まだ若いカワシマナオミさんがガンという病気で逝った。
見るからに元気そうなホクトさんの乳がんニュースがテレビ各局で頻繁に流れていた。歌手だったツンクさんも、声を捨てて可能かどうかは不明の延命を選んだ。
今年また、北里大の教授がノーベル賞を受賞したという。
寄生虫による病気が日本で恐れられていたのは、もう50年以上前のことだと思う。その病気が何故イマで、何故その病気のクスリが2015年のノーベル賞になるのか、ちょっと不思議だ。 癌は、外科的措置でしか病院では治せない。「宣告」とか「告知」とか「絶望」とか「余命」とかいう言葉がガンにからんだのも、60年以上前からだ。
ノーベル医学生理学賞について来た世界の情報は、年間数億人の命を救ったり失明を防いだということだ。81年間、ドクターに病気を治して貰ったことがないから、私は全く知らなかった。
有名な「黒田の家伝薬」は、戦国時代目の病気や怪我の薬として、黒田職隆が市井で売り出した。武将になった黒田が薬屋を止めたあと、この薬は市井から姿を消し、明治まで鳴りを潜めていた。牢で全身創痍の黒田官兵衛が元通り綺麗に復活したところから、明治26年、継承者井上團平が「皮膚病」「火傷」の特効薬として官許を得、大阪で販売を始めた。たまたま花柳界で婦人病が流行り、遊女がこの薬を試したところ、陰部の潰瘍と梅毒が治った。團平は「女のくすりの販売許可を追加取得した。昭和20年の大阪空襲で薬屋が焼失するまで、薬は人々がめいめいで試したから、いろんな病気に効力があることが解った。結核に「魔法の薬」と歓迎されたペニシリンが死者を出したずっと後、この薬で「結核」を医者にかからず密かに治した人が可成りいた。継承者が死んで40年間、またもや家伝薬は世に出なかった。しかし薬は生きている。胃、腸、肺、子宮、皮膚などのガンも大勢治した。乳癌は、リンパ節の異常と同じく、皮膚の上から綿花に伸ばして貼りつけるだけだ。
癌を攻撃するというのではなく、身体の異常細胞の活性を抑えるという働きで、身体を正常に複するのである。副作用は全くない。副作用というのは、身体にとって、毒に等しい。大勢の人が頼りにしている抗がん剤は、全く効き目がない。延命効果もない。死ぬほど辛い副作用があるだけで、効いているような気にさせるなんて、酷い話だ。そんな薬が何故、「抗がん剤」として製造かつ使用されているのか、自由民主党に票を投じる人が多い国だから、それでいいのか……
人は何故、病気になった時、自分で治そうと努力しないのだろうか? 黒田の家伝薬は、目薬としてだけでも非常に優れている。幼児以外の人の半数が目を病んでいるようだが、遠視近視乱視などは自分で治せる。