Chef's Note

『シェフの落書きノート』

謹賀新年

2010-01-02 | 自由 気ままな独り言
明けましておめでとうございます。

昨年中は、大変にお世話になりました。
謹んでお礼を申し上げます。

そして、今年、皆さまにとって、大きな良い年になりますよう祈っております。


そうそう~
私事ではありますが…

年末の30日、お店に行って仕事をしていましたら…
年内営業が終わった安心感からか、頭の中もぼわ~んとしておりまして…
これは、早く帰って寝よ!
…と、早めに帰宅&就寝をいたしました。

な・なんと!

テレビをつけたら…

「あけまして、おめでとうございます!」
…と、挨拶されました。

マジか?
起きたら、年が変わっておりました (^^ゞ

どんだけ寝たんだろ?
24時間近くもか… ^^;

オラの大晦日はどこにいったんだぁ~~ぁ?
…と、思いつつ…。
まっ!
こんなに寝れるというのは、僕にとって最高の贅沢なのです。

お正月の贅沢といえば…
A5の黒毛和牛だとか、ぴんぴんに活きてる伊勢海老やタラバ蟹
活きのいい海の幸、山の幸。

たぶん、口の中に沢山の唾液がでてくるほど、食べたいお料理なのかもしれませんね。


昔、親戚に遊びに行った時、小さい頃にそれはそれは可愛がってくれた叔父が、とっておきの静岡のマスクメロンをデザートにだしてくれました。

僕が手をつけないのを見ると…
「どうしたの?」
…と、一言。

「ごめんなさい。メロンは、毎日のように味見してて…」

叔父さんガックシ!
かなり落ち込んでおりました。
本当にごめんなさい。

その後、遊びに行っても贅沢と言える食べ物は一切でてこなくなり、普段食べている焼き魚や煮物などの家庭料理になりました。

これが僕には、とても嬉しくて嬉しくて…
心が落ち着く至高の時間となりました。

そして、何も考えることなく眠ること。
時間も気にせず、どんだけ寝ても良いという時間がもてること。

これが、僕にとっての至高の贅沢なのです。

安上がりでしょ?

フォアグラもA5黒毛和牛も伊勢海老もオマールも見たくないのです。
何処かにでかければ、ご馳走が用意されてたりして…。

「美味しいですね~!」
…と言うと…

シェフに褒められたものだから、次から次へとご馳走がでてくるでてくる!

ありがたく嬉しいのですが…。

正直言って、地獄です ^^;


シェフっていいなぁ!
…と、思っている人も多いかもしれませんが…。

良くありません。

いっぺんやってみるとわかりますョ。
(たぶん、普段、現場で仕事をしていないシェフは、バクバク食べると思います[爆笑])


話は、変わりますが…

なんでも昨年の2009年と今年の2010年は、六星占術とやらの僕の大殺界の年なのだそうです。

「あっそう」
…というのが僕のリアクションです。

昨年の2009年は、新たな出会いが沢山ありました。
今、アウラの根幹ともいえる部分を支えてくれている人達がこの中に沢山います。

京野菜、高知県の旬の鮮魚、ワインなどが新しい出会いによってもたらされている最たるものです。

業績は、良くはなかったですが、飲食店の多くのお店も良くなかったようですし…
大殺界だから良くなかった訳ではないでしょう。

前回の大殺界の時は、何をやっても空回りしていて…
スタッフに…
「シェフは大殺界に入っていますから、動かないほうが良いです!」
…と言われ…

仕事以外ではひきこもって、パソコンを憶えました。
その甲斐あって、その後、パソコンに苦労もすることもなく、色々と活用させていただいています。

大殺界なんて、たぶん気の持ちようですよね。

年回りは、絶頂期なのに…
なんで大殺界なのよ?

大殺界でない人でも今は、たくさんの人が大殺界なんですから…。
そんな人こそ頑張ってほしいものです。

世の中とは、理不尽で不平等でやるせないものかもしれません。

僕のところには、よく鬼が不運をもってきて、僕の背中をツンツンしたり、鼻をつまんだりしてくれます。

いつも無視しているのですが…

あんまりしつこいと…

「うっせぇ~~!なんか用か?」
…と、鬼より怖い顔をしてやります。

この顔は、皆さまにはとてもお見せできるものではありませんが、秋田のナマハゲよりも怖いです。

そうすると…
鬼は、ビビッてチビリながら退散します。


これ、本当です。


昔、スタッフを叱るのがあまりにも億劫になった時がありまして…

映画『仁義なき戦い』を全巻
『極道の妻たち』全巻、その他などをビデオで借りてきまして…

「インスタントに殺気がだせる方法」と「無茶苦茶に怖い顔に瞬時に切り替える方法と瞬時に元に戻す方法」

このふたつの極意を会得いたしました。

おかげでたま~に…

「シェフは若い頃、ヤンチャだったんですか?」
…と、普通は聞きにくいことを平気で聞いてくるヒヨコがいます。

「い~や!おとなしい真面目な子だったよ」
…と、過去の真実を明かすと…

「えっ~~~? 嘘ですョ」
…と、黄色いヒヨコに限って言います。

「そうだったんですか…」
…と、言うのはピンクと青のヒヨコです。

ピンクと青のヒヨコは、そのうち鳩くらいにはなれそうだな
…と思います。

黄色いヒヨコは、やっぱりニワトリになるので、誰かに食われてしまいます。
大抵、こんなことを言うヒヨコは、ブロイラーです。
地面を駆け回り、飛べなくとも飛ぼうとする地鶏とは違うのです。
不思議ですね~!

「ピンクと青のヒヨコなんかいたっけ?」
良い質問ですね~。

昔、お祭りがあると縁日で売っていたアレです。

若い諸君、ヒヨコにならないように気をつけましょう。
自分がブロイラーかな?
…と、思ったら走り回って見聞を広めましょう。
人が少しづつ集まってきて、今より数段は楽しくなります。

あっ鬼っすか?
たまに性懲りもなくやってきますよ。
スキをみては、いたずらして帰っていく時もあります。

ただ…
あんまり脅しすぎて、泣かせないように気をつけてます。
だって、とうちゃんの閻魔大王に言いつけようとするんですもん…。

あいつが出てくるとヤバイっすからね ^^;




長々と脈絡のない文章を書きました。
最後までお付き合い、どうもありがとうございます。

延々と終わりそうもないので、この辺でやめときます。
お知らせなどもありますが、次回に…。



今年、皆で良い年にしましょう (^_-)-☆


2010年、謹んで…
今年も何卒、宜しくお願いいたします。



aura
シェフ






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