天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
提供しています。

1月24日: インサイト着陸船、火星で自画像をとる

2019年01月24日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

これは火星で見たNASAのインサイト着陸船である。太陽電池板を有するインサイトはほぼ小型バスの大きさである。インサイトは地震活動を検出する主要な目的によって2018年11月に成功裏に火星に着陸した。この自画像は、インサイト着陸船のアームによって、異なる時間に異なる部分がとられたいくつかのイメージの編集である。イメージの中央近くに見られるオレンジの半球形の地震計 SEIS が、今、火星の地表に置かれている。マーズインサイトは、バイキング、ソジャナー、パスファインダー、スピリッツ、オポチュニティ、フェニックス、キュリオシティに続き、火星でのロボット宇宙船の自画像を撮って送り返す長い伝統を続けている。マーズインサイトによってとられるデータは、火星のみならず地球を含む内部構造の先例のないデータを人類に与えることが期待されている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック。

<ひとこと>: NASAの火星固定型インサイト着陸船は、火星の地表近くの振動を捕らえ、火星の内部構造を推測しようとする初めての宇宙船です。昨年遅くに火星に着陸し、現在は地震計が地表に置かれたところまで報じられています。このミッションは初めてのことであり、どのような結果が報じられるのか不明ですが、この技術は、将来的には地球にも援用できるかもしれません。

コメント