一年の経つのはほんとうに早いですね。遂に今年もあと1ケ月となりました。
まるで滝の水が落ちるかのように時間がドドドッと音を立てて落ちていくようなそんな感覚です。
殊にこの9月から11月はこれまでに経験したことの無いぐらいの忙しさでした。
いっぱいお知らせしたいことや書きたいこともたくさんあるのですが、なかなかブログを書く時間が無くて。。
明日も早朝より出かけるため、取り急ぎ、どうしてもご紹介したい絵画展のご案内を。。
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「神戸ゆかりの美術館」(六甲ライナー「アイランドセンター」駅下車すぐ)にて
12月9日(日)まで開催されている西田眞人(にしだまさと)「一の宮をえがく展」
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私はちょうど誕生日に観ることが出来てほんとうにラッキーでした。
ほんとうに見逃すのがもったいない素晴らしい作品ばかりで、あまりの絵のうまさに唸りながらしばし時を忘れました。
そして、この画家のことは初めて知った私ですが、この方がまさに絵画一筋に生きて来ておられることの「希有さ」とその幸せを思いました。
今年観た中では、「田中一村展」にも大感動でしたが、甲乙付け難いぐらいに感じました。
田中一村は絵だけを描いては生活出来ず、結婚もせず、奄美で貧しいまま孤独に亡くなったようですが、それでも好きな絵を自由に描くことが出来たのは幸せなことだっただろうと思います。
絵の好きな人、絵を仕事にしていきたい人はたくさんいるでしょうけれど、それを生涯において実現出来ることはなかなか得難い幸運ではないでしょうか。。
音楽の好きな人もたくさんいて、またそれを仕事にしていきたい人も多いことでしょう。。
どうやったらそのように生きることが出来るのか?
好きなことだけして生きることの出来る人は、どういう暮らし方、どのような考え方をしているのか?
どうやってそれを実際に実現することが出来たのか?
西田眞人さんの経歴を眺めながら、しみじみと考えたことでした。
いつかお話を伺える時があったら、そういうことをぜひ知りたいなと思いました。
(ちなみに、皆さんのご想像に反して、私ももちろん絵の仕事だけで生活出来ているわけではありません。以前は二人暮らしだったので何とかやっていけたり、おかげさまで今は年金に半分助けられて、何とかやっていけていることに感謝です。。)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
すみません、つい下世話な話になりましたが、西田眞人さんの絵はそんな現実的なことなどすっかり忘れさせてくれるまさに心洗われる静謐な作品ばかりです。
私は特に「波上宮」の作品が氣に入りました。
この水の色がほんとうに美しくて何と言っていいのか、言葉が無いです。。
ぜひぜひ皆さまにも観ていただきたいと思いました。
それから展覧会場でいただくことが出来る「全国一の宮神社所在地」の資料がとても有り難く、これを眺めているだけでも幸せな氣持ちになれて不思議です。
西田眞人さんは、(別格の伊勢神宮の内宮、外宮を含め)全国の一の宮を描くことを目差しておられるそうで、これまでに完成した三十二点の作品が今回展示されています。
それ以外の作品もたくさん展示されていて、イギリスの風景画や阪神淡路大震災の絵などもあります。
チラシに掲載されている下記の「作家のことば」も深く心に残りました。
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画家富岡鉄斎の座右の銘、「万巻の書を読み万里の路を行って画祖となる」の言葉が思い出される。
鉄斎は若い頃より神話の地を訪ね全国を旅したが、41歳から6年間は和泉国一の宮、大鳥神社の宮司でもあった。
この鉄斎に倣い全国一の宮巡拝を目的に旅をさせて頂くことは私の画嚢を肥やし発見の旅ともなる。
日本各地の生活、四季の変化に富む風景の美しさ、歴史。
そして何よりも何故、人はその地を祀るようになったのか?
そんな探索の旅。取材旅行の度に様々な人の信仰の姿を見ることで、
この仕事を任されたことに感謝と全てを描き切ることへの決意、
また見えざる手によって調和と秩序をもたらされ、生かされていることへの思いを強くする。
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西田画伯の決意や氣迫、その技能や技術レベルの高さ、凄さには到底及びもつきませんが、僭越ながらこの「作家のことば」はそのまま私の希いとも重なります。
そしてこのような絵を観ることの出来る幸せに感謝の氣持ちでいっぱいになります。
きっと鑑賞された皆さまも私と同じく感動で胸がいっぱいになられることでしょう。。
このような日本画家がおられることを私はこれまで全く知らず、このようなご縁をいただけたのがたまたま誕生日であったことももしかしたら「宇宙の計らい」なのかも?
さらに精進するようにと背を押されている氣がしました。
皆さまもきっと新年に向けての元氣と勇氣をもらえるのではないでしょうか。。
本日も「光のチャレンジ」をご訪問いただきありがとうございました。
何はさておき、ぜひ「神戸ゆかりの美術館」へお出かけくださいね♪
まるで滝の水が落ちるかのように時間がドドドッと音を立てて落ちていくようなそんな感覚です。
殊にこの9月から11月はこれまでに経験したことの無いぐらいの忙しさでした。
いっぱいお知らせしたいことや書きたいこともたくさんあるのですが、なかなかブログを書く時間が無くて。。
明日も早朝より出かけるため、取り急ぎ、どうしてもご紹介したい絵画展のご案内を。。
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「神戸ゆかりの美術館」(六甲ライナー「アイランドセンター」駅下車すぐ)にて
12月9日(日)まで開催されている西田眞人(にしだまさと)「一の宮をえがく展」
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私はちょうど誕生日に観ることが出来てほんとうにラッキーでした。
ほんとうに見逃すのがもったいない素晴らしい作品ばかりで、あまりの絵のうまさに唸りながらしばし時を忘れました。
そして、この画家のことは初めて知った私ですが、この方がまさに絵画一筋に生きて来ておられることの「希有さ」とその幸せを思いました。
今年観た中では、「田中一村展」にも大感動でしたが、甲乙付け難いぐらいに感じました。
田中一村は絵だけを描いては生活出来ず、結婚もせず、奄美で貧しいまま孤独に亡くなったようですが、それでも好きな絵を自由に描くことが出来たのは幸せなことだっただろうと思います。
絵の好きな人、絵を仕事にしていきたい人はたくさんいるでしょうけれど、それを生涯において実現出来ることはなかなか得難い幸運ではないでしょうか。。
音楽の好きな人もたくさんいて、またそれを仕事にしていきたい人も多いことでしょう。。
どうやったらそのように生きることが出来るのか?
好きなことだけして生きることの出来る人は、どういう暮らし方、どのような考え方をしているのか?
どうやってそれを実際に実現することが出来たのか?
西田眞人さんの経歴を眺めながら、しみじみと考えたことでした。
いつかお話を伺える時があったら、そういうことをぜひ知りたいなと思いました。
(ちなみに、皆さんのご想像に反して、私ももちろん絵の仕事だけで生活出来ているわけではありません。以前は二人暮らしだったので何とかやっていけたり、おかげさまで今は年金に半分助けられて、何とかやっていけていることに感謝です。。)
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すみません、つい下世話な話になりましたが、西田眞人さんの絵はそんな現実的なことなどすっかり忘れさせてくれるまさに心洗われる静謐な作品ばかりです。
私は特に「波上宮」の作品が氣に入りました。
この水の色がほんとうに美しくて何と言っていいのか、言葉が無いです。。
ぜひぜひ皆さまにも観ていただきたいと思いました。
それから展覧会場でいただくことが出来る「全国一の宮神社所在地」の資料がとても有り難く、これを眺めているだけでも幸せな氣持ちになれて不思議です。
西田眞人さんは、(別格の伊勢神宮の内宮、外宮を含め)全国の一の宮を描くことを目差しておられるそうで、これまでに完成した三十二点の作品が今回展示されています。
それ以外の作品もたくさん展示されていて、イギリスの風景画や阪神淡路大震災の絵などもあります。
チラシに掲載されている下記の「作家のことば」も深く心に残りました。
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画家富岡鉄斎の座右の銘、「万巻の書を読み万里の路を行って画祖となる」の言葉が思い出される。
鉄斎は若い頃より神話の地を訪ね全国を旅したが、41歳から6年間は和泉国一の宮、大鳥神社の宮司でもあった。
この鉄斎に倣い全国一の宮巡拝を目的に旅をさせて頂くことは私の画嚢を肥やし発見の旅ともなる。
日本各地の生活、四季の変化に富む風景の美しさ、歴史。
そして何よりも何故、人はその地を祀るようになったのか?
そんな探索の旅。取材旅行の度に様々な人の信仰の姿を見ることで、
この仕事を任されたことに感謝と全てを描き切ることへの決意、
また見えざる手によって調和と秩序をもたらされ、生かされていることへの思いを強くする。
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西田画伯の決意や氣迫、その技能や技術レベルの高さ、凄さには到底及びもつきませんが、僭越ながらこの「作家のことば」はそのまま私の希いとも重なります。
そしてこのような絵を観ることの出来る幸せに感謝の氣持ちでいっぱいになります。
きっと鑑賞された皆さまも私と同じく感動で胸がいっぱいになられることでしょう。。
このような日本画家がおられることを私はこれまで全く知らず、このようなご縁をいただけたのがたまたま誕生日であったことももしかしたら「宇宙の計らい」なのかも?
さらに精進するようにと背を押されている氣がしました。
皆さまもきっと新年に向けての元氣と勇氣をもらえるのではないでしょうか。。
本日も「光のチャレンジ」をご訪問いただきありがとうございました。
何はさておき、ぜひ「神戸ゆかりの美術館」へお出かけくださいね♪