ゲキシネをまた観て来ました。
SHIROHと言う、これは「ロックミュージカル」だそうです。2004年。9年前。
ゲキシネ上映は2005年。
SHIROH
ミュージカル。私の苦手なミュージカル・・・。
しかし、この作品は延べ7万人を動員したそうで、たいへん人気のある作品らしいです。
しかも、幸村様した上川さん出てますし・・・。
観てみようかなと思い、品プリシネマへ。
上川隆也さん、中川晃教さん、お二人で主演です。「二人のSHIROH」の物語。
天草四郎の物語ベースで、上川隆也さんが世に伝わる俗に言う「天草四郎」の役です。本当は「益田四郎時貞」と言う名前なんですね。
幼い頃持っていた不思議な力を失ってしまった四郎です。
中川晃教さんも「シロー」と言う役なんですが、こちらは苗字がなくただの「シロー」。
でも、彼の歌う歌には人の心を動かす不思議な力がありました。
バンドが入っていました。役者さん達はバンドの生演奏にあわせて歌うんです。
これは凄いと思いました。舞台中央には階段が設置され、左右にスライドしてその向こうから役者さん達が登場したりするのですが、バンドの方々はどうやらその階段の影にいるらしく、お芝居の中では1回ぐらいしかその姿は見られません。素晴らしい演奏です。もう少し、登場させてあげて欲しかったりしました。
上川四郎のお姉さん「レシーナお福」と言う役で、杏子さんが出演されています。
でも、なんと言いますか、バンドサウンドを背に杏子さんが歌えば、それはもう元バービーボーイズの杏子さんでしかないわけで、「レシーナお福」とは思えないんです。歌声も歌い方も杏子さんなのだから・・・。しかも杏子さんはカツラもかぶっていないしメイクも普通のメイクなので、見た目も変わらない。
シンガー”杏子”としての破壊力はもう存分に観て来たのだから、「レシーナお福」としての破壊力を感じたかった・・・。
驚いたのは高橋由美子さんです。とても歌が上手かったです。こっちの破壊力の方が凄かった。
中川晃教さんと言う方を知りませんでした。ごめんなさい。宮城県の仙台市出身。
凄い方なんですね。このSHIROHに出演した時は二十歳そこそこなんですね
えらい度胸です。ビックリしました

流石に、歌が上手いです。歌唱力があるとか、そう言う言い方もまぁ、そうなんですが、この役の「シロー」みたいに、「歌のちから」のある人です。
こう言う人を「選ばれし者」と言うんだと思います。
上川隆也さんは頑張って歌ってらっしゃいました。
出演者の方々で歌の世界にいらっしゃらなかった演者の方は、相当な挑戦をされたのだと思います。
劇中で歌われる楽曲はR&R、HARDROCK、HEAVYMETAL等のサウンドです。アコースティックなバラードなんかもありました。曲はどれも素晴らしいです。演奏も。曲を手がけたのは聖飢魔Ⅱのデーモン閣下なのだそうで、このお芝居のバンドのメンバーの中には聖飢魔Ⅱのギターリスト、ルーク篁さんも。流石、プロのミュージシャンとして活動されて来た方々の曲と演奏です。
でもやはり、どうしても会話を歌にする必要性とかが分からなくて、途中から「シロー」だけ歌えばいいんじゃないかとか思えて来て、それじゃぁミュージカルにはならんのかとか、そもそもミュージカルじゃなくて普通の芝居でやればいいんじゃないかとか考えたりで、さっぱり物語が頭に入って来なくてですね・・・。
客席で悶絶しまくり・・・。
しかし、「歌」による一体感とかはちゃんと感じました。
キリシタン達のコーラスって言うんですかね、素晴らしかったです。
あの一体感はある種宗教的な一体感で、素直に”良い意味での”鳥肌が立ちました。
中川さんの持つ「歌声のちから」と言うのが、多くの歌声の一番上に燦然と輝いているのを感じました。それはやっぱり奇跡みたいなことなのかなと感じます。
そんな風に歌える人はめったに居ないわけですから。
どんなに練習して上手くなったって、その先にある「生まれ持った物」がなければきっとあんな風には舞台に立てない。おまけにお芝居も出来るなんて、ちょっとずるいですね。
現在もミュージュカルや音楽の世界で御活躍中なのですね。
ああ、そうだ!!
真田十勇士で望月六郎役をやっていた植本 潤さんと言う役者さんが、上川四郎のお父さん役で出演されていました。
面白場面を何度も担当されていました
。
面白場面は多いです。一番印象に残ったのは植本さんではないんですが、「よろしこ。」ですね
。
それが全体を通して一番強く憶えてると言っても過言ではありません。
だって「よろしこ。」って言われた御本人が「よろしこってなんだ!?意味わかんないっ!」って素でウケてたもの
。
蛮幽鬼でもぶっちゃけ一番印象に残ってるのは土門の言った
「わっかりましたぁー。」
だったりするし・・・。
新感線のお芝居を観たのはこれで二つ目ですが、面白場面が面白すぎて、本編よりも印象に残ってしまう感が私にはあります。良いんだか悪いんだか・・・
。
ギャングのボスみたいな江守 徹さんとか、高音の歌声と表現力が印象的な大塚ちひろさんとか(大塚ちひろで検索したら水着画像とかあったけど、そんな事しなくたって歌で勝負出来ると思うんだけどダメなのかな。)、とても興味深くはあります。
公演中ずっと、生演奏でステージをやり続けた演者達にリスペクトを覚えます。きっと大千秋楽を迎えた時は、本当に感無量だったのではないかと思います。大きなチャレンジを終えた瞬間だったのではと。
ゲキシネSHIROHの最後には、出演者全員が本当に楽しそうに歌い、踊っている映像が流れます。観ているこちらも思わず笑顔になってしまう位、皆さん素敵な表情です。
音楽の力と言うのは、ハンパないと改めて思いました。
でも、やっぱりアタシは
「神よ、何故私から力を奪った!!!」
と嘆き歌う四郎の心よりも、
「そんな事ではオレは倒せない、もっとしっかりかかって来い!!」
と憎しみで瞳を燃え上がらせている土門の心の方が響いて来てしまうんだなぁ・・・。
ミュージカルを観る事にチャレンジしてみましたが・・・やはり手ごわい相手でございました。
蛮幽鬼よりも客席は埋まっておりました。流石に人気です。
品プリシネマで上映延長です。
「あなたのアッキーでした
」
と言う、中川さんの声まで聴いてから席はお立ち下さいね。
SHIROHと言う、これは「ロックミュージカル」だそうです。2004年。9年前。
ゲキシネ上映は2005年。
SHIROH

ミュージカル。私の苦手なミュージカル・・・。
しかし、この作品は延べ7万人を動員したそうで、たいへん人気のある作品らしいです。
しかも、幸村様した上川さん出てますし・・・。
観てみようかなと思い、品プリシネマへ。
上川隆也さん、中川晃教さん、お二人で主演です。「二人のSHIROH」の物語。
天草四郎の物語ベースで、上川隆也さんが世に伝わる俗に言う「天草四郎」の役です。本当は「益田四郎時貞」と言う名前なんですね。
幼い頃持っていた不思議な力を失ってしまった四郎です。
中川晃教さんも「シロー」と言う役なんですが、こちらは苗字がなくただの「シロー」。
でも、彼の歌う歌には人の心を動かす不思議な力がありました。
バンドが入っていました。役者さん達はバンドの生演奏にあわせて歌うんです。
これは凄いと思いました。舞台中央には階段が設置され、左右にスライドしてその向こうから役者さん達が登場したりするのですが、バンドの方々はどうやらその階段の影にいるらしく、お芝居の中では1回ぐらいしかその姿は見られません。素晴らしい演奏です。もう少し、登場させてあげて欲しかったりしました。
上川四郎のお姉さん「レシーナお福」と言う役で、杏子さんが出演されています。
でも、なんと言いますか、バンドサウンドを背に杏子さんが歌えば、それはもう元バービーボーイズの杏子さんでしかないわけで、「レシーナお福」とは思えないんです。歌声も歌い方も杏子さんなのだから・・・。しかも杏子さんはカツラもかぶっていないしメイクも普通のメイクなので、見た目も変わらない。
シンガー”杏子”としての破壊力はもう存分に観て来たのだから、「レシーナお福」としての破壊力を感じたかった・・・。
驚いたのは高橋由美子さんです。とても歌が上手かったです。こっちの破壊力の方が凄かった。
中川晃教さんと言う方を知りませんでした。ごめんなさい。宮城県の仙台市出身。
凄い方なんですね。このSHIROHに出演した時は二十歳そこそこなんですね

えらい度胸です。ビックリしました


流石に、歌が上手いです。歌唱力があるとか、そう言う言い方もまぁ、そうなんですが、この役の「シロー」みたいに、「歌のちから」のある人です。
こう言う人を「選ばれし者」と言うんだと思います。
上川隆也さんは頑張って歌ってらっしゃいました。
出演者の方々で歌の世界にいらっしゃらなかった演者の方は、相当な挑戦をされたのだと思います。
劇中で歌われる楽曲はR&R、HARDROCK、HEAVYMETAL等のサウンドです。アコースティックなバラードなんかもありました。曲はどれも素晴らしいです。演奏も。曲を手がけたのは聖飢魔Ⅱのデーモン閣下なのだそうで、このお芝居のバンドのメンバーの中には聖飢魔Ⅱのギターリスト、ルーク篁さんも。流石、プロのミュージシャンとして活動されて来た方々の曲と演奏です。
でもやはり、どうしても会話を歌にする必要性とかが分からなくて、途中から「シロー」だけ歌えばいいんじゃないかとか思えて来て、それじゃぁミュージカルにはならんのかとか、そもそもミュージカルじゃなくて普通の芝居でやればいいんじゃないかとか考えたりで、さっぱり物語が頭に入って来なくてですね・・・。
客席で悶絶しまくり・・・。
しかし、「歌」による一体感とかはちゃんと感じました。
キリシタン達のコーラスって言うんですかね、素晴らしかったです。
あの一体感はある種宗教的な一体感で、素直に”良い意味での”鳥肌が立ちました。
中川さんの持つ「歌声のちから」と言うのが、多くの歌声の一番上に燦然と輝いているのを感じました。それはやっぱり奇跡みたいなことなのかなと感じます。
そんな風に歌える人はめったに居ないわけですから。
どんなに練習して上手くなったって、その先にある「生まれ持った物」がなければきっとあんな風には舞台に立てない。おまけにお芝居も出来るなんて、ちょっとずるいですね。
現在もミュージュカルや音楽の世界で御活躍中なのですね。
ああ、そうだ!!
真田十勇士で望月六郎役をやっていた植本 潤さんと言う役者さんが、上川四郎のお父さん役で出演されていました。
面白場面を何度も担当されていました


面白場面は多いです。一番印象に残ったのは植本さんではないんですが、「よろしこ。」ですね


それが全体を通して一番強く憶えてると言っても過言ではありません。
だって「よろしこ。」って言われた御本人が「よろしこってなんだ!?意味わかんないっ!」って素でウケてたもの

蛮幽鬼でもぶっちゃけ一番印象に残ってるのは土門の言った
「わっかりましたぁー。」
だったりするし・・・。
新感線のお芝居を観たのはこれで二つ目ですが、面白場面が面白すぎて、本編よりも印象に残ってしまう感が私にはあります。良いんだか悪いんだか・・・

ギャングのボスみたいな江守 徹さんとか、高音の歌声と表現力が印象的な大塚ちひろさんとか(大塚ちひろで検索したら水着画像とかあったけど、そんな事しなくたって歌で勝負出来ると思うんだけどダメなのかな。)、とても興味深くはあります。
公演中ずっと、生演奏でステージをやり続けた演者達にリスペクトを覚えます。きっと大千秋楽を迎えた時は、本当に感無量だったのではないかと思います。大きなチャレンジを終えた瞬間だったのではと。
ゲキシネSHIROHの最後には、出演者全員が本当に楽しそうに歌い、踊っている映像が流れます。観ているこちらも思わず笑顔になってしまう位、皆さん素敵な表情です。
音楽の力と言うのは、ハンパないと改めて思いました。
でも、やっぱりアタシは
「神よ、何故私から力を奪った!!!」
と嘆き歌う四郎の心よりも、
「そんな事ではオレは倒せない、もっとしっかりかかって来い!!」
と憎しみで瞳を燃え上がらせている土門の心の方が響いて来てしまうんだなぁ・・・。
ミュージカルを観る事にチャレンジしてみましたが・・・やはり手ごわい相手でございました。
蛮幽鬼よりも客席は埋まっておりました。流石に人気です。
品プリシネマで上映延長です。
「あなたのアッキーでした

と言う、中川さんの声まで聴いてから席はお立ち下さいね。