電話がかかって来ました。
「はい」
「アンソクさんのお宅ですか?」
「は?」
「アンソクさんのお宅ですか?」
「(ヘンな苗字。聞いたことないわ)違います」
「すいません」
切って、3分と経たない間に、またtorurururu・・・・。
「はい」
わたし、自分の姓は名乗りません。向こうはこちらの姓を知っていてかけて来るのです。こちらは向こうを知りませんから、かけて来た方が先に名乗るべきです。「アンソクさんですか?」
いま、「違います」と言ったばっかりなのに。知っててわざと掛けて来ているのでしょう。
「はい」
「カズさんという方、おられますか」
「どちらさんですか?」
「ケイサツのもんです」
「けいさつのもんというお名前ですか?」
「いいえ。オオタといいます」
「オオタ、なにさんですか?」
「オオタケンジです」
「ケンジさん。カズはいませんけど」
「こちらにいらっしゃるんです」
「ほう!? それで?」
「いま、事故を起されて…」
「へええ。どんな事故ですか?」
「乗用車に当てたんです」
「へえええ。カズが?」
「はい」
「カズって、男の子ですか?」
「はい」
「幾つですか?」
「24です」
「はあ。うちのカズは女の子で、まだ11歳なんですけど…」
うちの息子は、電話してくると、第一声で必ず名乗ります。
「もしもし。ミッチーです」って。
「はい」
「アンソクさんのお宅ですか?」
「は?」
「アンソクさんのお宅ですか?」
「(ヘンな苗字。聞いたことないわ)違います」
「すいません」
切って、3分と経たない間に、またtorurururu・・・・。
「はい」
わたし、自分の姓は名乗りません。向こうはこちらの姓を知っていてかけて来るのです。こちらは向こうを知りませんから、かけて来た方が先に名乗るべきです。「アンソクさんですか?」
いま、「違います」と言ったばっかりなのに。知っててわざと掛けて来ているのでしょう。
「はい」
「カズさんという方、おられますか」
「どちらさんですか?」
「ケイサツのもんです」
「けいさつのもんというお名前ですか?」
「いいえ。オオタといいます」
「オオタ、なにさんですか?」
「オオタケンジです」
「ケンジさん。カズはいませんけど」
「こちらにいらっしゃるんです」
「ほう!? それで?」
「いま、事故を起されて…」
「へええ。どんな事故ですか?」
「乗用車に当てたんです」
「へえええ。カズが?」
「はい」
「カズって、男の子ですか?」
「はい」
「幾つですか?」
「24です」
「はあ。うちのカズは女の子で、まだ11歳なんですけど…」
うちの息子は、電話してくると、第一声で必ず名乗ります。
「もしもし。ミッチーです」って。