記憶に残したいこと

     忘れない為に....

「ロマンシェ」

2019-03-19 06:16:26 | book
新聞広告で知り、読みたくて買いに行った本。
「ロマンシェ」⇒(原田マハ作)
主人公は美大を卒業した青年(遠明寺美智之輔)。
彼は高校時代の同級生の男子に恋心を抱いていた。
そんな彼に政治家の父は14歳年上の女性との縁談話を進めようとする。
窮地に立たされた彼は、その縁談から逃れようとしてパリ留学話に飛びつき、単身でパリに旅立つ。
芽が出ぬまま2年が過ぎ、留学ビザが切れかかった時にアルバイト先で憧れの作家・羽生光春という女性と出会う。
彼は、彼女が何者かから逃げているのを察知し、手助けをして彼女の潜伏先であるリトグラフ工房idemへたどり着く。
彼女のサポートをしつつ、彼はリトグラフ制作に取り組むのだが.....。

本の終盤に出てくる「君が叫んだその場こそがほんとの世界に真ん中なのだ。」という展覧会は本当にあった話。
原田マハさん本人がキューレーターを務める展覧会だった。


感想:男性なのに女性言葉で展開するから度々錯覚することがあった。
   大人になり切っていない少年のは波乱万丈なパリ生活って感じ。
   パリの行った場所だったり、知ってる駅だったりがいっぱい出てくる。
   頭の中の地図で行ったり来たりして楽しかったわ。
   当然、一気読み。
コメント
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