中台経済協定に調印、800項目で関税引き下げ(朝日・読売)
29日、中国の対台湾窓口機関・海峡両岸関係協会の陳雲林会長と台湾の対中国窓口機関・海峡交流基金会の江丙坤理事長は、中台間の自由貿易協定(FTA)にあたる中台経済協力枠組み協定(ECFA)に中国・重慶市内のホテルで、調印した。
協定は、モノとサービス両面の貿易、投資における障壁の撤廃を目指す。
事実上の自由貿易協定(FTA)で、輸入関税を引き下げ、市場の開放を進め、貿易と投資を活発化させる狙いだ。
具体的には、中国側が、石油化学、機械、紡績、自動車部品など539項目、台湾側が267項目で優先的関税引き下げを行うと定めた。双方は13年1月1日までにゼロ関税を実現するという。
台湾では2008年に国民党の馬英九(マー・インチウ)総統が就任して以来、政治的に対立してきた中国との関係改善を図っており、1949年の中台分断以降、初の包括的協定となった。
台湾は中国との関係強化で経済活性化を狙うが、中国にとっては将来の台湾統一に向けた布石の意味がある、と。
◆自由市場
29日、中国の対台湾窓口機関・海峡両岸関係協会の陳雲林会長と台湾の対中国窓口機関・海峡交流基金会の江丙坤理事長は、中台間の自由貿易協定(FTA)にあたる中台経済協力枠組み協定(ECFA)に中国・重慶市内のホテルで、調印した。
協定は、モノとサービス両面の貿易、投資における障壁の撤廃を目指す。
事実上の自由貿易協定(FTA)で、輸入関税を引き下げ、市場の開放を進め、貿易と投資を活発化させる狙いだ。
具体的には、中国側が、石油化学、機械、紡績、自動車部品など539項目、台湾側が267項目で優先的関税引き下げを行うと定めた。双方は13年1月1日までにゼロ関税を実現するという。
台湾では2008年に国民党の馬英九(マー・インチウ)総統が就任して以来、政治的に対立してきた中国との関係改善を図っており、1949年の中台分断以降、初の包括的協定となった。
台湾は中国との関係強化で経済活性化を狙うが、中国にとっては将来の台湾統一に向けた布石の意味がある、と。
◆自由市場