クラシコに勝って、優勝争いに返り咲いたバルサ。
そして、緩むことなくセルタに3-0で勝ったのに、何とせつない夜でしょう。
ビクトール・バルデス全治6ヶ月。
右ひざを痛め交代したGKは、実りの春どころか、スペイン代表としてのブラジルW杯も幻になってしまいました。
そして、担架に乗せられた彼は、顔をキーパーグローブで覆い、泣いていました。
胸から、腹から、込み上げる嗚咽。
それはそれは見てられないものでした。
色々なものを一瞬にして失ったことを、彼は自覚していたのでしょう。
彼は、今シーズン限りでのバルサ退団も公言していました。
だから、この試合が愛するクラブでの最後の試合になってしまうのかもしれません。
復帰は9月。
移籍も上手くいかないでしょう。
日本にいる私にとっても、何ともせつない朝。
ありがとうバルデス。
頑張れバルデス。
目の前のテレビでは、レアルとセビージャが熾烈な戦いをしています。
それでも、戦いは続いていく。
人生って、過酷だ。