逢坂山かねよのお噂はかねがね伺っておりましたが、
なんとなく遠いような気がしていて、なかなか行く機会がありませんでした。
京都市内にある「京極かねよ」には行ったことがあるのですが、
いつか逢坂山かねよ本店まで行ってみたいものです、と思いながら月日は流れ。
そんな時、友人がぜひ行きたいとお誘いくださり、念願かなって行ってきました。
それで、アクセスを調べてみますと、案外すんなりと行けるではありませんか。
車で行く人ばかりかしら?と思い込んでいたのですが、最寄駅からも至近距離で、
公共交通機関利用の者にもとても便利でした。
JR山科で改札出たらすぐの京阪に乗り換え、京津線に乗って3駅の大谷駅で降ります。
大谷駅改札を出たら、お店はすぐにわかります。
香ばしいうなぎの焼ける匂いが改札の所まで漂ってきていました。
それにつられて、50m、逢坂山かねよ本店到着です。
逢坂山かねよ本店
「かねよ」の文字が輝かしく
立派な木製の看板、歴史を感じます。
お部屋まで、広大なお庭の中を散策しながら行きます。
お部屋へ行く途中の棟
壁には有名人のサイン色紙がたくさん飾ってありました。
通り過ぎて、もう少し行きますと着きました。
予約してもらったイス席の個室
お部屋からお庭を望む
素敵です
あら、珍しく二宮尊徳さんがいらっしゃいました。
窓からは涼風、そして小川のせせらぎが涼やかです。
何を注文するか散々迷って、上きんし丼にすることにしました。
最初に、桜茶を出していただきました。
ランチマットに「逢坂山かねよ物語」が可愛いイラストで描いてありました。
食事が運ばれてくるまで、お店ができ、きんし丼ができるまでの成り立ちをお勉強。
さらに美味しくいただけそうです。
箸置きはうなぎ
上きんし丼
運ばれてきました。
上きんし丼 蓋オープン
おお~、大きな玉子焼きがど~んとのっています。
日本一のうなぎ、ほんとに美味しいです
家人へのお土産も同じ上きんし丼をお願いしました。
帰り際ちょうど出来上がるように作ってくださいます。
気配りに感謝。
帰る道々、またお庭を散策しました。
お庭に道標
東海道逢坂山峠 右が大津 左が京都
ここはかつて、逢坂山峠だった所だそうです。
さねかづら
おお~、ここは逢坂山ですから。
三条右大臣の「なにしおはば逢坂山のさねかづら 人に知られでくるよしもがな」
お部屋のある棟がいくつかありました。
平日でしたのに、たくさんの方が来られていました。
そして、なんと、駅の前には、
蝉丸神社
えっ、もしかして、あの蝉丸さんの神社ですか
あ~、さすがここは逢坂山だけありますね。
百人一首「これやこの行くも帰るもわかれては 知るも知らぬも逢坂の関」と詠んだお方
蝉丸神社 拝殿
訪れる方も少ないのではと察しいたしますが、
偶然知って、お参りすることができて嬉しかったです。
美味しくて、新発見な一日でした。
それではまた~