コロナウイルスに関して、各地に広がったり、YouTubeで対応に警鐘をならしてクルーズ船の対応について改善されたりと、次々と新しい展開が出ています。
また、今朝ネットのニュースを見ていたら、韓国では新宗教団体の信者が感染者を広める手伝いをしてしまう事になり、大変な事になっているという記事を見つけました。
ホテルやイベント会場も次々と開催中止があり、大変な損害が出ているようです。
損害も大変ですが、それ以上に収束させる事。これに皆が心かける事が必要なのではないかと思います。
私の父親たちが子供のころ、結核がはやり多くの方が亡くなったと聞いています。今ではその対処薬があり怖い病気では無くなりましたが、その当時は大変だったそうでその中、親神様の不思議なお働きを頂いて助かった人も多かったようです。その他にも大流行した病気も沢山あります。
では、教祖の時代ではどうだったかと言いますと、コレラというのが流行ったのです。これによって多く方がなくなりました。
今月のうちの月次祭には、おふでさきを訳して、話をしました。
そのことを色々と会う方々に話をしたところ、全くコレラの事を知らない方もあれば、知っていて、「その通りだ」と言ってくれる方もありました。
「うちもそとも同じこと」と教えて頂く我々です。しっかりと思案をして、心の建て替えに務めたいと思います。
参考までに私の訳を載せておきます。私の悟りですので、どうぞそれぞれにご思案ください。
おふでさきの十四号の1から28を訳してみます。
ところどころに「いづむ」という言葉が出てきますが、これは辞書を引いても出てきません。「いづむ」とは大和の方言で、「いじける」「萎縮する」という意味で、文脈によっては「差し控える」という意味に用いられる言葉であります。反対は「いさむ」となります。
では見ていきます。
どのよふなゆめをみるのも月日なり
なにをゆうのもみな月日やで (1)
夢についてのお話から始まり、夢を見るのも親神様の働きであると言われています。
月日よりにち/\心せきこめと
そばの心わいづむばかりで (2)
いつむのもどふしていつむ事ならば
上にハなにもしらんゆへなり (3)
せかいにハそれをしらすになに事も
みなしたこふていつみいるなり (4)
と親神様は日々心急き込んでいるけれども、周囲の人(教祖のお話を聞いた人々)の心はいじけている。そのいじけるのはどうしてかというと、人間の上に立つ人々は、親神様の事を何も知らずに、そして世界中の人々はその上の人々に従って反対攻撃をするので、心いじけてしまっている。といわれます。
月日にわ大一これがさんねんな
そこでどのよな事もするのや (5)
と、このそばの人たちの心いじけることが、親神様にとってはとても残念なことで、それで親神様はどんな事でもする。と宣言をされます。
月日よりにち/\心せゑたとで
くちでわとふむゆうにゆハれん (6)
それゆへにゆめでなりともにをいがけ
はやくしやんをしてくれるよふ (7)
と、親神様が日々心急き込んでいても、口で言い合わらすことが出来ない。だから夢などででも親神様があることを知らせる。だから親神様がこの急き込んでいることを思案してほしい。といわれます。そして
月日にハこのざんねんとゆうものわ
くちてゆうよな事でないぞや (8)
と、この親神様の残念という思いは、口で言えるようなものではない。とも言われています。そしてこの残念に思う原因を次で
けふまでわどんなはなしもたん/\と
いろ/\といてきたるなれども (9)
なにゆうもひがらこくけんきたらんで
なにもみゑたる事わないので (10)
それゆへになにを月日がゆうたとて
みなうたごふてゆいけすばかり (11)
月日にハ大一これがさんねんな
なんでもこれをしかとあらわす (12)
と、今日までに様々な話を段々と順序だてて、色々と話してきたけれども、何を言っても日数が、また刻限、現す時が来ていなかったので、その言葉通りの事が目に見えることはなかった。だから、親神様がどんなことを言っても、すべて疑って、そんなことはないと、打ち消すことばかりであった。親神様としては、これが一番の残念である。そして、どうしてもこの残念をしっかりと表す。と宣言されます。
いまゝでハどんな事をばゆうたとて
すぐにみゑたる事わなけれど (13)
このたびわ三かのうちにたん/\と
せかいのはなしなにをきくやら (14)
と今まではすぐに見えなかったのが、今回は三日以内に、徐々に世界の話にどんなことを聞くか分からない。
これからハにち/\月日はたらくで
とんなしごとをするやしれんで (15)
このよふにかまいつきものばけものも
かならすあるとさらにをもうな (16)
と、これからは、日々親神様が働く、それはどんな仕事をするか分からんぞ。その仕事とは、この世に憑き物、化け物というものがあるけれども、それが絶対にある。その仕業だと絶対に思うな。
いまゝでに月日ざんねん山/\と
つもりてあるをみなはらすでな (17)
このはらしどふしてはらす事ならば
月日の心みなしてみせる (18)
と、そしてこれまでに積もっている残念をすべて晴らすのである。また、この晴らすことはどうして晴らすといえば、親神の心、思う事をすべてしてみせる。といわれます。
けふまでハこのよはじめてひわたてど
月日しんちつまだしろまいな (19)
今日まで、この世を初めて日にちは結構立っているけれども、親神が陽気ぐらしを見たいと人間を作ったという真実の事は誰も知らないだろう。
とのよふな事でも月日する事や
いかな事でもやまいでわない (20)
みのうちにとのよな事をしたとても
やまいでわない月日ていりや (21)
せかいにハこれらとゆうているけれど
月日さんねんしらす事なり (22)
どんなことでも親神様のすることで、いかなることがあっても病気ではない。体にどんなことが現れても、それは病気ではなく親神様の手入れである。そして、世界ではコレラと言っているけれども、これも親神様が残念を知らせるためのものである。といわれます。
せかいぢうどこの人でもをなぢ事
いつむばかりの心なれとも (23)
これからハ心しいかりいれかへて
よふきづくめの心なるよふ (24)
と、世界中の人々はどこの人でも同じであって、いじけてしまう心であるけれども、これからは、親神様の思いを知って心を入れ替えて、陽気づくめの心になって欲しい。
月日にわにんけんはじめかけたのわ
よふきゆさんがみたいゆへから (25)
せかいにハこのしんぢつをしらんから
みなどこまでもいつむはかりで (26)
親神様が人間を始めたのは、陽気遊山が見たいからである。世界の人々は、この真実を知らないから、みなどこへ行っても心いじけるばかりである。
月日よりよふきづくめとゆうのをな
これとめたならさねんゑろなる (27)
このはなしどふぞしいかりきゝハけて
はやくしやんをしてくれるよふ (28)
親神の心から、陽気づくめというのを止めるようなことがあったなら、親神様の残念はとても大きなものになる。だから、この話をしっかりと聞き分けて、早くどうしたら陽気ぐらしが出来るようになるか思案をしてくれ。
と言われます。
陽気ぐらしのためには、人様に助かってもらいたいと願うおつとめと真実込めて取り次ぐおさづけです。どうぞしっかりとこの親神様の思いをもって日々を通りたいと思います。
早い新型コロナウイルスの収束を願います。