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「センター突破これだけはやっとけ」 世界史編

2007-09-26 20:19:20 | 特集「センター突破これだけはやっとけ」
皆さんこんにちは、前回の地理に続いて、今回は世界史の勉強法について考えてみようと思います。


とにかく世界史は憶える量が多い! これは世界史を選択した人は宿命ともいえる課題です。


実は、世界史の勉強法は、主に2つに分類されます。それは・・・

 1 タテの世界史(各地域を、古い歴史から現代まで通史としてみる)
 2 ヨコの世界史(一つの年代における各地域のつながりを関連させてみる)

です。このうち、1については、重点的に勉強してほしい地域は3つあります。ヨーロッパ、アジア、そしてイスラム世界です。
イスラム世界の見直しは、試験対策として非常に有効になると思います。なぜなら、ヨーロッパの西洋世界と、アジアの東方文明をつないできたのは、常にこの地域だったからです。特に、アッバース朝以降のイスラム世界の変遷(エジプト史・イラン史・中央アジア史・インド史)をまとめ、自分のものとしていきましょう。

次に、2についてですが、基本的には1の地域をつなげていく感じです。ただし、ヨコのつながりが最も顕著になるのは、第一次大戦以降の「国際情勢」の変遷になると思います。世界史上の国際関係の出題は、近現代を中心に出題されることが多いので、国と国との関係性だけでなく、地域と地域の結びつきや対立を、教科書や参考書を使ってまとめておきましょう。その際には、戦争史、文化史、あるいは、植民地史など、テーマを決めて勉強するとよいと思います。

年号や人物名をおぼえるコツは・・・

世界史の内容として、憶える内容を分類すると、このようになります。

 1 年号・年代
 2 事件・事象(国・王朝の建国含む)
 3 関連人物
 4 地図(おこった場所)

暗記が苦手な人や、憶えられない人は、この4項目をバラバラに勉強してしまいがちです(例えば、1と2のみ、2と3のみの暗記など)。多少面倒でも、「~年に、~が、~で、~がおこる」というように、4つを連動させて単語帳などを作ってみましょう。

最後に、今の自分の力を試したい、あるいは自分の力をもっと伸ばしたいと思っている人へのアドバイスです。多くの過去問をしっかり解くと同時に、憶えたことを「人に教える」ことをやってみましょう。知識を定着化する最も良い方法の一つだと思います。そこで、自分の知識の中であいまいな部分があれば、そこを重点的に復習していくと良いですね。世界史では「あいまいな多くの知識」よりも、「確実な知識」が求められるので、残った時間を有意義に使って、センター後を笑顔で迎えられるようにがんばりましょう。

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