情報もほとんど止まっていますのでご承知おきください。

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1月5日: (臨時掲載)中国、月の遠い側に着陸/お知らせ

2019年01月05日 00時49分41秒 | 天文・宇宙

中国は月の遠い側へのローバーの着陸に成功した。嫦娥(じょうが)4号月探査機は、太陽系最大、最深、最古の既知のクレータ、南極のエイトケンの窪みに、北京時間1月3日午前10時26分に着地した。地球からは月の一面だけを見ることができ遠い側は隠されている。アポロ飛行士達は月の遠い側を飛び、多くの宇宙船が、我々が見る側と異なる、凹凸の、激しくクレータされた光景を明らかにする月の背後を撮ってきた。これは、地面を貫くレーダーで遠い側のクレータを調べ、赤外線分光計で鉱物の組成を測定する初めての探査になるだろう。水があればローバーはそれを発見するかもしれない。その特殊な目的のために2018年5月21日に中国が打上げた鵲橋(じゃくきょう)衛星が着陸地点での初めての写真を中継した。右下の図は南極のエイトケンの窪地を見たものである。この着陸は注目に値した。ミッション・コントロールは月の遠い側を直接見られなかったので、着陸船は多くの複雑な行動を独立して行なわなければならなかった。
(1) 高度約2キロメートルで、岩やクレータなどの大きな障害を確認するために、搭載カメラは月面のオブジェクトの影を捕えた。
(2) 100メートルのとき、探査機は小さな障害を確認するために浮遊し、地表の斜面を測定した。コンピュータは再計算し最も安全なサイトを選んだ。
(3) 地表上の2メートルでエンジンを停止し、その後、銀色のローバーを持つ金色の着陸船が、4本の足で、ダストを巻き上げて荒涼とした灰色の地表に着陸した。
この探査機は、地上のコントロールからの関与なしに、約12分間、全着陸プロセスを行なった。

<出典>: 「Spaceweather.com」

<大判>: 大判イメージは上のリンクをクリックして Spaceweather.com の記事から直接ご覧ください。

<お知らせ>: 1月6日日曜日午前10時ごろ、日本で部分日食が見られます。東京で最大になるのは午前10時6分、42%ほどが欠けるとされています。こちら からマップ(動画)をご覧ください。

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1月4日:(臨時掲載)ウルティマとトゥーレ

2019年01月04日 09時47分32秒 | 天文・宇宙

1月1日、ニューホライズンズはウルティマ・トゥーレと名付けられたカイパーベルト・オブジェクトに遭遇した。太陽から約65億キロメートルのウルティマ・トゥーレは、これまでに地球からの宇宙船で探検された最も遠い世界である。これまでに公開された最も高い解像度のこの歴史的なイメージは、ニューホライズンズ最接近の僅か30分前に約 28,000 キロメートルでとられた視界である。恐らく太陽系の誕生の直後の穏やかな衝突の結果であるウルティマ・トゥーレは、二つの関連する球状の形が相互の重力によって接続して保たれたコンタクトバイナリ(contact binary:接続された二重星)であることを明らかにしている。科学チームによって別々に名付けられたウルティマとトゥーレのより大きなロブ、ウルティマは直径約19キロメートルであり、小さなテューレは差渡し14キロメートルである。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<ひとこと>: より大きな判はイメージをクリック。1月4日午前9時現在、NASA本体からの発表はありません。これは、恐らく、米国国家予算審議の遅れによる影響と思われます。なお、中国の月の裏側着陸の記事は明日掲載します。

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明けましておめでとうございます。

2019年01月01日 00時08分49秒 | 天文・宇宙

      明けましておめでとうございます。

      本年もよろしくお願いいたします。

<お知らせ>: 1月1日から1月6日までの情報の更新は休ませていただきます。

なお、1月1日に、2015年の冥王星へのフライバイの後のニューホライズンズが、太陽から65億キロメートル離れたカイパー・ベルトの世界 2014 MU69 のフライバイを行います。非常に遠いので中継放送等の予定はありません。また、1月3日には、中国の嫦娥四号(Chang'e 4)が、歴史上初めての月の裏側への着陸を予定しています。着陸船との通信を中継する宇宙船は既に打上げられています。 これらは発表があり次第 “臨時に” 掲載します。

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