桜の開花宣言がありましたが、強風でみな飛ばされませんように!
われわれ日本人にとって、
桜はさまざまな色彩を添えていますね。
願わくば花の下にて春死なむその如月の望月の頃 (西行)
扇にて酒くむかげやちる桜 (芭蕉)
私の生家には、坪庭に、春になると辺りをパット明るくしてくれる桜の木がありました。
しかし、その当時、不幸なことが続き、その華やかな桜がよくないと、伐採してしまったのです。
ところで、
アメリカと日本のかけはし
として桜が話題になりますよね。
アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.のポトマック河畔の桜並木。世界の名所の一つになっているとか。
明治の終わりごろに、アメリカのタフト大統領夫人の希望により、当時の尾崎行雄東京市長がプレゼントしたものだとか。
そして、
ハナミズキの返礼と里帰り桜
1915年(大正四年) アメリカ側から感謝のしるしとしてハナミズキが日本に届けられました。
花ことば・「返礼」と言われるハナミズキは、アメリカでは最も愛される木のひとつなんですね。
そして、前述のアメリカ合衆国の桜の「子孫」とされる桜が日本の各地に植えられて「里帰り桜」とよばれているんですね。
世田谷の成城学園の近くにある祖師谷公園の桜もそれだとか。
さらに、
2003年には、瑞ヶ池公園に日米友好の桜が植樹されたとのこと。
日本人にとって、
さくらやハナミズキが
希望のかけはしになって欲しいと私は思うのです。

森山直太朗 さくら
ただよう愛