まだ寒さが残る早春の頃、対馬と壱岐へ行ってきました、の続きです。
3日目 午後
壱岐は麦焼酎発祥の地。
観光の途中で『壱岐の蔵酒蔵』へ寄って、試飲とお買い物をしました。
とってもキツイのかしら?そうだったら試飲でもムリだわと思っていたのですが、
ちょこっと試してみたら、なかなかマイルドでグッドでした。
次は、原の辻遺跡国王都復元公園へと向かいました。
とても楽しみにして来たところの一つです。
ここは、弥生時代の環濠集落で、「魏志倭人伝」に記された「一支国(いきこく)」の王都です。
弥生時代の遺跡は登呂遺跡や吉野ケ里遺跡が有名ですが、原の辻の知名度はもっと上がるように願います。
原の辻遺跡
広大な地に復元された建物が点在しています。
家の内部
ここは外国からの使節団の長の従者が寝泊まりする施設で、
内部を覗き込むと、遥か昔その当時を妄想して楽しい。
入口の門
古代、鳥は神の使いとされていて悪霊を払うと思われていました。
鳥居の原形ではないかと言われています。
「鳥が居る」→鳥居、なるほど~。
内部
使節団の倉
高床式倉庫
高床式倉庫
見張り台と竪穴式住居
ここがクニとして栄えていた弥生時代中期から後期というと、えっと~、いつ頃なのでしょう?
調べてみると、紀元前2世紀から紀元後3世紀のようですね。
「魏志倭人伝」は3世紀末に書かれています。
そんな大昔に、船着き場を造り、大陸と交流があり使節団を迎えているなんて、
実際に見渡してみると反対に信じられない気がします。
それほど集落は広大で立派なのです。
対馬・壱岐旅行の最後の立ち寄り先は、岳の辻展望台です。
岳の辻展望台
島内最高峰213メートルからの景色です。
壱岐は高い山がないので、ここは絶景スポット。
ここにも、のろし台(復元)
初めての対馬と壱岐でしたが、
たくさんの歴史を知り、胸が痛みそして感動した旅行でした。
今回は主要な地を駆け足でまわったツアーでしたが、
いつかゆっくりと来たいですね。
それではまた~