ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 毒殺協奏曲 」  アミの会( 仮 )編

2021-12-13 20:47:09 | 
          「 毒殺協奏曲 」  アミの会 ( 仮 )編

               

アミの会、アンソロジー第2弾。
~~~~~ネタバレあり
「 伴奏者 」 永嶋恵美 合唱部の女性顧問の毒殺未遂事件。学校は事故と主張するが、生徒たちは犯人探しを始める。

「 猫は毒殺に関与しない 」 柴田よしき 作家が開いた鍋パーティーで、ある書店員の様子が急変して。
( ミステリー作家・桜川ひとみと飼い猫・正太郎の〈 猫探偵正太郎シリーズ 〉から。 数冊出ていて、まだ未読なので、機会があれば読んでみます。
今回の作品は、作家の家での鍋パーティ―の最中の出来事で、短編なのに登場人物が多すぎて、名前と関係が混乱してややこしかった。) 

「 罪を認めてください 」 新津きよみ   飼い猫が毒殺された。犯人は自慢の庭を荒らされたご近所さん。
猫は家族同様と言っても器物扱い。飼い主は意外な方法で復讐を考え実行する。 その方法とは? ( それは考えていなかったな。)

「 劇的な幕切れ 」 有栖川有栖  ネットで知り合い意気投合した自殺願望の男女。服毒自殺を図るも、意外な展開に。( 恐ろしい結末でした。)

「 ナザル 」 松村比呂美   水野希江は他人の好きなものにケチを付けたり、悪口を言ったりと、他人の不幸を糧に生きている。
みんなに嫌われているのに、全く気づいていない。 最後にそのツケがドカンとわが身に。
( やっぱり面白かった。 私も気づかないうちにイヤミを言うことがあるので要注意! 口は災いのもと。) 

「 吹雪の朝 」小林泰三  小さいときから台風嫌いの登美子は、僕の実家はめったに台風が来ないと言った人と結婚した。
しかし、実家は僻地の特別豪雪地帯で超限界集落。登美子は趣味で毒を集めている。登美子は致死量の意味をはき違えて大変なことに。
( 豪雪の僻地で、姑との暮らしや主人への不満などで、孤独で、ちょっとした疑心暗鬼でおかしくなっていたんだな。)

「 完璧な収集 」 篠田真由美   病弱だった叔父は、変わったものの収集をしていて、自分の死後はコレクションを引き取ってほしいと頼まれていた。
しかし、急に若い女性と結婚することになり、間もなく自殺。財産は女性の物になるが、私は女性の策略を暴き問い詰める。そして、、、。
( 最後の5行読んでも、女性がどうなったのか分からない。死んだの?人形になったの? 想像力欠如です。)

「 三人の女の物語 」光原百合  〈 ある女王の物語  クレオパトラ  〉 〈 ある姫君の物語  白雪姫 〉〈 ある人妻の物語 〉 
( 童話を下地に違う観点で書いています。 白雪姫の魔女は実の母で、王女が清らかで心優しく人を疑うことを知らなく育ち、国を統治するには危険なので、策を練り鍛え直している話。)

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