ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 夏おにぎり 」  和田 はつ子

2016-03-14 23:37:23 | 
    「 夏おにぎり 」  和田 はつ子

        

大ベストセラーシリーズ第二幕。 「 瑠璃の水菓子 」を読んでから1年以上たち3冊抜けている間に第二幕になっていました。
「 塩梅屋 」のおき玖さんが南町奉行所の同心・伊沢蔵之進と祝言を挙げ、お店は4時までの約束で通いで手伝っています。
三吉ちゃんも随分慣れてきて季蔵さんの役に立っていそうです。
貧しい人からはお金を取らず治療をしている名医の岡野玄良。 瑠璃の主治医の寺田先生が上屋敷に上がることになり、代わりに瑠璃の主治医をお願いすることに。
岡野先生の治療で瑠璃の心が少しずつ回復し快方の兆しが見えてきます。

第一話 滋味そうめん  茹でたそうめんを切った胡瓜と茗荷、ジュンサイで飾り、滋味酢をかけまわし生姜のすりおろしをのせたもの。
第二話 夏おにぎり   おにぎりを海苔で巻いたり中に具を入れて、衣をつけ油で揚げたもの。  鰻の柳川風。 『 どちらもおいしそうです。』  
第三話 冷やし煎餅   太刀魚と蓮根はさみ。 こんにゃくと枝豆のずんだ。 蛸飯。 イワシのつみれ汁。 他 
第四話 江戸一穴子

盲人の喜市が泥棒に家に火をつけられ殺されます。 その後、通夜番をしていた夏吉と梶吉も切り殺されます。
季蔵は料理人の合間に裏家業の隠れ者としての仕事に動き出します。

岡野先生は貧しい人からお金を取らないので薬屋に支払うお金がなく借金がかさみ、そこに目をつけられ悪事に加担しなければならなくなります。
一度手を染めると脅され抜けることができなくなり、結果は悲しいことになります。
せっかく瑠璃の病気に一筋の光が差したと思ったのに残念です。 この先どうなることか? 次作へ。


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