脱力日記

スポーツ、本、映画ときどき仕事。自分の身の回りにある、ふとしたことを書き留めたいと思います。気軽にコメント下さい。

優男

2014-03-23 03:52:04 | 日記


優しすぎる男って、女性にはモテないなんてことを言います。

それは、男にだって同じ。やっぱり、大事な所では情熱的で荒々しい一面も見たいところ。

チェルシー6-0アーセナル。

10分で2点を失い、ビッグマッチは戦うことなく、あっさりと決着。

12月はシティに3-6。
2月はリバプールに1-5。

あまりに、勝負弱すぎます。

この責任は、この日、アーセナルで1000試合を迎えた、プレミア随一の優男・アーセン・ベンゲルにあるでしょう。

解任。

それしかない。

なぜか。

だってモウリーニョに一度も勝ったことのない男だから。
きっと、これからも勝てないから。


だって常に正攻法で挑むベンゲルの戦い方は、ライバルチームには、とってもやりやすいものです。特に相手の弱点をつくのが大好物のモウリーニョにとっては、なおさらです。

必ず中盤を経由するから、そこを潰せばいい。

この日もそうでした。

フィジカル的に貧弱な、カソルラ、ロシツキー、アルテタの所を、ダビドルイス、マティチを起用してパワー勝負を仕掛けた。

後は、見事なまでのショートカウンター。

ズドン、ズドン。モウリーニョの作戦で単純明快に決着です。

相手が何をやってきても、ベンゲルは、今まで通り。

いいサッカーをすれば、いいんだ。
策を立てず、丸腰のまま戦って、静かにタイトルは遠のきました。

サッカーには、相手がいるのです。

欺いて欺いて、勝ちたいと思っている相手がいる。

理想だけじゃあ、勝てない。

爽やかだけど、嫌らしさのない、単純すぎる優男。

哲学を追い求めるばかり、戦うことを忘れたベンゲルに、私は、もう、恋い焦がれることができません。