脱力日記

スポーツ、本、映画ときどき仕事。自分の身の回りにある、ふとしたことを書き留めたいと思います。気軽にコメント下さい。

人脈

2012-10-10 02:09:05 | 日記
読書の秋ですから。

自宅の本棚を在庫一層だぁ…ということで、まずは数年前のベストセラー「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」。

キャッチーなタイトルにつられ、つい買ってしまった会計学の入門書です。

あまり、会計学とは関係ないけれど、なるほどなぁと思ったくだりを、少しご紹介。

人脈は回転率で考える。

回転率とは、商売で一番大事になるものだそう。ちなみにパチンコのことじゃ、ない!

回転率を挙げるためには、リピーターを増やすことが重要なんだとか。

確かに電気屋でも、クレジットカード会社でも、ポイント、ポイントと抱え込みに必死になっているご時世です

んで、人脈。

以下、抜粋かきます。

人脈というと、なるべく多くの業種の幅広い世代の人々と関係を持つことに重点が置かれがちだが、それは大きな勘違いだと思う。よく異業種交流会などが開かれているが、いくら名刺を配っても、顔は広くなるかもしれないが、それは人脈とは別物である。

100人と薄っぺらい関係を築くのではなく、100人の人脈を持つ、ひとりの人物と深くしっかりとした関係を築くべきなのだ。

だから、すでに知っている人物と何度も何度も関係を重ねていくべきだろう。

これ、なるほどじゃないですか。
ふむ。深くないですか。

決して、作者は新しい出会いを否定している訳ではありません。出会うんだったらきっちり付き合えよ、といいたいんでありましょう。

確かに、少し壁にぶつかると、人って新しい所に逃げたくなりますよね。そうすれば何か新鮮な気になる。

でも、自分をよく知っている人に、話を聞いてもらったり、課題を教えてもらったりするほうが、あとあと、実になっていたりする訳だったり。

あ~分かるわ。

お金の本なのに、遠くにいる親戚や友人に会いたくなる、不思議な本。

突然ですが、自分を商品に例えてまして、家族や友人、そして同僚にとって、回転率の高い人間でいたい。

そう、訳のわからない目標を立てた、中秋の一日でありました。


ズル

2012-10-10 00:34:33 | 日記
WOWOWのクラシコ解説で、都並氏が、面白い指摘をしていました。

クラシコでのバルサ2点目の場面。メッシがFKを直接沈めたのですが、その前の行動が面白かった。

審判がメッシから視線を離した瞬間、メッシはボールをポイントから少し下げる。バレないように、ちょっとだけ。

しかも、同じ行為を短い時間に3度も。まるで、ダルマさんが転んだです。

まぁレアルの壁が、ジリジリ前に
出てくるだろうから、こっちもそれなら下げますよ…と。

ズルにはズルを。稼いだ距離は1メートル。しっかりボールは高い壁を越え、ゴールに突き刺さったという訳です。

うーん、ずる賢い。

さて、所かわって大リーグはヤンキースのイチローです。

完全アウトのタイミングで、本塁に突っ込んだイチロー。しかし、捕手のタッチをヒラリヒラリとかわして、生還してしまいました。

まるでラグビーのウイングのような動き。突っ込むと見せかけて、急にスローダウン。一つ目のタックルをかわすと、回りこんで再びホームベースへ。そして今度こそと戻ってきた捕手を、もう一度かわして、右手で先制トライです。

野球には走路というものがあります。今回でいえば、走るイチローとホームベースを結ぶ線。そこを左右に1メートル外れてしまうと、守備妨害でアウトとなってしまいます。

そんなギリギリなルールをもすり抜けた神業には、天晴というほかありません。まぁ、実現させてしまう肉体には呆れてしまいますが。

ニク過ぎる。

異なる世界の天才が見せた、頭脳的なスーパープレー。

ズルいと嘆く方もいるのでしょうが、スポーツのとってもとっても、魅力的な部分だと思います。

これを、子供に教えるのは大変ですが。