京都西山の古刹を歩きました3～願徳寺

京都西山連峰の麓を歩いています。

大原野神社から花の寺勝持寺へ、そして願徳寺へと行きました。

 

大原野に関しては、長年とんでもない間違いをしていたことに気が付きました。

何かと大原野について見聞きする時、よくよく調べもしないで三千院のある大原とばかり思っていました

洛西の大原野、古くから和歌にも詠まれるなど由緒ある古刹がたくさんありました。

 

その一つ、寶菩提院　願徳寺にはとても美しい国宝の観音様がおいでになられます。

 

花の寺勝持寺のお隣なので、歩いてすぐです。

 

趣のあるこんな小路が好きです

 

 

寶菩提院　願徳寺

「京都で一番小さな拝観寺院」だそうです。

 

 

「凛とした観音様が千二百年

皆様方の

願い事を待っておられます」

 

 

こちらに、国宝　如意輪観世音菩薩半跏像がおられます。

榧（カヤ）の一木から彫られています。

 

なんと、美しい

お姿も美しいのですが、

半跏の衣の幾重にも重なり、流れるようなプリーツのなんと見事なこと

しばしの間、見惚れていました。

 

私は薬師寺の東院堂の聖観音菩薩像が一番好きなのですが、

そのプリーツも素晴らしいです

こちらは、豪華なひだひだではないのですが、

揺れるような薄衣をブロンズで見事に表現できるなんて…感動です

 

いえいえ、プリーツ好きではありませんよ、ちょっと熱が入ってしまいましたが。

 

そろそろバスの時間です

なにしろ１時間に１本ですからね、乗り過ごし厳禁です。

帰りは花の寺勝持寺の仁王門を通って下りて行きました。

 

花の寺勝持寺　仁王門

 

この時期、訪れる人の少ない古刹はいいですね

 

遅めのランチへと急ぎましょう。

次回へ続く

それではまた～