酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

「国を守る意識が足りない」

2010-05-27 05:54:28 | Weblog
 「最低でも県外」を投げ捨てたら、気分が軽くなったのか、わが鳩山由紀夫首相が珍しくまともなことを言っている。「国民自身で国を守ろうという気概が足りない」とおっしゃったのだ。

 《鳩山由紀夫首相は26日夜、日本の安全保障に関し「この国はこの国の人々で守るという、すべての国にとって当たり前の発想が今の日本にはない」と危機感を示した。同時に「それが自然かどうかという発想は国民一人一人が持ち続けるべきではないか」と指摘した。

 記者団が米軍普天間飛行場移設問題に絡めて「(常時)駐留なき安保という考え方は変わったのか」と質問したのに対し、「その考え方はいま封印している」とした上で根底の考え方として言及した。官邸で記者団の質問に答えた》=共同=。

 ついこの間、「考えれば考えるにつけ、抑止力は重要だ」などと寝ぼけたことを言っていた人物とは思えない。

 どういうやり取りの中でこの発言が飛び出したのかは定かではないが、普天間移設に絡んでいるのは間違いないだろう。だとすると、「国民自身がが国を守る」ことと在日米軍の抑止力の関係についても語らなければならない。

 自分の国は自分で守りますから、米軍はお引き取りください。鳩山の論理を進めていくとこうなる。当否はともかく、ひとつの考え方だ。最初からこういう骨太? な国防論議をすべきだった。

 しかし、いまさら遅すぎる。5枚舌の無責任首相は消えたほうがいい。政権交代を台無しにし、政治不信を極限まで高めた責任は重大であり、辞職では済まないほどだ。政界を引退して、超常現象評論家にでもなることをお勧めする。

 
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