浅田次郎さんの「おもかげ」を買ったら、「おもかげ」の前に同じ地下鉄の本が出てる事を知った。
シリーズではないけれど、それなら読んでみようか?と思い購入。
「地下鉄に乗って」⇒(浅田次郎作)
主人公はサラリーマンの小沼真次。
真次は3人兄弟で、自殺した兄と父親の事業を継いだ弟の真ん中。
兄の自殺後、真次は父親を嫌って母親を連れて家を出た。
父親は入院していて真次に会いたがってると聞くが、真次は会おうとしなかった。
同窓会の帰り、真次は地下鉄駅の階段を上がると、そこは30年前に住んでいた町だった。
戦後、戦中、戦前と時間を行き来するうちに、父親の生い立ちを知る。
真次は父親を許せるのか? 兄はなぜ自殺したのか?
感想:タイムスリップするのはいいんだけど、戦争絡みやから暗い。
好みの本ではなかったわ。
読み終わるまで結構時間がかかったなぁ~。