ちょっと待って!

見たこと聞いたこと、すんなり納得できません。あ、それ、ちょっと待って。ヘンじゃありません?  ヘンです。

大きい人小さい人

2011-04-19 23:39:15 | ニュース
  18日の国会。
「『安全です』としきりに言っていた放射能の数値はウソだったじゃないですか。うそつき」
 とミズホキチントが言いました。
「ウソをついたわけではありません。あの発表の時点で、間違っているとはわかっていましたけど、確実なことは教えて貰っていなかったので、おおよそのことを言って、あとでウソだと言われたらいけないと考えましたから…」
 と、エーダノあかんだの。
 予測で言っても、トーデンが書いたものを読んでも、ウソになるわけでした。
 カッタヤマンは、「出来るだけのことはしました」と言うあかんさんにかみついていましいた。
「なんのためにわざわざヘリコプター飛ばして現地へ視察に行ったんですかッ」
「行かなければならないから行ったんです。いろいろな問題に、迅速に対応しています」
「首相自らがうろうろする必要はないのです。『ここはダレソレさん、ここはダレダレさん、よろしくお力を貸してください』とおっしゃれば、みんなお手伝いするのです。私もお手伝いする用意していました」
 そりゃそうです。御大というのは昔から、陣頭指揮にあたるものです。
 地震、津波、原発事故、などという三重の突発災害に御大がよたよた走っていても仕方ないのです。だから、「器じゃない」などと国民に叫ばれるのです。
 この際、ヨトーもヤトーもないのです。なのに、百万円の支援金をどうやって支給しようかなんてモッタリしたことを議論していました。世界中から何兆円もの義援金が集まっているというのに。万札でパンパンの財布持って、「小銭が出し難い」と言っているようなものです。
 被災地のニュースでは、被災した人たちはまだ「行く先もないしお金もない」と言っています。被災証明と百万円を一人一人に配って、「自分の身の振り方は各自で考えてください」と言えばいいでしょうに。なにもかもミンシュだけでやろうと思うから埒あかないのです。みんないなくなった後、救援物資がむなしく残ったなんてことに、またなるのでしょう。
 クエートの元首サバハ首長はアハマド石油首相と相談し、450億円分の原油を供与してくれるそうです。すごいですねえ。
 放射能垂れ流しの日本に鼻をつまんでいる国が増えていますけど、心の大きな人もいるんですねえ。
 


きちがい数字

2011-04-01 01:46:09 | ニュース
 故障した原発発電所の復旧騒ぎ、いつまでバカやるのかとみていた。
地震の次の日、廃炉が一番良策だと素人の私が思ったのに、あの後の放水、20キロ圏内だの30キロ圏内だののなまぬるい避難命令、野菜類の汚染、作業員の被曝、いや、呆れてなにも書く気がしなかった。

 今日は「海水に3300倍のヨウ素を検出した」という。29日で原子炉等規制法が定める基準の3355倍の濃度の放射性ヨウ素131を検出。25日に1251倍。26日は1851倍。一旦は数値が下がったが日を追ってまた上昇を続けた。
 南側であれ北側であれ、発電所周囲はセシュームやヨウ素で危険極まりないありさまに至った。「これを見事に解決して元通り復旧したら日本の評価があがる」と、無駄な努力を続けた結果だ。諸外国も、日本の頭脳が何処までやれるのだろうかと見守っていた。汚染範囲が広がるばかりか海や魚が危険だと判断して、ついにアメリカやフランスから政治家や専門家やドクターが来日した。
 みんなの意見を聞き、さらに検討して、「廃止せざるを得ない」とようやく決断した。やっと決めたか、やれやれと思ったら、1、2、3、4号機だけだという。5、6号機はまだ復旧できると考えているらしい。トーデン社長の頭が復旧不能のようだ。
 1機廃炉する費用が約600億円だという。×6=どうしても避けたい。しかし、20日間の無駄な復旧作業ですでに4兆円近くも費やした(らしい)。
 30日の社長は、「ご迷惑をかけた方々には万全の補償をします」と発言した。農家の生活保障ぐらいを考えているのだろうが、将来被曝症状が出た人たちに最低3000万円の補償をしなければならないとしたら、およそ5000人と想定しても1500兆円か? 個人個人への補償に留まらず、多数企業の損失や海産関係の会社、従業者、輸出、いろんなところへどう補償するつもりなのだろう? 
 今ですらトーデンは破産の危機に瀕している。

 それにしても、あの土地で避難生活をしている人達は、「寒い」とか「救援物資が不足」とか「ここにずっと住みたい」とか呑気な要求してごろごろのらのらと居座っている。普通の生活が出来るまでどれだけ大勢の人の世話になるつもりなのか……

 落語にこんなのがあった。
 無精者親子がいて、夜中に火事だと気が付いた。「あ。火事だ。お前起きて火を消して来い」と親父が息子に言った。「オヤジがやればいいだろう?」「おれはイヤだ。面倒くさい」「おれもイヤだよ」「あ。障子が燃えだした」「布団に火がついた」なんて言っている内に家は丸焼けになって二人とも死んでしまった。