酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

猪瀬君の変な日本語

2013-11-23 09:13:10 | 政治
 東京都の猪瀬直樹知事が徳洲会から5000万円を「借り」ていたという。「個人の借金であり選挙とは関係ない」-猪瀬は事件にならないよう火消しに懸命だが、弁明はボロボロ。とても文字で飯を食ってきた御仁とは思えないひどさだ。

 昨晩のNHKニュースで猪瀬は「たまたま」を連発していた。「たまたまご挨拶にうかがった」。難病で入院中、会話もできない徳田虎雄に会いにいくのが「たまたま」のはずがない。

 「たまたまお貸しいただけるというので」「個人の借入としてたまたまお借りしました」「たまたま報道が出て。たまたまそういう流れの中で時期が重なったということに過ぎません」…。

 「たまたま」とはめったにない偶然のことだ。こんなにも「たまたま」が重なればそれは偶然ではなく、必然=故意というべきだある。「(貸すというのを)お断りするのも申し訳ないような気がして受け取ったところがあります」-昨日の会見で猪瀬はこう述べていたが、今朝の報道では、1億の借り入れを要請し、徳田が「5000万で済ませろ」と息子に指示していた-と覆されている。

 一つ嘘をつくと、その嘘を糊塗するためにさらなる嘘を重ねるようになる。猪瀬の例はその典型だ。おそらく次々と「新事実」が出てくるに違いない。五輪の準備に師匠を来さないためにも、猪瀬はさっさと身を引いた方がいい。

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