あやめな日々 in OSAKA

広島女学院同窓会大阪支部の活動をゆる~く報告&プライベートを気ままにひとりごと

「神々の島、国境の島、はじめての壱岐・対馬」のツアーへ行ってきました~6,

2023-04-25 00:47:44 | 旅行

まだ寒さが残る早春の頃、対馬と壱岐へ行ってきました、の続きです。

 

3日目 午後

壱岐は麦焼酎発祥の地。

観光の途中で『壱岐の蔵酒蔵』へ寄って、試飲とお買い物をしました。

とってもキツイのかしら?そうだったら試飲でもムリだわと思っていたのですが、

ちょこっと試してみたら、なかなかマイルドでグッドでした。

 

次は、原の辻遺跡国王都復元公園へと向かいました。

とても楽しみにして来たところの一つです。

ここは、弥生時代の環濠集落で、「魏志倭人伝」に記された「一支国(いきこく)」の王都です。

弥生時代の遺跡は登呂遺跡や吉野ケ里遺跡が有名ですが、原の辻の知名度はもっと上がるように願います。

 

原の辻遺跡

広大な地に復元された建物が点在しています。

 

 

家の内部

ここは外国からの使節団の長の従者が寝泊まりする施設で、

内部を覗き込むと、遥か昔その当時を妄想して楽しい。

 

入口の門

古代、鳥は神の使いとされていて悪霊を払うと思われていました。

鳥居の原形ではないかと言われています。

「鳥が居る」→鳥居、なるほど~。

 

 

内部

 

 

使節団の倉

 

高床式倉庫

 

高床式倉庫

 

見張り台と竪穴式住居

 

ここがクニとして栄えていた弥生時代中期から後期というと、えっと~、いつ頃なのでしょう?

調べてみると、紀元前2世紀から紀元後3世紀のようですね。

「魏志倭人伝」は3世紀末に書かれています。

そんな大昔に、船着き場を造り、大陸と交流があり使節団を迎えているなんて、

実際に見渡してみると反対に信じられない気がします。

それほど集落は広大で立派なのです。

 

対馬・壱岐旅行の最後の立ち寄り先は、岳の辻展望台です。

 

岳の辻展望台

島内最高峰213メートルからの景色です。

壱岐は高い山がないので、ここは絶景スポット。

 

 

 

ここにも、のろし台(復元)

 

初めての対馬と壱岐でしたが、

たくさんの歴史を知り、胸が痛みそして感動した旅行でした。

今回は主要な地を駆け足でまわったツアーでしたが、

いつかゆっくりと来たいですね。

 

それではまた~

 

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「神々の島、国境の島、はじめての壱岐・対馬」のツアーへ行ってきました~5,壱岐、左京鼻、はらほげ地蔵、壱岐神社、少弐公園

2023-04-24 15:56:05 | 旅行

まだ寒さが残る早春の頃、対馬と壱岐へ行ってきました、の続きです。

 

3日目 朝

名残惜しいですが、対馬・厳原港から壱岐へと渡ります。

フェリーで2時間15分。

対馬と壱岐間でも思っていた以上に距離があるのですね、驚きました。

 

壱岐・芦辺港

壱岐の主な港は3港で、芦辺港は島の中央に位置します。

 

この日の夜には大阪へ戻るので、壱岐観光は南側を駆け足で廻ります。

フェリーターミナルからツアーバスに乗り、東側の海岸線を南へと向かいました

壱岐を代表する景勝地「左京鼻」は、断崖絶壁が約1㎞続きます。

 

左京鼻 観音柱

 

左京鼻

 

左京鼻・龍神神社

青い空、青い海に赤い鳥居の景色が美しい。

 

次に向かったのは、「はらほげ地蔵」

向かう前にガイドさんが言われたのは、

「大きなお地蔵様を想像して来られると思いますが、壱岐は小さな島、お地蔵さんも小さいです。」

そう言われて行ったので、思ったよりも大きかったです。

 

はらほげ地蔵

満潮になると胸まで浸かるお地蔵さん。

ここは海女の町、遭難した海女さんの供養のために祀られていると伝わっています。

 

ツアーバスはさらに東海岸線を南へ走ります

 

「日本のモンサンミッシェル」小島神社

干潮になると歩いて行ける神社で、小さく鳥居が写っています。

神秘のパワースポット、恋愛成就として人気なのだそうです。

 

3日目 お昼

少弐公園の近くのお店でランチです。

 

割烹 豊月

 

海鮮丼

何種類もの新鮮なお刺身が、こぼれんばかりのてんこ盛り。

壱岐の海の幸、堪能しました~

 

食後は、壱岐神社少弐公園を散策しました。

壱岐神社

 

本殿

元寇の弘安の役にわずか19歳で壱岐を守るため奮戦された少弐資時(しょうにすけとき)公

そして部下とともに祀られています。

 

裏手の少弐公園へ

元寇、弘安の役古戦場

壊滅的な打撃を受け、生き残った島民はわずか2桁の人数だったそうです。

 

この海が壮烈な戦いの場となったのですね。

軍船4,400艘、14万人の軍隊で襲ってきました。

凄まじい。

 

時代はぐっとさかのぼり、大和時代へ。

のろし台 復元

大和朝廷が百済を助けるために戦った白村江の戦の敗戦後、

新羅と唐の侵略を恐れ防人とのろし台を置きました。

 

対馬で少しは頭に入った歴史ですが、まだまだ知らないことばかりです。

学校の歴史の時間に年号も習いました、名前も言葉も知っています。

でも、それだけではわからない壮絶な歴史がありました。

 

次回へ続く

それではまた~

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「神々の島、国境の島、はじめての壱岐・対馬」のツアーへ行ってきました~4,上見坂公園、椎根の石屋根、小茂田浜神社、対玄

2023-04-22 18:36:12 | 旅行

まだ寒さが残る早春の頃、対馬と壱岐へ行ってきました、の続きです。

 

2日目 午後

島の中央の方まで行ったのですが、ランチ後はまた南へとツアーバスは走ります。

最初に島に到着した対馬一の繫華街、厳原の近くへと戻ってきました。

 

上見坂公園(堡塁跡)

白嶽や浅茅湾を一望できる公園と、

奥には、明治時代に日露戦争に備えて建造された堡塁跡があります。

 

展望台から

 

白嶽

遠くからでもひと際雄姿が目に留まるこの山は、九州百名山の一つだそうです。

 

遊歩道を奥へと進んで行きましょう。

堡塁跡が現れます。

砲兵詰所跡

明治時代中頃、対馬の山々には日本艦隊の砲台が築かれたそうです。

ここ一帯は、元寇の古戦場小茂田浜からのロシア兵侵入を想定しての堡塁。

しかし、詰所と言われても想像がつかなくて、ここでいったいどのように詰めていたのでしょう?

 

 

兵舎跡

まるでジブリの世界です。

軍事遺産は見たいのですが、覗いてみましたが少し怖い。

 

砲台跡

 

練兵場跡

 

大陸に近く、侵略があればまず最初に対馬にやってきます。

太古の昔からずっと国防最前線なんだと実感できた場所でした。

 

もう少し明治期のお話を聞きました。

東郷平八郎がいわゆる『東郷ターン』で世界最強のバルチック艦隊を破った有名な戦い、

日本海海戦ですね、知っています。

でも、英語表記だと Battle of Tsushima  なのだそうです。

そうですか、対馬沖で行われた海戦だったのですか。 あ~、知らないことだらけ

 

次に向かったのは、明治からさかのぼること数百年、

鎌倉末期の元寇が襲来した海岸線です。

元寇?…「神風」が吹いて撃退できたはずでは?

対馬にも壱岐にも「神風」は吹かなくて、吹いたのは九州本土、太宰府だけだったそうです。

知りませんでした

今まで知らなくて、ほんとうに申し訳ない気がしました。

案内してくださった方曰く、

「元寇によってまず対馬がぼっこぼこ、次に壱岐がまたぼっこぼこにされ、

そして次に向かった九州でやっと神風が吹いたのです。

きっと皆さまは『元寇は神風が吹いて退散した』としか習われてないでしょう?」

そうです、その通りです。

「ぼっこぼこ」という言葉が胸に突き刺さってきました。

 

やっと知った歴史の真実を思いながら、その古戦場へと行きました。

 

小茂田浜神社 一の鳥居

この神社は、1274年の蒙古襲来の時に戦死した宗助国(そうすけくに)と将兵が祀られています。

 

守護代 宗助国公

蒙古軍3万、軍船900艘。

対して宗助国は将兵わずか80余騎。

なんと惨い…

 

小茂田浜神社

 

 

元寇700年の碑がありました。

島民にとって、何百年経っても忘れることはできないでしょう。

 

小茂田浜海浜公園

今は静かで穏やかな浜辺ですが、

ここの海に、900艘もの蒙古船が押し寄せて来たと想像するだけで恐ろしい。

 

ツアーバスに戻り、次に向かったのは、椎根の石屋根倉庫。

対馬でしか見られない板状の石で屋根を葺いた高床式の建物です。

 

石屋根倉庫

石屋根は倉庫にだけ使い、人が住む主屋にはこの石屋根は用いられていません。

大切な米や麦、食料などを火災の火の粉から守るためではないか言われています。

対馬は人口に対して平野が少なく、食料を確保するのが難しかったようです。

これも先人の知恵からでしょうね。

 

石屋根

ほんと、石ですね。

 

2日目 夕食

連泊ですので、厳原の東横インに帰ってきました。

歩いていけるところに、たくさん居酒屋や料理屋さんがありました。

 

対玄(たいげん)

ご主人自らが釣った魚を提供されるお店のようです。

フラッと寄ってみたら、観光客だけでなく地元の人もいっぱいで満席でした。

帰ろうとしたら、お席のある同じツアーの方のご厚意で同席させていただきました。

 

お刺身舟盛り

プリプリ、新鮮、とっても美味しいです

 

他のお料理も美味しかったのですが、同席の方がいらしたので写真は遠慮しました。

 

昨日今日と対馬の歴史を教えていただき、

なんて知らないことが多かったのかと反省しつつ、もう一度思い出していました。

古に思いを馳せながら眠りにつきます。

 

次回へ続く

それではまた~

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「神々の島、国境の島、はじめての壱岐・対馬」のツアーへ行ってきました~3,万関橋、烏帽子岳展望台、和多都美神社、対馬グランドホテル

2023-04-20 23:34:39 | 旅行

まだ寒さが残る早春の頃、対馬と壱岐へ行ってきました、の続きです。

 

2日目 午前

今日は、島の中央へとツアーバスは走って行きます。

途中、海峡の上に建つ赤い大きな橋が見えてきました、

 

万関橋

明治34年に旧日本海軍が掘った人工の瀬戸に架かっています。

今回の対馬は、特別に博士号をお持ちの方に案内していただきました。

歴史のこと、観光地のことなど素人にもわかりやすいように、面白おかしくお話されて、

対馬愛が満載の説明を聞くのがほんとうに楽しかったです。

 

人工の瀬戸を覗き込む

島をぐるっとまわらなくても、反対側の海へ出られるというわけですね。

広島にも平清盛が造ったと言われる音戸の瀬戸がありますが、

あらためて、昔から人々は近道を造るためには大変な努力をしてきたのだと、

そう思ってい見ているとなんだか感銘を受けました。

 

もう少し北上して島の真ん中あたりまで来ました。

 

烏帽子岳展望台から

日本有数のリアス式海岸、浅茅湾を360度眺められます。

絶景ビュー

 

烏帽子岳展望台から

お天気も良くて、澄みきっている空気の中、遠くまで展望できました。

もしかして韓国まで見えましたかね⁈

 

神話の里 自然公園

山の上は烏帽子岳展望台、降りて行くと和多都美神社。

 

和多都美神社へと行きましょう。

神武天皇のおじい様とおばあ様が御祭神だそうです。

知ってる名が出てくると、何かしら親近感がわいてきます。

 

海中に建つ鳥居

 

一の鳥居と二の鳥居は海中に建ちます。

竜宮伝説が残る神社ですので、このまま歩いて行き、海へと潜っていくと竜宮城にたどり着きそうです。

 

 

和多都美神社へ

 

珍しい三本柱の鳥居

鱗状の亀裂がある岩が祀られています。

が、???

潮が引いている時にしか見られないようです。

 

身代わり鳥居

令和2年に大きな台風が2度も襲ってきたが、

鳥居が身代わりとなって被害を最小限に抑えてくれたと、こちらに再建立したそうです。

 

拝殿へ

 

ここにも三本柱の鳥居

亀甲石が祀られていました。

 

神社裏の原生林の中へと進みます。

神秘の世界へと入っていくような感じがしました。

 

豊玉姫命の御陵墓へ

 

豊玉姫命御陵墓

 

こちらの神社、世界的に人気のゲーム「ゴースト オブ ツシマ」に出てくる地の一つとして有名になったそうです。

私はゲームをしないので、全く知りませんでしたが、聖地巡礼をされる方も多いそうです。

 

2日目 午後

ランチタイムの時間になりましたので、ツアーバスで予定のホテルへと向かいます。

 

対馬グランドホテル

ガイドさん曰く、対馬で唯一結婚式を挙げられるホテルだそうです。

 

玄人御膳

新鮮なお刺身、対馬穴子の天ぷらもありました。

 

ろくべえ汁

 

 

あおさのお味噌汁

 

ランチの後は、海に面しているホテルのテラスに出て散策しました。

南国の海とはまた違う青、きれいですね

 

階段を降りて、岸壁へと行ってみました。

 

この海はどこへ続くのでしょう。

 

次回へ続く

それではまた~

 

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「神々の島、国境の島、はじめての壱岐・対馬」のツアーへ行ってきました~2,八幡宮、武家屋敷群、半井桃水館、東横イン

2023-04-18 22:54:44 | 旅行

まだ寒さが残る早春の頃、対馬と壱岐へ行ってきました、の続きです。

 

1日目 午後

引き続き、厳原を徒歩で回って観光しています。

徒歩圏内でたくさんの観光地があります。

 

厳原八幡宮神社

御祭神は応神天皇、神功皇后…ここまでは日本全国、馴染みのある神社の一つかと思ったのですが、

こちらの境内社の一つは小西マリア様を御祭神としています。

え、マリア様?

そう、名前からおわかりのように、キリシタンを信仰した小西行長公の長女で、

初代対馬藩主の宗義智公に嫁がれた方です。

が、しかし、

関ヶ原の戦いで西軍が大敗、逆賊の娘となり、宗義智公は離縁せざるをえなくなったのです。

なんとなんと悲しい運命。

その霊魂を慰めようと神社が建立されたそうです。

 

しかし、日本では何でも神様になり祀られている、とは聞いていましたが、

キリシタンが御祭神とは驚きでした。

また、同じように安徳天皇も祀られています。

壇ノ浦の戦いで入水されましたが、生き残り、ここ対馬にたどり着かれた伝説が残ります。

対馬、数々の伝説に歴史が息づく島、知れば知るほど面白いです。

 

 

武家屋敷の面影が残る中村地区へと歩いて行きました。

 

道の両側に残る石垣

ここは城下町なのだと、あらためて実感します。

 

武家屋敷の面影を残す門と石垣

 

 

美しい石垣が町の中に連なります。

 

 

半井桃水館の門前

 

半井桃水館

半井桃水の生家跡に建つ対馬市の交流館

では、

半井桃水とは? いったいどんな方なのでしょうか?

明治期の作家で、樋口一葉の師であり、思慕の対象としての人物。

すみません、まったく存じ上げておりませんでした

 

 

館内の見事な天井、素晴らしい交流館です。

 

1日目 夕刻

そろそろ晩ご飯の時間となりました。

こちらもホテルから少し歩いた所にあります。

 

味処 千両

 

カウンター席

ツアーの団体様ですので、3Fの広間へ行きました。

 

さすが島、新鮮な地魚のお料理がたくさん並んでいます。

 

 

穴子丼

対馬は穴子が名物です。ふわふわ。

 

名物「ろくべえ」

サツマイモを発酵して作る麺のことのようです。

初体験の「ろくべえ」は、モチモチとした触感で、また食べたくなります。

 

デザート

 

風情ある川沿いをのんびり歩いてホテルへと帰りました。

 

今晩から2泊する東横イン

2017年オープンの比較的新しいホテルで、14階建ては対馬一高いとか。

 

シングルルーム

1人1部屋でもツインとお値段同じだったので、夫婦別々にシングルルームにしました。

ビジネスホテルのクラスだとツインルームは狭めなので、これがなかなか快適なのです。

 

 

2日目 朝

 

無料の朝食

こちらに加えて、パンやご飯、お味噌汁などがありました。

普段は朝ご飯を食べないので、これで十分。

 

本日も元気よく、新しいことがいっぱいの対馬観光へ行ってきます。

次回へ続く

それではまた~

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