◆再生医療再生医療にみられるように、医療技術の進歩は著しいですね。
皮膚、血管、目の角膜、神経、・・・
■東京女子医大先端生命医科学研究所、岡野光夫(てるお)所長が開発。
☆心臓病ー心筋シートによる心筋再生医療ー心臓移植を受けるチャンスがなくても再生医療で復活する心臓。
患者の太ももの筋肉から筋肉のもとになる細胞を採取。シート状に細胞を培養する技術を利用して心臓に生着させることが可能になったという。ー2007年に成功。海外から来日して治療を受けた人を含めて10人が治療を受けたという。
■京都大学
2010年11月、原因不明の突発性難聴で耳が聞こえなくなった患者に対し、聴覚細胞の再生を促し聴力を回復させる治療に成功したと発表。(耳鼻咽喉科チーム)
「治療法がないメニエール病や老人性難聴にも有効かもしれない」と中川隆之講師。
受精卵からあらゆる細胞に育つ「胚性幹細胞(ES細胞)」:
山中伸弥教授が作製に成功したことで知られるヒト「iPS細胞(新型万能細胞)」。
■大阪大学
・心臓血管外科
外科手術の適応となる一般心臓血管外科疾患(冠動脈疾患、弁膜疾患、大動脈疾患、先天性心疾患など)に加えて、先進医療として心臓移植・肺移植、補助人工心臓、重症心不全に対する再生医療などを行っています。
ー診療科長 澤 芳樹ー
☆再生医療は、1987年米国で培養皮膚が初めて承認された。
日本では2000年ごろから本格化したという。
・2003年、脚の血管が詰まる「閉塞性動脈硬化症」などに対する血管再生が、一部に保険がきく国の高度先進医療に指定された。
・2007年、重いやけどに自身の皮膚を培養して移植する培養皮膚が初の医療製品に承認された。
しかし、実用化では欧米に大きく後れをとっているという。
東京女子医大先端生命医科学研究所の岡野光夫所長によると、
2008年末現在、再生医療の特許を持つ企業は日本の37社に対し米国146社、欧州77社。
製品化及び治験開発中の件数は、アメリカ64件、欧州15件に対して日本は2件だけだという。
◆医療機関案内