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1995年の阪神淡路大震災がきっかけとなり自動書記で突如絵を描き始める 絵の仕事は26年目 ブログ光のチャレンジは11年

☆ヴィジョン+★ハードワーク

2012-10-21 | 「アズミックアート物語」21~ その後
あのノーベル医学生理学賞のニュースを読んで、山中教授の話の中で私にとって一番印象に残ったのは、成功するためには「ヴィジョン プラス ハードワーク」が大切という言葉でした。

彼の話は他にもいっぱい参考になりましたが、私にはこの言葉がもっとも強いインパクトがありました。
そして深くうなづかされるものがありました。
ほんとにこの言葉は「真実」を言い表している思います。

例えば瞑想したり、いろんな「成功哲学」の本を読んだり、夢を叶えるためのワークをやったり、潜在意識を浄化する?CDを聴いたり、、前世療法やヘミシンクなどあらゆる方法を手当たり次第に試してみても、何となく自分に合わなかったり、腑に落ちなかったり、、「幸せな小金持」になるどころか、そういう「スピリチュアルジプシー」!?の結果、お金を使い果たしてしまう人もけっこう多かったかもしれません。

あげくの果ては「人のまねをしてもダメなんだ」とか、「努力が足り無い」!?とか、あるいは逆に「努力など要らないんだ」とか、お気楽な「ちょいスピ」がいいんだとか、、何とかかんとか、、ほんとにこれまで私もどれだけいろいろな「情報」に振り回されて来たことでしょうか、、。

そのあげくに自分を責めてみたり、落ち込んだり、、またそんな自分から回復するために必死に「褒め日記」を書いたり、、。
もうさんざん苦しい思いやさまざまな体験をしながらも、それでもあきらめきれずにずっと夢(ロマン)!?を追い続けて、、気が付けば還暦もすでに過ぎて、、一体こんな自分でも今生において死ぬまでには何とか自分自身で「これでよかったんだ!」と悟れる時が来るのかしら?と、ほんとにどれだけ迷いつつ、この道を歩いて来たことでしょうか。

こういう話をすると、皆さん「えっ!?ほんとですか。ティアナさんでもそうなんですか?」とびっくりされて、いつのまにかまるで私がすでに「悟り切った人」(まさか!?)のように思われていたことに気が付いて、私の方がびっくり、大爆笑なんですが、ほんとに私は皆さんと全く一緒です。
それどころか、もしかしたらもっとずっと未熟かもしれません(笑)。

そんな私が最近最もピンと来たのが山中教授の言われたこの「ヴィジョン+ハードワーク」です。
そして思い返せば、私たちも何かに「成功」していた時には確かにその両方があったなと気が付いたのです。

例えば、2001年初頭に開催された展覧会においては、ヴィジョンもありましたし、かなりのハードワークもありました。その頃はパートナーも私もほんとに獅子奮迅の働きをしていました。

その前年(2000年)の秋に伊豆に転居したばかりで、家をリフォームしながら、離れにはログハウスを建てつつ、展覧会用の絵を仕上げ、関西の印刷会社とポストカード制作の打ち合わせをしつつ合間を見ては庭仕事等々。
辺りが真っ暗で寒い山の中で、軒先に電灯をぶら下げて夜10時頃まで小石を一つ一つ積んでは庭の石垣を作ったりもしました。古い母屋のトタン屋根のペンキ塗り、デッキの修理、山道の整備、木の間伐等々。

伊豆にいた十年は春夏秋冬毎日が山仕事の連続でした。何せ落ち葉が膝が埋もれる程積もるのですから、竹箒を持つ手にマメが出来たぐらいです。(絵描きとしては絵筆でマメが出来るなら凄い!のですが、、笑)

ほんとによくあれだけのエネルギーがあったものだと今から思えば不思議ですが、全く苦労とは思わず、ワクワクの連続でした。それはきっと大きな「ヴィジョン」があったからなのでしょうね。

制作した絵を車に積んで伊豆から大阪まで往復したり、展覧会が始まってからもホテルに泊まってばかりもいられないので、会期中長距離を往復したり、、ほんとによくやったなぁ~と思います。

伊豆に行った時には、秘かに「ここを日本のフィンドホーンに!」というヴィジョンを実は持っていたのですが、それがいつのまにか小さな「個人的なこと」にすり替わってしまい?いろんなハプニングやメンテナンスの日々に埋もれて、結局夢はしぼんでしまったのです。
それどころか、ふと気が付くとすっかりそんな「夢」も忘れてしまっていたのでした。
(ほんとにお恥ずかしい話ですが、、事実です)

よく知られているエピソードですが、あの憧れのフィンドホーンだって、最初はたった3人で、しかも小さなトレーラーハウスから始まったのです。最初は瞑想する場所も無くて、公園の公衆トイレの便座に坐って瞑想する日々だったのです。
それでもいつの日かここに世界中から2千人の人が集まって来て、またそれ以上にたくさんの人たちが訪れて来ることになるだろうというメッセージを信じ続けたのです。

それが後にほんとに実現し、彼女たちが成功したのは、やっぱり「ヴィジョン+ハードワーク」があったからではないでしょうか。
(もちろん天使や精霊たちの助けもあったこととは思いますが、、)

話は少し変わりますが、上野千鶴子さんがある「身の上相談」(新聞紙上)において、「自分の夢が実現出来ない(私の人生はこのままで終わっていいのか?)」と嘆いている人への回答として、「その夢の実現に少しでも近づくための何かをあなたはやっていますか?」と、まっすぐに尋ねておられましたが、ほんとにそうなんですね。

「夢を失くさずに」とよく言われますが、夢はただ「持っている」だけではダメなんですね。
そして夢が実現するのを(そのチャンスを)ただ「待っている」だけなら、それは実現しないと思います。

ヴィジョン(夢)だけでもダメだし、逆に夢(目標や目的)の無い「ハードワーク」だけでは空しいし、、。
その両方が揃ってこそ!!!なんですね。

今にして思えば、私たちが伊豆での展覧会を一度も実現出来なかったのも当然だったかもしれません。
そこでは日々の「ハードワーク」(山仕事やメンテナンス、テレパスアートの仕事等)は確かにあったのですが、当初のヴィジョン(夢)がだんだん薄れて変化してしまったからだと思います。

また、ハードワークはいいとしても、「その夢を実現するためのハードワーク」では無かったのですね。
「その夢のためのハードワーク」こそ、もっと必要だったのです!
その二つがずれていて、しっかり結びついていなかったから実現出来なかったのだと、初めて解りました。

こんな簡単なことですが、まさに「目からウロコ」でした。
(山中先生、ありがとうございます♪)
そして「真理」というのは実にシンプル☆ なんだとあらためて気付きました。

夢が実現しないと嘆く前に、つべこべ言わずにさっさとハードワーク!?
あるいはただ黙々と働くだけでは無く、もう一度「何のためにこれをやっているのだったっけ!?」と思い出すこと。
この両方が合体すればもう「鬼に金棒」かもしれませんね。

嘘だと思う人はぜひ試してみてはどうでしょう?
山中教授にはなれないとしても、「あなたはあなた」にきっとなれると信じます。
私たちももう一度原点(初心)に還り&ハードワークにもチャレンジしていきますので、ぜひ共に進んで行きませんか?

12年ぶり!?の「アズミックアート展」では、私たちと同じように迷いながらもあきらめずに夢を追い続けておられる方々との出遇いを、とっても楽しみにしています。


下記の絵は『アルシス』です。



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