先日、お茶のお稽古に行った時に先生から勧められた本、
森下典子著『日日是好日』
にちにちこれこうじつ、と読みます。
表千家のお稽古をされてきた話のようです。
『日日是好日』
映画化され、この秋全国公開だそうです
映画化…いいですね
映画も見に行きたいので、さっそく買って読んでみることにしました。
作者は、大学生の頃から25年間お茶のお稽古に一週間に一度通われています。
でも、いまだに手順を間違え、足は痺れるそうです。
「作法はややこしい。いつまでやれば、すべてがすっきりわかるようになるのか、見当もつかない。」
そんなまえがきから始まります。
え~~~
25年毎週通われていても私と同じことを感じられているのですか~
それだったら、月一回の私なんて、わからなくてできなくて当然。
そんな「まえがき」から興味を持って、一気に読んでいきました。
若い時には、茶道なんて年配の方のする堅苦しいお稽古、と思ってすぐにやめてしまい、
この年齢になって、初めてのように習っている身には、
ほんとに作法を覚えるのは大変で、ましてや美しい所作なんてできるはずもなく…
それではなぜお稽古に通っているのか?
う~ん、行ってお茶を頂いたり、お点前をするとなんとなく楽しい…
時々感じる四季の移ろい、湯気の音、水の滴る音も好きですかねぇ。
ご銘を考えて、和歌まで思い至るのも面白い。
いえいえ、まだまだ私では上手く説明できないことが書かれていたように思います。
お茶のお稽古を通しての話なのですが、
それだけではなく、
日々の生活の中で、「晴れの日も雨の日も良き日」と思えるようなヒントをもらえそうな本です。
映画を見るのも楽しみです
それではまた~