今世界の国々ではペットボトル水が当たり前になった。
北京のスーパーでもペットボトル入りのミネラルフォーターの新商品が昨夏お目見えした。
チベット自治区・標高5100メートルの水を詰めた「チベット氷河ミネラルウォーター」
中国が2005年に消費したボトル水は、日本の7倍の1286万キロリットル。アメリカ、メキシコについで3位。
チベットの水は、9.6元(140円)と通常の5倍だが、売上げは上々だと。
国家環境保護総局によると、河川や湖の70%が汚染され、都市部の90%の河川は飲料水の水源に適さない、と。
江蘇省無錫市では、昨年水源の「太湖」ではアオコが発生、水道水が腐臭をを放った。ボトル水を求めてスーパー前に
市民の長蛇の列が出来た。記録的な高音と少雨、工場や生活排水、農薬使用で湖が富栄養化した、と。
国連開発計画によると、アフリカのサハラ以南47カ国で暮らす7億2000万人のうち水道水や浄化装置のある井戸など
衛生的な水源を利用できるのは55%に過ぎない、と。
米国、カナダ国境にある五大湖の一つヒューロン湖。カナダ側の湖畔サーニアでは、190もの工場と隣り合せで先住民チペワ族が
暮らす。化学工場の煙突から白煙が立ち上り悪臭が漂う。
五大湖周辺では、水銀やポリ塩化ビフェニールなど有害物質が魚や鳥から検出されている。米加両政府は43箇所を汚染地域に
指定。
大小の湖や沼が点在するミシガン州のスタンウッド。人口200人の町は、2002年、大手食品メーカー「ネスレ」のボトル工場をめぐる
裁判で揺れた。工場が地下水をくみ出してボトル水の生産を始めた途端、取水地の近くの湖や小川の水位が下がり始めた。
住民は、生態系に影響が出る、として工場の操業停止を求める訴訟を起こした。
一審で住民側が勝訴。州最高裁は、昨年、企業活動を妨げることは出来ない、として指し止め請求を退ける一方、和解を勧告。
取水量を求める協議が続く。同様の裁判は、フロリダ、ウィスコンシンなどにもある。
15年前は、ボトル水を飲むのは奇妙に思えたが、今はガソリンの3倍の値段で買っていると。
日本でも、一度ボトル水を飲むと、水道水に戻れない人が多いのではないでしょうか。
(讀賣新聞参照)
北京のスーパーでもペットボトル入りのミネラルフォーターの新商品が昨夏お目見えした。
チベット自治区・標高5100メートルの水を詰めた「チベット氷河ミネラルウォーター」
中国が2005年に消費したボトル水は、日本の7倍の1286万キロリットル。アメリカ、メキシコについで3位。
チベットの水は、9.6元(140円)と通常の5倍だが、売上げは上々だと。
国家環境保護総局によると、河川や湖の70%が汚染され、都市部の90%の河川は飲料水の水源に適さない、と。
江蘇省無錫市では、昨年水源の「太湖」ではアオコが発生、水道水が腐臭をを放った。ボトル水を求めてスーパー前に
市民の長蛇の列が出来た。記録的な高音と少雨、工場や生活排水、農薬使用で湖が富栄養化した、と。
国連開発計画によると、アフリカのサハラ以南47カ国で暮らす7億2000万人のうち水道水や浄化装置のある井戸など
衛生的な水源を利用できるのは55%に過ぎない、と。
米国、カナダ国境にある五大湖の一つヒューロン湖。カナダ側の湖畔サーニアでは、190もの工場と隣り合せで先住民チペワ族が
暮らす。化学工場の煙突から白煙が立ち上り悪臭が漂う。
五大湖周辺では、水銀やポリ塩化ビフェニールなど有害物質が魚や鳥から検出されている。米加両政府は43箇所を汚染地域に
指定。
大小の湖や沼が点在するミシガン州のスタンウッド。人口200人の町は、2002年、大手食品メーカー「ネスレ」のボトル工場をめぐる
裁判で揺れた。工場が地下水をくみ出してボトル水の生産を始めた途端、取水地の近くの湖や小川の水位が下がり始めた。
住民は、生態系に影響が出る、として工場の操業停止を求める訴訟を起こした。
一審で住民側が勝訴。州最高裁は、昨年、企業活動を妨げることは出来ない、として指し止め請求を退ける一方、和解を勧告。
取水量を求める協議が続く。同様の裁判は、フロリダ、ウィスコンシンなどにもある。
15年前は、ボトル水を飲むのは奇妙に思えたが、今はガソリンの3倍の値段で買っていると。
日本でも、一度ボトル水を飲むと、水道水に戻れない人が多いのではないでしょうか。
(讀賣新聞参照)