ー陽子線がん治療施設完成ー長野・松本の相沢病院
長野県内初ー陽子線でがんを治療する医療施設は全国10か所目ー
長野県松本市本庄の相沢病院が最先端のがん放射線治療を目指し整備を進めていた「陽子線治療センター」が完成しましたね。
陽子線治療センター
実際には、2013年秋頃の治療開始を目指しているそうです。
陽子線治療は放射線の一種である陽子線を光の速度の70%にまで加速し、がん組織にピンポイントで照射してがん細胞を殺すという方法ですね。
体表など無関係の部位に与える影響を抑えられるため、エックス線などに比べて患者の身体的な負担が少ないというメリットがあります。
同センターでは狭い敷地を有効活用するため、垂直に置く構造を採用したとのこと。
垂直構造の陽子線治療施設は世界で初めてだという。
治療対象として想定するのは、
前立腺、肝臓、頭部などだという。
保険適用外のため、治療には250万~280万円かかる見通し。
相澤孝夫院長は「治療の選択範囲を広げることが重要。患者が最適な治療法を選ぶことになれば」(読売)と話している。
☆相澤孝夫 理事長・院長
長野県松本市生まれ。
1973年東京慈恵会医科大学卒。同年信州大学医学部 第二内科入局。
・資格
医学博士、日本内科学会認定医、日本消化器病学会指導医、日本消化器病学会専門医
・経歴
1981年特定医療法人慈泉会 相澤病院副院長就任。
1983年信州大学 医学博士学位取得。
1988年社会福祉法人恵清会 特別養護老人ホーム 真寿園設立 理事長に就任。
1994年特定医療法人慈泉会 理事長就任。特定医療法人慈泉会 相澤病院院長就任。
2006年「特定・特別医療法人慈泉会」に名称変更。
2008年社会医療法人の認定を受ける。「社会医療法人財団慈泉会 相澤病院」に名称変更。
長野県病院協議会常務理事、長野県病院厚生年金基金理事、長野県医療法人協会副会長、日本医療法人協会代議員、長野県透析医会会長、日本病院会理事、全国病院経営管理学会副会長
現在に至る。
※2012年6月
相澤病院とNTT東日本が、医療機関に蓄積された診療情報を時系列で表示する地域医療連携システムを共同開発し、トライアル運用を開始。