天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

NASA、ESAを始め主に外国の宇宙探査情報を
ハッブルから宇宙ステーションまで、幅広く、毎日
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1月16日: スペインの冷たい覆い

2021年01月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このヨーロッパ宇宙機関のコペルニクスセンチネル3号衛星イメージが示すように、数日前、豪雪がスペインの地域に深刻な打撃を与えた。この衛星イメージは、この国がこの50年間で最もひどい降雪にあった、週末に降った雪の後まだ危機にあった中央ヨーロッパ時間1月12日 11:40 に撮られた。最悪の被災地の一つマドリードは、空港が閉鎖され、列車はキャンセルされ、道路は閉じられた。中央スペインの人々は激しい雪に続く深刻な寒さの中で奮闘している。少なくともこの20年間でスペインで最も寒い夜、マドリードの東の山脈では、気温が摂氏マイナス25度まで急落した。

<出典>: 「センチネル3号(Sentinel-3)」

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1月15日:宇宙ステーションにドッキングする「スペースX」のドラゴン貨物船 /新春特集

2021年01月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

「スペースX」ドラゴン貨物船が、ハーモニーモジュールの宇宙に面した国際ドッキングアダプタにドッキングしているのがとられる。右側に、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「きぼう」研究室モジュールの実験ロジスティックスモジュール(「きぼう」の収納庫)が見える。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

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<ひとこと>: 国際宇宙ステーションで初めての民間輸送船「スペースX」ドラゴン貨物船の出発は、着水地点の天候不良から一日延期され、火曜日に、ハーモニーモジュールの宇宙に面した国際ドッキングアダプタから切離された。ドラゴンは国際宇宙ステーションの実験結果や機材などを持帰ることができる唯一の貨物船。水曜日の夜メキシコ湾に着水した。右下は参考構成図(クリックして大判参照)

<お知らせ>: コロナウィルスが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。今日のテーマは「宇宙の礁を横断する(ビデオ)」

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1月14日: 火星のストライプの砂丘 /新春特集

2021年01月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

火星のこれらの砂丘は何故縞模様なのだろう? ここに示されたイメージは、最近、火星偵察軌道船(MRO)の HiRISE カメラで撮られたストライプの砂丘、火星の Kunowsky クレータを示している。多くの火星の砂丘は、明暗のエリアのパターンをつくる二酸化炭素(ドライアイス)の霜で不規則に覆われていることが知られている。二酸化炭素は溶けずに昇華し直接ガスに変わる。二酸化炭素はまた固体としてグリーンハウスの素材であり、したがって氷の下の熱を捕らえることができ、下から昇華することができ、間欠泉のような爆発を引き起こす。これらの爆発は火星の春の間に黒い解けたパターンをつくることがあり、そこでは暗い砂が露出する。しかしながら、示されたこのイメージは、気象がこれらのストライプを特に分かり難くする、冷えた火星の秋にとられた。一つの仮説は、それらが、昼夜のサイクルの一部として、より弱い爆発あるいは熱のストレスから形成される氷の亀裂によって起きるというものであるが調査は続いている。更に多くの火星の季節を通してこれらの砂丘やその他を見ることが、我々に、このミステリーを解くための、より多くの手掛かりを与えるかもしれない。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<お知らせ>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。今日のテーマは「ハッブルの記念イメージのコレクション(ビデオ)」

 



http://astronews.jp/astronewyear2021.htm#210114

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1月13日:  ハッブル、木星とエウロパの鮮明な新しいイメージをとらえる/新春特集

2021年01月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2020年8月25日にNASAとヨーロッパ宇宙機関のハッブル宇宙望遠鏡によってとられた木星のこの最新のイメージは、この惑星が地球から6億5300万キロメートルにあったときに捕らえられた。ハッブルの鋭い視界は、研究者達に、この怪物の惑星の擾乱する大気、注目に値する新しい嵐、色の変化する大赤斑の新らしい気象のレポートなどを与えている。ハッブルの新しいスナップショットのユニークでエキサイティングな詳細には、時速560キロで移動する明るく白い引き伸ばされた嵐が北の緯度の中央に表れている。この一つの噴煙は2020年8月18日に噴出し、その後、別のものが現れた。ハッブルは、惑星の南半球で反時計回りに周る大赤斑が、白とベージュのリボンを形づくりながら、それより前の雲に突っ込んでいることを示している。大赤斑は、現在、特に赤い色に富んでいるが、その核と最も外縁部は更に深い赤に見えている。研究者達は、大赤斑が、今、差渡し 15.800 キロメートルほどの、地球をのみこむのに十分な大きさであると言っている。1930年に遡る望遠鏡の観測に注目すると、このスーパー嵐は依然として縮んではいるが、その収縮率は減速しているように見える。その大きさの減少する理由は、完全にミステリーである。研究者達は他の形の変化に注目している。天文学者達によって赤斑ジュニアと名付けられた Oval BA が、このイメージの大赤斑の下に現れている。木星の氷の月エウロパがガスの巨人の左に見える。エウロパはその氷の殻の下に液体の海があると考えられている。2022年の打上げが予定されているミッション、ヨーロッパ宇宙機関の木星氷の月探査機は、木星とその大きな月、ガニメデ、カリスト、エウロパの三つを探査しようとしている。紫外線の視界と結合されたハッブルの近赤外画像装置は、この惑星の霞と粒子の高度と分布に対する洞察を提供する、ユニークな全色性の観察を提供している。これは絶えず変化する雲のパターンを示し、ハッブルの可視光線の写真を補っている。

<出典>: 「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)」

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<お知らせ>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。今日のテーマは「科学者達、火星の水を宇宙に放つのに熱とダストが関係していることを発見」

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1月12日:  ハーシェルとプランクが見たペルセウス分子雲/新春特集

2021年01月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このイメージは、ヨーロッパ宇宙機関のハーシェル宇宙望遠鏡とプランク宇宙望遠鏡のデータの組合せによるペルセウス分子雲を示している。写真の明るい領域は、ハーシェルによって観測された三つの異なる波長(250、350、500ミクロン)の星間ダストの粒による放射を示し、「ドレープ(掛け布)パターン」で画像を横切る線はプランクデータに基づく磁場の向きを表している。この近くの分子雲複合体は、ペルセウス北とペルセウス南の二つの成分で構成されており、何れも大量の暗い星雲を含んでいる。北の成分は画像の左下に、南の成分は右上に向かって見えている。ペルセウス北には、広範囲に調査された暗い雲 B5 を含み、更に IC 348 散開星団を含んでいる。ペルセウス南はこのイメージで最も明るいエリア NGC 1333 星雲のホームであり、また、この複合体で最も活発な星生成領域の一つである。ペルセウス南には、また、Barnard Object B1、Lynds 暗黒星雲 L1448、L1455、L1451 を含んでいる。

<出典>: 「今年のイメージ:ヨーロッパ宇宙機関(Year in images 2020)」

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<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関から今年を代表するイメージとして発表されたものです。原本は、複数の記事が掲載されていますので、上のリンクから追ってください。

<お知らせ>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。今日のテーマは「2020年の太陽」

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1月11日:  ニューヨーク/ニュージャージーメトロポリタン・エリアの夜の光景

2021年01月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ニューヨーク市と、ニューヨーク/ニュージャージーメトロポリタンエリア周辺のこの夜間の写真は、ペンシルバニア上空421キロメートルを周っている国際宇宙ステーションからとられた。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

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1月10日:  262マイル上空から東京が描かれる‎

2021年01月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

上空262マイル(416キロメートル)を周回する国際宇宙ステーションから夜の東京が撮られた。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

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1月9日:  262マイル上空から大阪が描かれる‎

2021年01月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

上空262マイル(416キロメートル)を周回する夜間の通過の中で、国際宇宙ステーションから大阪湾と大阪が撮影された。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

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<お知らせ>: 「新春特集」は、土、日、祝日は休みます。

 

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1月8日:  コスミックラテ:宇宙の平均の色/新春特集

2021年01月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

もし全ての空がより正確に塗られたなら、その最終的に混合された色は何色になるだろう? この気まぐれな疑問は、近くの銀河達に星達が溢れているとの判断を試みたときにやって来た。その答えは、ここに示された、条件つきで認められたベージュの色合いである。この色はコンピュータでは #FFF8E7 で示される。これを決定づけるために、天文学者達は、 2dF 調査の 200,000 の銀河達、分析された銀河達の大きなサンプルの一つによって放出される光を計算上平均化した。結果として生じる宇宙のスペクトラムは、電磁スペクトルの全ての部分で“ある放射”を持っているが、合成色として一つが認められた。この色は、より赤い星がより一般的になりつつあることを示し、これまでの100億年の間に青を失ってきた。この色により良い名前をつけるコンテストでは、注目されるエントリーには、スカイボリー(skyvory)、ユニベージュ(univeige)などがあり、その勝者はコスミックラテ(cosmic latte)であった。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

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<ひとこと>:  2dF 調査結果は こちら を参考に・・・。

<お知らせ>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。今日のテーマは「レトロ未来的なNASAの宇宙芸術」

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1月7日:  ステーションの中で、ラディッシュの球根が描かれる/新春特集

2021年01月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

宇宙での食糧生産の管理と、微重力状態での栄養と好みの評価について植物学者達が学ぶのに役立てるための、国際宇宙ステーションの先進的植物生息環境の中で育つラディッシュ植物の間に“球根”が撮られる。

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

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<ひとこと>: このラディッシュ(大根、蕪など)は恐らく 20日大根(はつかだいこん) と呼ばれる蕪(かぶ)の一種。その名の通り短期間で収穫できる。国際宇宙ステーションではこれまで多くの種類の植物の育成が試みられてきたが、これは宇宙での生活には貴重な存在になりそうだ。最近の国際宇宙ステーションの記事にも頻繁に現れる。ところで、植物は根の方向をどのようにして検知するのだろうか。無重力の世界では宇宙に向かっても正確に根付くことができる。重力の方向とは関係ないのだろう。左の写真は野口飛行士とラディッシュ(クリックして大判参照)。

<お知らせ>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。今日のテーマは「空を横断する星達の旅を追う」

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1月6日:  火星のグリーン・クレーターの砂丘フィールド/新春特集

2021年01月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2020年4月27日にとられた南緯 52.3 度東経 351.8 度に中心におくこのイメージは、火星の南半球のアルギレ四辺形(Argyre quadrangle)の大きなグリーン・クレータ(Green Crater)の中にあるクレータの一部を示している。このイメージでは、明るく白い氷で部分的に覆われた、赤い土で囲まれた右側のほぼ黒い砂丘フィールドを明らかにしている。また、部分的に氷で覆われた溝がイメージの中央のクレータ壁に見える。科学者達は、今、この季節の氷と溝の存在の関係を調査している。このイメージは、火星の南半球の春の昼夜平分時の直後にとられ、そのとき、右のクレータの最南端の部分は氷がほとんど完全に無く、中央の北の部分はまだ部分的に覆われていた。地球で赤道に面した斜面が多くの日光を受けるように、この南のクレータ壁は、太陽に対して長く露出されてきたので、このエリアの氷はより速く退いている。

<出典>: 「イメージの一年:ヨーロッパ宇宙機関(Year in images ESA)」

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<お知らせ>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。今日のテーマは「ヨーロッパ上空の二酸化窒素濃度」

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1月5日:  オリオン星雲の中心の混乱/新春特集

2021年01月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ハッブル宇宙望遠鏡とスピッツァー宇宙望遠鏡によって見られたように、このオリオン星雲の合成画像において、水素、硫黄、炭化水素の気体の渦が幼児の星の集合を抱えている。二つの望遠鏡は、共に、 1,500 光年離れたこの星形成工場の宇宙の雲の中の炭素が豊富な分子を露出させている。ハッブルの紫外線と可視光の視界は、「トラペジウム」と総称される巨大な星からの強烈な紫外線によって加熱されイオン化された水素および硫黄ガスを明らかにし、一方、スピッツアの赤外線の視界は、雲の中の炭素の豊かな分子を露出させている。これらの望遠鏡は、共に、イメージを通して撒き散らされた様々な点として、オリオンにおけるこれらの星達を明らかにしている。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the Day)」

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<新春特集>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。今日のテーマは「地球に届けられた小惑星リュウグのダスト、NASAの宇宙生物学者達調査の準備」

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1月4日:アポロ8号:地球の出

2021年01月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

初めて乗組員を乗せた宇宙船が月を周航したときの、宇宙飛行士達、アンダーズ、フランク・ボーマン、ジム・ラベルとともに乗った、アポロ8号のビル・アンダーズによってとられたこの肖像的な写真は、月面を越えて覗いている地球を示している。

<出典>: 「今日のイメージ(Image of the Day)」

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<ひとこと>: 今年、2024年の月への有人飛行に向けた本格的な準備が始まる。有人宇宙船オリオン、大型打上ロケット(SLS)、それに対応する打上台などはすでに開発され、今年これらを統合した打上テストが計画されている。

<お知らせ>: コロナが蔓延しています。「巣篭り需要」に応えるために、しばらく「新春特集」を連載します。今日のテーマは 「マーズローバー2020:着陸迫る」

 

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