箴言集 「人格をつくる言葉」 大川隆法 著
「人格をつくる言葉」㉝ 氷多きに水多し。多くの間違いが、多くの救い道具を作る。
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ネットから引用です。
罪障功徳(ざいしょう くどく)の体(たい)となる
こおりとみずのごとくにて
こおりおおきにみずおおし
さわりおおきに徳おおし
こおりとみずのごとくにて
こおりおおきにみずおおし
さわりおおきに徳おおし
〔「高僧和讃(曇鸞和讃)」(『真宗聖典』493頁)〕
氷を罪を犯した意識で、それが反省によって解決した場合は、その人の知恵となる。のたとえに使われているようです。
氷ができたことは、多くの間違いも発生したことになる。その間違いに応じた解決方法=救いの道具が編み出されるということが、言われている。
氷が解けて水になる現象にたとえられているが、罪の解消をするために、いろいろと努力する部分がなければならない。
仏は、努力なしの悟りはない!と教えておられる。実際の氷は時間がたてば解けるが、そこには努力がないのである。他人任せの考えである。罪を犯しただけで成仏すると短絡的に悟ったとする教えは、仏の教えと異なるものである。
これで罪人は救われると勘違いする人の多いことよ。
氷を解かす努力、罪を償う努力を怠るな、その努力した結果が、反省した人の知恵となる、これが本来の意味であろう。