天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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7月16日: パーサーバランスローバー、アトラスⅤロケットに接合する/お知らせ

2020年07月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2020年7月7日、フロリダのケープ・カナベラル空軍基地で、NASAのマーズ2020パーサーバランスローバーは、そのアトラスV打上ロケットの上に載せられるのを待っている。このマーズ2020ミッションは、赤い惑星への人間の調査に備えるための月へのミッションを含む、大きなプログラムの一部である。2024年までに月に戻る宇宙飛行士達を乗せ、NASAは、アルテミス月探査計画を通して、2028年までに、月面で、またその周りで継続した人間の存在を確立するだろう。

<出典>: 「パーサーバランス・ローバー(Perseverance Rover)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 火星へのマーズ2020パーサーバランス(発音注意:パーサーバ/ランス:忍耐の意)ローバーは、7月30日打上の予定です。中継放送の時刻などはホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。また、近くになりましたらいくつかのお知らせ記事を掲載します。

 

<お知らせ>: 三菱重工業株式会社による H-IIA ロケット42号機(H-IIA・F42)を使った、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府宇宙機関の火星探査機 「HOPE」の打上げは気象条件不良のため延期になりましたが、新しい打上日時は未だ発表されていません。 

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7月15日: 火星のコロレフクレータを飛ぶ/お知らせ(速報)

2020年07月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ宇宙機関のマーズエクスプレスによってとられたイメージに基づくこのムービーは、火星の幅82キロメートルのコロレェフクレータ(Korolev crater)を見せている。部分的に火星の北極冠を囲む大きなオリンピア砂丘(Olympia Undae)フィールドの南、赤い惑星の北の低地にあるこの保存状態の良いインパクトクレータは、一年中、水の氷で満たされている。このクレータのフロアは、その縁の下2キロメートルに横たわり、火星での無極性の氷の大きな貯水池を表す厚さ 1.8 キロメートルのドームになった堆積を囲んでいる。この窪地の最も深い部分が自然の冷えた状態で働くので、コロレェフ・クレータの内部では、水の氷は永久に安定している。氷の上の空気は冷たく、周囲の大気と比較して重いので、大気は熱伝導に乏しく、この水の氷のマウンドは熱作用と昇華から効果的に保護されている。このクレータは、ロシアの宇宙技術の父と呼ばれるロケットエンジニアであり宇宙船設計者セルゲイ・コロレェフ(1907-1966)の名をとって名づけられた。このムービーは、2018年12月に最初に出版された、マーズ・エクスプレスの高解像度ステレオカメラ(HRSC)からの、一回の軌道観測からの、イメージの合成を使ってつくられた。

<出典>: 「マーズエクスプレス(Mars Express)」

<アニメーション>: アニメーション動画はイメージをクリック(.mp4)。

<ひとこと>: 上の訳は要点のみ。私見であるが、火星にこれほど多くの水があるのか疑問が残る。一回の軌道観測に基づくものであり、少なくともNASAを含む他の記事では、この観測が火星に水がある強力な証拠として取上げられていない。 

 

<お知らせ:速報>: 三菱重工業株式会社による H-IIA ロケット42号機(H-IIA・F42)を使った、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府宇宙機関の火星探査機 「HOPE」の7月15日の打上げは、気象条件不良のため延期になりました。新しい打上日時は別途設定されます。 

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7月14日: 彗星 NEOWISE(C/2020のF3)の二重の尾は長くなっている/お知らせ

2020年07月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

週末のオーストリアで、朝の空全域の20度を超える写真が撮られた。撮影者は言った。「この彗星は一つの写真に収めるには大き過ぎる。私は三つのパネルを合成した」 二つの尾の明るい方はダストの尾であり、その上の幽かな方は太陽風によって押されたガスから成るイオン尾である。肉眼で彗星を見るときには黄白色のダストの尾が見える。イオン尾は幽かでありまた暁の空とほぼ同色の青なのでほとんど見ることはできない。しかしながら広視野のカメラの露出では美しい。
 現在、「夕方の彗星」はまだ地平線下にあり見ることはできない。しかし次第に日没の空高く登るだろう。7月15日以降、日没時に北斗七星の方向(北東)に見えるようになるだろう。夕方の空はマップは、14日 15日 から。

<ご注意>: この記事は7月13日のスペースウェザーコムの記事の要約です。イメージは個人の撮影であり著作権が保護されていますのでご注意ください。

<出典>: 「スペースウェザーコムニュース(Spacewhethercomnews)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 「ネオワイズ」はこれまで明け方のみ見えていましたが、今後は日没の空の北斗七星の方向(北東)に、次第に高く見えるようになります。しかし、次第に幽かになり、特に薄い方の尾は見えなくなるでしょう。いずれにしても日本列島の雲はしばらくとれそうもありません。僅かな雲の切れ間を期待するか、世界中からの写真の投稿 をご覧ください。

<お知らせ>:  JAXA は、三菱重工業株式会社による H-IIA ロケット42号機(H-IIA・F42)を使った、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府宇宙機関の火星探査機 「HOPE」の7月15日の打上げを発表しました。打上中継は種子島、7月15日午前5時、 「三菱重工業のサイト(Youtube)」 から。 

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7月13日: 広域な大気汚染マップ、今、利用可能になる

2020年07月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

世界中に大気汚染追跡の場を提供する新しいオンラインプラットホームを、今、大衆が利用可能になった。ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル5P衛星からのデータを使ったこのマップは、14日間の動きの平均の“二酸化窒素の濃度”を示している。このマップは、時系列で世界規模の変化を示す以外に、利用者が関心のエリアを拡大することもできる。この平均化されたマップは、多くのエリアに見られる二酸化窒素の濃度の急激な減少による COVID-19 都市閉鎖の影響を反映している。これらの影響は、今、世界中で容易に探すことができる。我々の大気の二酸化窒素濃度は、日光、温度、風などの気象状況の変化などの、放出の変化によって毎日広域に変化する。二酸化窒素は、電力施設、船、その他産業施設から放出され、呼吸系疾患の可能性を増し、人間の健康に多くの影響を及ぼす。このマッピングは今 https://maps.s5p-pal.com/ から見ることができる。

<出典>: 「センチネル5P(Sentinel-5P)」

<大判>: イメージをクリックしてズームアップし、各地の汚染状況をご覧ください。

<ひとこと>: 二酸化窒素は人間の活動によって発生することから、その濃度の変化によって、その地域の人間の活動量を知ることができます。コロナウィルスの発生初期、武漢を含む中国北部・日本(3月21日・22日の記事:以下同様)、イタリア北部(3月15日)、インド(5月5日)、全般(3月31日)など、またその他(4月20日)に、急激な二酸化窒素濃度の減少(都市閉鎖などに伴う人間の活動の縮小)が見られた。今回の分析で日本を拡大して見ると、東名阪、東京は特に京浜工業地帯の汚染が激しい。世界的に見ると、中国の、特に広域の汚染が際立っている。

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7月12日: 続:ネオワイズ彗星

2020年07月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2020年7月5日、NASAのパーカー太陽探査機は、彗星 NEOWISE のユニークな視界を捕えるために適した場所にあった。パーカー太陽探査機の位置は、宇宙における宇宙船に、彗星の双子の尾の無比の視界を与えた。この彗星は、3月27日に、NASAの近地球オブジェクト広域赤外線探査衛星(WISEまたはNEOWISE)によって発見された。(以下略)

<出典>: 「パーカー太陽探査機(Parker Solar Probe)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 太陽に接近したときにできる二筋に分かれた彗星の尾がこのイメージの特徴です。この彗星については、その後も様々な記事が発表されています。この彗星は太陽系の外から飛来したと考えられており、その核の大きさは彗星としては特異な“5キロメートルもある”と推定されています。
日本列島は天候不順が続いており観測の機会が少ないですが、彗星は比較的長く動かずにとどまります。しばらくは日の出前1時間半ごろからの、地平線上北東方向の雲の切れ間を期待してください。
7月15日の空のマップは こちら から、世界中から寄せられた彗星の写真は こちら から。共に スペースウェザーニュース から。

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7月11日: 宇宙飛行士ボブ・ベンケン、船外活動を行う/お知らせ

2020年07月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2020年7月1日の6時間1分の船外活動の間に、NASAの宇宙飛行士遠征63ボブ・ベンケンが、国際宇宙ステーションの右舷6トラス構造の、古くなったニッケル水素バッテリを新しいリチウムイオン電池に交換するために働く。
ベンケンは、バッテリーを固定するためのボルトを外しまた取り付けるために、ピストル形のグリップ・ツールを使っている。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<お知らせ>: 雨続きの日本では見ることができませんが、太陽系外から飛来したとされる「ネオワイズ」彗星が世界各地で観測されています。 スペースウェザーコムニュース からご覧ください。昨日の記事も参考に・・・。

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7月10日: ネオワイズ彗星/お知らせ

2020年07月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このイメージの中央の小さい流星は、チュニジアとイタリアの間の地中海を周ったときに、国際宇宙ステーションから撮られた彗星ネオワイズ(Neowise)である。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: このイメージは国際宇宙ステーションから捕らえられたネオワイズ彗星です。この彗星は太陽系外から訪れたと考えられており、7月3日に水星の内側を太陽に最も接近し、現在は太陽系外に向かっています。以下に別の解説も掲載しておきますので参考にしてください。

我々の太陽系の最も遠くから訪れている彗星が、夜間に壮観な展示を見せている。この C/2020 F3 NEOWISE と名付けられた彗星は、2020年7月3日に、我々の生涯での太陽への一度限りの接近を行い、8月中旬までに地球の軌道の外側を太陽系の外に向かって横断するだろう。この彗星は、7月3日に水星の軌道の内側を通過した。その太陽に非常に近い通過は、その氷の表面からガスとダストを放出し、彗星の最も外の層を暖め、大きな破片の尾をつくっている。国際宇宙ステーションの宇宙飛行士達も、彼らの有利な視点から、地球の大気の上にそれを見つけた。 
この記事の詳細はホームページの 「アストロサイエンス」 参照。 

<お知らせ>: NASAの火星探査ローバー、パーサーバランスの打上が7月30日以降と発表されました。これまでの計画では7月20日以降と報道されていました。中継放送時刻等はホームページの 「ウェブNASAテレビ放送予定」 から。

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7月9日: NASAのソーラーダイナミクス天文台からの太陽の10年間のコマ落としを見よう

2020年07月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2020年6月現在、NASAのソーラーダイナミクス天文台(SDO)は、10年間ノンストップで太陽を見ている。地球の周りの宇宙の軌道から、 SDO は、太陽の、過去10年間に 2000 万ギガバイトのデータを集め、4億 2500 万の高解像度イメージを蓄積してきた。この情報は、我々の最も近い星の働きについて、また、それが太陽系にどのように影響しているかについて、無数の新しい発見を可能にしてきた。

<出典>: 「ソーラーダイナミクス天文台(SDO)」

<アニメーション>: アニメーション動画はイメージをクリックして Youtube から。

<ひとこと>: 1時間に及ぶ長編ですが飛ばしながら見てください。次第に活動が弱まり、11年の太陽の活動周期が見てとれます。 

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7月8日: キュリオシティローバーの夏の旅始まる

2020年07月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

NASAのキュリオシティローバーは、夏を通して約 1.6 キロメートルを横断し続けるだろう旅に出かけた。ローバーは、旅の終わりまでに、古代の微生物生命を維持したかもしれない状況を捜して、2014年以来探査してきた、高さ5キロメートルの火星の山脈の次の部分に登ることができるだろう。ゲイルクレータのフロアにあるシャープ山は、時とともに構築された堆積物の層から成っている。それぞれ層は、火星が地球に似た環境から、どのように変化したかに関する物語を語っている。ローバーの次の停止場所は「硫酸塩を含んだユニット」と呼ばれる山脈の一部である。石膏やエプソム塩のような硫酸塩は、通常水が蒸発したときにその周りに生じる。これらは、気象と生命の見通しが約30億年前にどのように変わったかに関する更なる手掛かりである。

<出典>: 「マーズローバーキュリオシティ(Curiosity Mars Rover)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。 

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7月7日: ボイジャー1号からのエウロパと木星

2020年07月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

最大で最も遠い中央右の大赤斑は、恐らく、355年前にジョヴァンニ・カッシーニが着目したであろう以来木星で荒れ狂ってきた巨大な嵐のシステムである。左下には木星最大の月の一つエウロパがある。この1979年のボイジャーからのイメージは、エウロパが表面の下に海を持ち、したがって、地球外生命を探すための良い場所であるとする現代の仮説を強めている。しかし、右上の暗いところは何だろう? それは、他の木星の大きな月イオの影である。ボイジャー1号は、インパクトクレータが見られないことから、イオが大きく火山性であることを発見した。1979年のボイジャー1号の木星へのフライバイからの16のフレームが最近再加工され、ここに示されたイメージをつくるために結合された。おおよそ43年前、ボイジャー1号は地球から打上げられ、それまでにない太陽系の最も大きな探査の一つを開始した。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: その後の木星とその月の探査はホームページの 「ガリレオ記念記録」 から。 

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7月6日: ミルキーウェイの磁気の流れ

2020年07月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

磁気的に並んだ小さなダストの粒による観測の分析は、この全空のイメージに曲線で示されたように、我々のミルキーウェイ銀河の、以前には知られていなかった磁場の構造を表している。暗い赤はミルキーウェイの平面を示し、そこではダストの濃度が最も高い。平面上の巨大なアーチは、我々の銀河のコアからの過去の爆発的な出来事の残骸の可能性があり、概念的には、我々の太陽に見られる磁気のループのような構造に似ている。この曲線の流れのラインは中性の水素ガスの星間のフィラメントとともに並び、これらの磁場は、星間の媒体を成形するだけでなく、星達を形づくる際にも重力を補うのかもしれない。磁気が我々の銀河の進化にどのように影響を及ぼしたかは、恐らく、来る何年間かの調査の話題として残るだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: この記事の内容はこれまでに見たことがない壮大なものですが、それらのデータがどのようにして得られたかの記述がありません。

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7月5日: ロバート・ベンケン、ステーションの電力システムを更新する

2020年07月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2020年6月26日、NASAの宇宙飛行士ボブ・ベンケンとクリス・キャッシディは、国際宇宙ステーションの右舷6トラス構造のバッテリを交換し電力システムを改良する、今期2回の船外活動の初回を行った。6時間7分の船外活動の間のベンケンがここに描かれている。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 国際宇宙ステーションでは、2017年以降、古いニッケル水素電池をより効率の良い新しいリチウムイオン電池に交換する作業が続けられてきた。この作業は、(1) 新しいリチウムイオン電池を日本の「こうのとり」の外部露出部に搭載して運び、(2) ステーションのロボットアームを使って地上からの遠隔制御で取り出して運び、(3) 宇宙飛行士達の船外活動で旧来の電池から新しい電池に切替え、(4) 廃棄のために古い電池を所定の位置まで運び (5) 最終的に地上から切替の成否を確認する、という手順で行われてきた。
スペースシャトルの廃止後重量物の運搬可能な貨物船は日本の「こうのとり」のみとなり、これらの切替作業は「こうのとり」の運行に依存することになった。新しいリチウムイオン電池の運搬は今年5月末の「こうのとり9号」の到着で終えており、今回の船外作業はあと2回を残すのみとなった。なお、現在の「こうのとり」の運用は今回の9号で終わり、今後は新しいバージョンに移行する。また、知られているように、リチウムイオン電池は先般ノーベル化学賞受賞者になった吉野彰氏らの成果である。 

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7月4日: 1997年7月4日:ソジャナー、赤い惑星に到着

2020年07月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

マーズパスファインダーミッションのソジャナーローバーは、1997年7月4日に赤い惑星に到着した。このミッションは一連の科学機器を火星に届ける低コストの方法を実証するように設計され、今日のマーズローバーの基盤としての役目を与えられた。パスファインダーはエアーバッグ着陸システムと革新的なペダルデザイン(注:大判イメージ参照)を使ってローバーを着陸させ、この方式は、その後、他のローバーの火星への着陸にも使われた。ソジャナーは、予定された7日間のミッションを83日過ごし、火星の地形を調査し、写真を撮り、化学・大気・その他の測定を行った。設計の3倍生きた母船は着陸後カール・セーガン記念ステーションと名付けられ、12倍生きたローバーはソジャナー・トゥルースと名づけられた。このミッションでは、着陸船からの 16,500 超のイメージとローバーからの 550 のイメージを含む23億ビットの情報を、また、15以上の岩と土の化学分析と風と気象の広範囲なデータを送り返した。アレス峡谷着陸地点でのこのパノラマでは、遠くにソジャナー・ローバーが見える。パスファインダーミッションは東部夏時間1997年9月27日午前6時23分に終了した。

<出典>: 「NASAの歴史(NASA History)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: マーズパスファインダーは 1997年の今日、米国の独立記念日 に火星に着陸した。短期間ではあったが、かって火星には水があった根拠となるなど多くの重要なデータを得た。宇宙探査で初めての探査車ソジャナーローバーは、ほぼ電子レンジの大きさ、その目の高さは猫の目の高さに匹敵し、母船経由の地球からの指示を受け、ルート選択など自律的に判断して働いた。


<お断り>: コロナウィルスの世界的流行により、NASAを含む、世界的な活動に影響を与えています。この際これまでに掲載できなかった記事や、ウィルスと無縁な宇宙ステーションからの記事、以前の特筆すべき記事などを含めて掲載しています。

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7月3日: 棒渦巻銀河 NGC 1300

2020年07月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

大きな、美しい、棒渦巻銀河 NGC 1300 は、エリダヌス座の約 7000 万光年に横たわっている。素晴らしい島宇宙のこのハッブル宇宙望遠鏡の合成写真の視界は、完全な銀河の作品の、これまでで最大のハッブルイメージの一つである。 NGC 1300 は幅 100,000 光年以上に及び、このハッブルイメージは、この銀河の優位な中央のバー(棒)と、堂々とした渦巻の腕の、驚くような詳細を明らかにしている。実際に、詳細な調査では、この古典的な棒渦巻自体の核は、径約 3,000 光年の渦巻構造の、注目に値する領域を示している。我々のミルキーウェイを含む他の渦巻銀河のように、 NGC 1300 は、中央に超巨大なブラックホールを持つと考えられている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。


<お断り>: コロナウィルスの世界的流行により、NASAを含む、世界的な活動に影響を与えています。この際これまでに掲載できなかった記事や、ウィルスと無縁な宇宙ステーションからの記事、以前の特筆すべき記事などを含めて掲載しています。

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7月2日: ローターカム・インパクトクレータ

2020年07月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

小惑星の日(Asteroid Day)に、ヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル2号ミッションは、ナミビアのローターカム(Roter Kamm)インパクトクレータに我々を連れて行った。クレータの輪郭の円の形がイメージの左の中央下に見ることができる(右のイメージでは小さいので注意)。このイメージのフル解像度は10メートルである。ローターカムインパクトクレータは、ナミビア南西のナミブ砂漠のダイヤモンド鉱山エリア、 Tsau Khaeb 国立公園にある。地質学者によれば、このクレータは約500万年前に地球と衝突した大きな船ほどの大きさの隕石の衝突によってつくられた。それは、周囲の平原の上にそびえるほぼ40~90メートルの縁と共に、さび色の赤い砂丘の中にはっきり見えている。そのフロアは、厚さ少なくとも100メートルの砂の堆積によって覆われている。
隕石や小惑星は、我々の世界に数百万の傷跡を残したインパクトクレータに見られるように、地球の発展に影響を与えてきた。毎年6月30日には、世界的に認められている小惑星の日(Asteroid Day)が、小惑星への意識と地球への衝突の可能性から保護するために何ができるかを喚起させる。この日は、近年の最も有害な既知の小惑星として知られる、1908年6月30日にシベリアに起きたツングスカの記念日にあたる。

<出典>: 「センチネル2(Sentinel-2)」

<大判>: フル解像度イメージ(1.58 MB)は右上のイメージをクリック。

<ひとこと>:  発表時刻と時差の関係からここでの掲載は1日以上遅れます。

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