のあ いちい ワールド

ここは、物書き「のあ いちい」の、人間世界とそれ以外の宇宙人について多くふれるブログです。

睡眠障害、眠り病、ナルコレプシー、睡眠時呼吸障害

2011-06-05 13:46:51 | 医療情報
◆長時間睡眠者:
健康な過眠症であれば、13~14時間眠っていても問題なし。


◆特発性過眠症:
長時間寝てもすっきりせず、日中の眠気が消えないことが特徴。

・特発性過眠症にあたるような症状であれば、

◎日本睡眠学会ホームページ参照:
http://jssr.jp/


◆ナルコレプシー:
睡眠をコントロールする脳の機能に異常をきたす病気。
オレキシンという物質の欠乏との関連が注目されている。
根本的な原因が分かっていない。
(精神科、あるいは神経内科の一部の専門医に相談してください)

◆睡眠時無呼吸症候群
睡眠時呼吸障害は、眠っている間に異常な呼吸となり、しかも身体にさまざまな障害がでる病気。
睡眠時無呼吸症候群は睡眠時呼吸障害と呼ばれ、昼間の眠気、いびき、呼吸停止(無呼吸)などがある。

・閉塞性睡眠時無呼吸症候群:睡眠中の筋弛緩により舌根部や軟口蓋が下がり気道を閉塞することが主な原因とされる。
・中枢性睡眠時無呼吸症候群 :脳血管障害・重症心不全などによる呼吸中枢の障害で呼吸運動が消失するとされる。

※眠ってはいけない時にふらーっとする人は、「睡眠時呼吸障害」かもしれません。
専門医にご相談ください。


◆これらの睡眠の問題は、専門家でないと診断がつきにくいため、呼吸器、精神科、あるいは神経内科の一部の専門医に相談されることが良い、ということです。

以下の、「睡眠障害 専門病院」を参照してください。


◎睡眠障害 専門病院
http://www2s.biglobe.ne.jp/~narukohp/index.html


☆宮崎総一郎(みやざき そういちろう):
秋田大学医学部卒業。
滋賀医科大学睡眠学講座特任教授
日本睡眠学会理事、日本睡眠学会睡眠医療認定医、 日本耳鼻咽喉科学会認定医、日本気管食道科学会認定医
1981年から鼻呼吸障害が睡眠にどのような悪影響をもたらすかを研究。特に小児のいびき、成人の無呼吸の病態研究と治療に従事。

■関連ブログ【健康と病気】
◆健康と病気


ピック病、脳、認知症、携帯電磁波

2011-06-01 23:09:33 | 医療情報
脳と言えば、今日のニュースで、

携帯電話の電磁波が発ガンの原因になると、
WHOが発表しましたね。

私が初めて聞いたのは、10年近く前でしたでしょうか。
携帯電話の電磁波が脳に影響を与えないはずがない、という記事を読んだのは。

その後のデータが出た、ということでしょうか。一日30分で、10年以上利用すると、癌になる確率が、
40%増し、とか。
あまり、耳に押し付けて利用しないほうが良い、と。


ところで今日は、
ピック病のことです。

発病率が、アルツハイマー型認知症より少ない。あるいは、別の病名をつけている可能性があるとも考えられますね。
ピック病には、まだ明確な診断基準がないとのこと。それで、誤診が発生するわけですが、分かっていることもあります。現在、国内に1万人以上のピック病患者がいると推定されているそうです。

それで、現時点では、入所先がなくて困っているんですね。

比較してみますと、

●アルツハイマー型認知症 :
・脳の後頭葉や頭頂が侵される。
・記憶の障害が現れる。食事をしたことを忘れるなど 。
・100年ほど前に発見され、原因の究明や治療の開発が不十分ながらも進んでいる。
・高齢になるほど増え、女性にやや多く、 40代以降65歳頃までに発病することが多い。

●ピック病 :
・脳の前頭葉や側頭葉に萎縮が起きる。
・行動の障害⇒同じことを同じ時間に繰りかえす、など。
・100年ほど前に発見されるが、世界共通の診断基準がなく、発生頻度も不明。
・性差は見られない。

◇ピック病は、認知度も極めて低いので、現在、容易には周囲に理解してもらえないと聞きます。

◆万引で捕まったのをきっかけにピック病が見つかることが多いそうです。働き盛りの社会的責任ある人が、そうした行動をするので、変だな、ということで、専門医が診て病名が付くわけですね。
そのほか、怒りっぽくなる(性格変化)、上記にあげましたが、同じことを繰り返す、など。

しかし、
万引きの場合、行動だけを見ると、反社会的ということで、会社を辞めさせられたりして、大変なことになってしまいますね。


上記のような日常生活での行動異常が出て、次第に記憶障害や言葉が出ないなどの神経症状が現れ、最終的には重度の認知症に陥るそうです。
そして、ほとんどが10年以内に衰弱して死亡することが多いとのこと。


原因や治療法はまだよく分かっていませんが、脳血流を活発にする栄養補給や適切なケアで、悪化を遅らせることは可能と考えられるそうです。

CT・MRIの検査では、前頭葉・側頭葉に目立つ局所性の脳萎縮が認められ、
SPECT・PET(脳血流や脳ブドウ糖代謝をみる検査)では前頭葉・側頭葉の血流あるいは代謝の低下を認めるそうです。

※詳細は、以下、リンク先にてご確認ください。

◎以下に施設と専門医にふれておきます。

【きのこグループ】
■社会福祉法人 新生寿会
ベッド数  全施設  572床
職員数  全施設 約530名

http://www.kinoko-group.jp/sinseijyukai%20.html
(※詳細は上記リンク先にてご確認ください)


●グループホーム「ラーゴム(ローゴム)」:
http://www.kinoko-group.jp/kinokokai.html
(※詳細は上記リンク先にてご確認ください)

ピック病専門グループホーム
・通所介護 ラーゴム
〒714-0071 
岡山県笠岡市東大戸2712-3
グループホーム  1階 TEL 0865-63-0909
通 所 介 護  2階 TEL 0865-63-6515

☆佐々木 健(ささき けん) きのこエスポアール病院院長
1948年2月22日生まれ。
鹿児島大学医学部卒業。岡山大学医学部神経精神科を経て、1980年、きのこ診療所開業。
1984年、日本初の認知症高齢者専門病院「きのこエスポアール病院」開設とともに、院長に就任。
社会福祉法人新生寿会理事長に就任。現在まで認知症の人々にとってどんな支援が必要なのかを追求している。

◎以下、参照リンク:
http://www.npwo.or.jp/documents/100529ninchisyo_care/resume1.html

◆医療機関案内