ゴメンネ蜂夕食後。ショーが二階へあがるとすぐクーラーをoffにして扇風機をonにする。 冷えていた空気が温まり始めるとガラス戸を開ける。今日は風が無くて、まだ外気が暖かい。 ガラス戸を開けて通りに近い方だけ雨戸を閉め、片側は網戸にした。レースのカーテンを引く。と、なにかピロピロと動いている。あ。蜂だ。かなり大きい。蜂というヤツは、みるからに怖ろしい姿をしている。すぐに殺虫剤を持って来て蜂めがけて噴霧した。一吹きで落ちて、カーテンにしがみついた。もう一度、少し長く吹き付ける。下へ落ちた。網戸を開けて、荒神箒で円縁の外へ掃き飛ばした。蜂が悪いことをしたわけではないけど、生きていて欲しくない。ごめんね蜂。恐ろしい姿で生まれた自分を恨んで……それにしても、姿に似合わず弱いンだ。なんで?この写真のワン君は、八という名前です。喜んで笑っている顔です。バックにあるのは、お墓です。