本日は、数十年来の友人たちとの月一回のお出かけ日。
今月は、大徳寺本坊拝観など紫野周辺へ行きました。
通常非公開の大徳寺本坊伽藍の特別公開があると知りました。
そしてそして、
今回は、初めて仏殿内部を拝観でき、あの三門、金毛閣をくぐることができるのです。
あの金毛閣…千利休の切腹の一因となったと伝わる木像が楼上にある門です。
時の権力者、豊臣秀吉が千利休の股の下をくぐるのかと激怒し、切腹を命じたのです。
今年の3月、総見院の公開に行った時に、外から見ながらいつか通ってみたいと思っていたところでした。
と、その前にランチへ行きました。
大徳寺からほど近い町中華の人気店、中華のサカイ本店へ行きました。
ランチタイムには行列ができるので、11時開店と同時入店を目指しました。
中華のサカイ本店
ちょうど暖簾をかけられている時に着きました。
カウンター席
テーブル席もたくさんありましたよ。
さすが有名店だけあって。サイン色紙がびっしり並んでいます。
冷麺がくるまで、サインを見ながら「あ、あの人だ、この人だ」と
知っている名前を見ては喜んでいました。
冷麺
麺がモチモチで、これは初めての食感です。
この麺と特別なタレがからまったら、それはもう相性ばつぐんです。
お肉の苦手な私は焼き豚抜き冷麺
トッピングはきゅうりだけ?そう、きゅうりだけがいいのです。
時々、海苔の味がして、もう、これがとっても美味しいのです。
では、大徳寺の本坊特別公開へ行きましょう。
大徳寺 総門
なにしろ広いですからね~
まず本坊特別公開の受付へ、拝観時間の予約を取りに行きます。
13時20分からの回が取れました。
それまで1時間少々、いつものように外から本坊を眺めながら歩いて行って、
今宮神社とあぶり餅屋さんへ行くことにしましたが、こちらは別記事でUPしますね。
本坊特別公開へ。
本坊の中へ入ると写真撮影禁止ですので、写真はすべて外からのものです。
勅使門
指定の回の時間になりましたら、案内スタッフさんと一緒に本坊へ入っていきます。
まずは「勅使門」の裏に並んで「金毛閣」を見ながら説明を聞きました。
説明もしてくださるのでわかりやすいです。
三門「金毛閣」
あの門をくぐり、ついに楼上の下を通りました。
ここが千利休木像安置の下なのかと思うと感慨深い。
三門「金毛閣」の裏から
仏殿
仏殿内部への立ち入り解禁は今回が初めてだそうです。
4代将軍徳川家綱公寄進の釈迦如来像を拝観し、狩野元信筆の飛天が描かれた天井を見上げました。
飛天は年月により色があせていたので、説明を聞きながら一生懸命確認しました。
法堂
狩野探幽筆「雲龍図」を見上げ、堂々たる龍のお顔を拝見。
真下で手を叩くと龍が鳴いたように響くことから「鳴き龍」と言われます。
参加者一人ずつ、真下で手を叩いてみました。
上手に大きく鳴かせられた人、「ブシャ」と響かない人、遠慮がちに手を叩く人、
様々な龍の鳴き声を聞けました。
次に国宝「唐門」を拝見しましたが、サプラ~イズ
こちらは写真撮影OKだそうです。
国宝「唐門」 別名「日暮門」
聚楽第の遺構と伝えられ、彫刻を鑑賞しているだけで一日暮れてしまうから「日暮門」と名付けられました。
日光の「日暮門」はこちらを模したとか。
平成11年から3年間の修復を経て平成14年に当時のままの美しい姿となりました。
木塀の中まで入り、間近に見ることができました。
彫刻一つ一つ縁起の良い物を施してあり、栄華繁栄を切に願ったのだと思いました。
豊臣家の家紋、桐も見えます。
龍が気を吐いています。麒麟も、牡丹に唐獅子も。
そうそう、龍(蜃)が気を吐いて楼閣ができる、から蜃気楼と言うらしいです。
また、獅子は皮膚の害虫は、牡丹の花の夜露に弱いのでその下で休みます。
そんな逸話を聞きながら絢爛豪華な彫刻を日暮し…いえ、ほんのひと時眺めました。
この日は、紫野界隈、見て食べての盛りだくさんの一日でした。
それは次回へ続く
それではまた~
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