脱力日記

スポーツ、本、映画ときどき仕事。自分の身の回りにある、ふとしたことを書き留めたいと思います。気軽にコメント下さい。

偽物

2014-03-06 15:50:40 | 日記


欧州サッカー批評。
表紙買いです。1150円。凄い本があるものだ。

題材は、私の大好物のペップ。
今季のバイエルンの進化について細かく説明されております。

中でも気になった記事はコレ。



まぁ掻い摘んで言いますと、バルサ時代にメッシを偽9番(ファルソヌエべ)として起用し、革命を起こしたペップ。それが今バイエルンでは、偽2番、偽5番で革命を起こしているというのです。

掻い摘んでどころか、これでは意味が分かりませんね。では、説明を。

ペップのサッカー
=
支配率を上げる
=
ボールを奪われなければ点は取られないので
=
ならば中盤に枚数が必要
=
バルサの場合、FWのメッシを下がらせた
=バイエルンの場合…

何とサイドバックを中盤に組み込むのだそうであります。凄い発想をするもんですなぁ。なので偽2番。

するとこんな感じ。


…リベリ……マンジュキッチ…ロッベン

…………クロース……チアゴ……………

……………アラバ……ラフィーニャ……

……ダンテ………ラーム……ボアテング

…………………ノイヤー………………

分かります?

ボランチにいるアラバは左サイドバックの選手。

その横にいるラフィーニャは右サイドバックの選手。

ラームはボランチから下がってボールを捌き…

センターバックは左右に開き、スペースを埋める。

たまらんねぇ。このカオス。

とにかく、言えることは、従来サイドバックに求められている能力だけでは、この戦術には適応できないということ。

必要とされているのは、専門性でなく柔軟性、そして言うまでもなく根本的な基本技術の高さでありましょうか。

まだまだ進化するサッカー。
この競技の奥深さ半端なし。