皆様、ご無沙汰しています。真田ロスは大丈夫でしょうか?
全公演終了した事だし、ずーっと言っている上川隆也版・真田十勇士の仕掛けた「嘘」をばらそうかと思ったのですが、今回の舞台は観ていらっしゃらず来春発売のDVDを楽しみにしている方が居るかもしれない。いや、絶対居る。
ので、このブログではバラさない事にいたしました。
ネットで色々検索をかければ、そこらへんはもうあちこちで書いている方がいらっしゃいますので簡単にわかります。
しかし、ここでは言いません。言わない事にしました。
私はあの独自の史実を物語の中で知り、最終的な結末を十勇士から告げられた時の新鮮な感動が忘れられないので、一人でも多くの方にそんな感覚を味わって欲しいと思います。
で、もう少し思い出した劇中の事を書こうかなと思います。
その① 飛んで来る矢と去り際。
実は物語の初めで幸村公と家康公は顔を合わせるんです。正確には幸村公が会いに行ったんです。勿論、十勇士を連れて。
まぁ、そこで徳川方の忍び達とひと戦いあるわけです。当然ですね。
その時、矢が飛んで来るんです。「ヒュンッ!」て音と共に。真っすぐに。テグスか何かで矢が飛んだ様に見せているんですが、どこから飛んで来るのか分からないんですよどこからどう飛んで来るのかが。何度見ても分からなかったですねぇ。
幸村公は去る時に「では、これにて。」か何か言って、十勇士達の先頭に立ち舞台の上の方でパッと背を向けます。するとボンッと白い煙が立ち昇って幸村公一行は一瞬で居なくなってしまうんです。まさに「ドロンっ!」て感じで。白い煙があがってる間に舞台から居なくなっているだけなんですが、本当に忽然と消えた様に見えるんです。カッコよかったなぁ。
その② めし屋でふぉーりんらぶ&ふぁいと。
鎌之助と佐助が、ハナの切り盛りする「めし屋」へ初めて訪れる場面。明るく可愛らしいハナを一目見て、秒殺で落ちてしまった佐助。1秒たりとも目を離せなくなり、鎌之助の言う事にも上の空。思わず佐助のデコをはたく鎌之助でありました。店に入った二人。片時もハナから目の離せなくなった佐助は、店の奥へ行くハナにくっついて行きそうになる肉食っぷりを見せますが、鎌之助により阻止されます。料理が上手いハナの店。大根の煮物を食べて、その美味しさに鎌之助までもが驚きます。「この大根、美味しい!」と佐助は言いますが、ハナから「作った本人達も喜びます!」と言うビックリな言葉が・・・。
出て来たのは、むくつけき十勇士の二人。
三好伊佐入道=通称 ”イサ”
三好清海入道=通称 ”セイカイ”
幸村公に「イサ!セイカイ!」と、よく呼ばれていた二人は兄弟です。小柄なイサが弟でセイカイを「あにじゃ」と呼びます。
この二人がなんだか可愛らしい前掛けをして店の奥から出て来るわけです
外見からは想像もつかない繊細で絶品な料理を作る二人なんですな。
料理をつくりながらハナの用心棒的な役割をかって出ていたのです。
物語の冒頭で、家康に会いに行った幸村。そこに佐助と鎌之助も居たので、イサとセイカイ、佐助と鎌之助はお互いが何者かを顔を見た瞬間に悟ります。
そして、またまたひと揉めです。「お店でケンカはやめて!」と言うハナの言葉に従い、「店の外へ出ろ!」と武器を手にセイカイ。そう言う事じゃないと思うが・・・と言う気持ちの客席から笑いが起きます。そこへやって来た幸村と才蔵。揉め事の成り行きを止めずに見ています。相手をするのは佐助。刀を置いてしまい、「俺はこれで。」とファイティングポーズ。まるでなめた態度に怒り心頭の兄弟。
兄・セイカイから行こうとしますが、弟・イサに向かって鎌之助から「そっちの小さい方も一緒に。」などと。
佐助も「おう、そうだ!そっちの小さいのも!」と。
挙句、幸村公までも「そうだ、そっちの小さいのも一緒に!」なんてみんなでイサを「小さいの」呼ばわり。
身軽で、しかも丸腰の佐助に振り回されるイサとセイカイ。
才蔵に「返してやってくれないか。」的な事を言われる佐助。「気づいちゃった?」なんて笑ってる佐助。佐助の懐には、イサとセイカイから抜き取った財布が。
おまえぇーーーー知らないうちに財布なんか取りやがってぇぇぇぇぇーーーーっ
みたいなイサとセイカイに、「知らぬ間に財布を抜き取れると言う事は、知らぬ間に相手の懐に入り刀を突き刺せると言う事だ!」と才蔵からごもっともな言葉が。この勝負は佐助に軍配が上がったと言う事。
「あそっかそうだな」
なんてあっさり負けを認めて笑ってるイサ・セイカイ。
相手を認めてしまえば、もうグダグダ言わない性格らしい。
「この二人ならいつもこんなものだ。」とは幸村談。
この一悶着の後、鎌之助と佐助は十勇士の仲間入りを果たしていましたね。
つづく・・・・のか?
全公演終了した事だし、ずーっと言っている上川隆也版・真田十勇士の仕掛けた「嘘」をばらそうかと思ったのですが、今回の舞台は観ていらっしゃらず来春発売のDVDを楽しみにしている方が居るかもしれない。いや、絶対居る。
ので、このブログではバラさない事にいたしました。
ネットで色々検索をかければ、そこらへんはもうあちこちで書いている方がいらっしゃいますので簡単にわかります。
しかし、ここでは言いません。言わない事にしました。
私はあの独自の史実を物語の中で知り、最終的な結末を十勇士から告げられた時の新鮮な感動が忘れられないので、一人でも多くの方にそんな感覚を味わって欲しいと思います。
で、もう少し思い出した劇中の事を書こうかなと思います。
その① 飛んで来る矢と去り際。
実は物語の初めで幸村公と家康公は顔を合わせるんです。正確には幸村公が会いに行ったんです。勿論、十勇士を連れて。
まぁ、そこで徳川方の忍び達とひと戦いあるわけです。当然ですね。
その時、矢が飛んで来るんです。「ヒュンッ!」て音と共に。真っすぐに。テグスか何かで矢が飛んだ様に見せているんですが、どこから飛んで来るのか分からないんですよどこからどう飛んで来るのかが。何度見ても分からなかったですねぇ。
幸村公は去る時に「では、これにて。」か何か言って、十勇士達の先頭に立ち舞台の上の方でパッと背を向けます。するとボンッと白い煙が立ち昇って幸村公一行は一瞬で居なくなってしまうんです。まさに「ドロンっ!」て感じで。白い煙があがってる間に舞台から居なくなっているだけなんですが、本当に忽然と消えた様に見えるんです。カッコよかったなぁ。
その② めし屋でふぉーりんらぶ&ふぁいと。
鎌之助と佐助が、ハナの切り盛りする「めし屋」へ初めて訪れる場面。明るく可愛らしいハナを一目見て、秒殺で落ちてしまった佐助。1秒たりとも目を離せなくなり、鎌之助の言う事にも上の空。思わず佐助のデコをはたく鎌之助でありました。店に入った二人。片時もハナから目の離せなくなった佐助は、店の奥へ行くハナにくっついて行きそうになる肉食っぷりを見せますが、鎌之助により阻止されます。料理が上手いハナの店。大根の煮物を食べて、その美味しさに鎌之助までもが驚きます。「この大根、美味しい!」と佐助は言いますが、ハナから「作った本人達も喜びます!」と言うビックリな言葉が・・・。
出て来たのは、むくつけき十勇士の二人。
三好伊佐入道=通称 ”イサ”
三好清海入道=通称 ”セイカイ”
幸村公に「イサ!セイカイ!」と、よく呼ばれていた二人は兄弟です。小柄なイサが弟でセイカイを「あにじゃ」と呼びます。
この二人がなんだか可愛らしい前掛けをして店の奥から出て来るわけです
外見からは想像もつかない繊細で絶品な料理を作る二人なんですな。
料理をつくりながらハナの用心棒的な役割をかって出ていたのです。
物語の冒頭で、家康に会いに行った幸村。そこに佐助と鎌之助も居たので、イサとセイカイ、佐助と鎌之助はお互いが何者かを顔を見た瞬間に悟ります。
そして、またまたひと揉めです。「お店でケンカはやめて!」と言うハナの言葉に従い、「店の外へ出ろ!」と武器を手にセイカイ。そう言う事じゃないと思うが・・・と言う気持ちの客席から笑いが起きます。そこへやって来た幸村と才蔵。揉め事の成り行きを止めずに見ています。相手をするのは佐助。刀を置いてしまい、「俺はこれで。」とファイティングポーズ。まるでなめた態度に怒り心頭の兄弟。
兄・セイカイから行こうとしますが、弟・イサに向かって鎌之助から「そっちの小さい方も一緒に。」などと。
佐助も「おう、そうだ!そっちの小さいのも!」と。
挙句、幸村公までも「そうだ、そっちの小さいのも一緒に!」なんてみんなでイサを「小さいの」呼ばわり。
身軽で、しかも丸腰の佐助に振り回されるイサとセイカイ。
才蔵に「返してやってくれないか。」的な事を言われる佐助。「気づいちゃった?」なんて笑ってる佐助。佐助の懐には、イサとセイカイから抜き取った財布が。
おまえぇーーーー知らないうちに財布なんか取りやがってぇぇぇぇぇーーーーっ
みたいなイサとセイカイに、「知らぬ間に財布を抜き取れると言う事は、知らぬ間に相手の懐に入り刀を突き刺せると言う事だ!」と才蔵からごもっともな言葉が。この勝負は佐助に軍配が上がったと言う事。
「あそっかそうだな」
なんてあっさり負けを認めて笑ってるイサ・セイカイ。
相手を認めてしまえば、もうグダグダ言わない性格らしい。
「この二人ならいつもこんなものだ。」とは幸村談。
この一悶着の後、鎌之助と佐助は十勇士の仲間入りを果たしていましたね。
つづく・・・・のか?