ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 食堂のおばちゃん 5 真夏の焼きそば 」 山口恵以子

2021-07-13 00:35:08 | 
          「 食堂のおばちゃん 5 真夏の焼きそば 」 山口恵以子

               

図書館の本。
~~~~~ネタバレあり
「 真夏の焼きそば 」 

最近、別々に毎日ランチに訪れる男性が、2人。 小太りの初老の両頬が少し垂れたブルドッグに似た男性。やせ形で目に迫力のある50歳ぐらいのシェパードに似た男性。
二人共焼きそばが好きで注文してくれる。 夜の居酒屋に来てくれた二人を要が見て、30年前の四和ビル爆破事件の犯人にシェパードが似ていると言い出す。
或る日ブルドッグが来なかった。 翌日、新聞に四和ビル爆破の犯人が捕まったと載っていたが犯人の顔を見て驚く。あのブルドッグだった。
25歳のシャープで精悍な容貌は太って崩れて弛み、鋭かった目も垂れ下がった瞼に隠れて小さくなっていた。じゃあ、シェパードが公安だったのか。歳月って、残酷。

「 禁断のチーズ和え 」
「 初めてのハラール 」

セネガル系のフランス人が店を訪れ「 私たちはムスリムで、ハラールを希望します 」と言う。
イスラム教の信者のことをムスリムと言って、食べられるものをハラール。食べられないものをハラームと言うらしい。
ハラームは、豚肉とその加工品とアルコール。  
二三はデパートのバイヤーだったので英語ができ、聞きながらハラール料理を出して客は大満足で店を後にした。

「 過ぎし日のカブラ蒸し 」

②で一子の夫の孝蔵の初恋の人の子供が登場したが、今回は高校生が一人で来店したのがその人の孫がだった。

「 気の強い小鍋立て 」
~~~~~~
今回も面白く読めました。
30年たっても、ちっとも変わってない人と、別人のようになる人がいますよね。その後の人生の経験が体型や顔や性格まで変えていくんでしょうね。
私は少し太りましたが、会えば見分けがつくと思います。親友も友人も少し歳は重ねていますが、変わっていません。
前に高校の同窓会に行ったとき、だれか分からない人が、髪の無くなった頭を隠して「 俺、俺 」「 ああっ 」なんてこともありました。
中学の時の初恋の人は、今はどんなおじいさんになっているやら。 お互いに、いい思い出として逢わない方が、、、。

私はイスラム教は無理だな。 豚肉が一番好きだし、ハムもソーセージも好き。 お酒も飲みたいもの。
フードタブー( 食物禁忌 )がないので助かります。

後、6巻と9巻がリクエスト中です。他の作品で「 婚活食堂 」が出ているようなのでリクエストしてきます。

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       ありがとうございます。  
コメント
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