ちょっと待って!

見たこと聞いたこと、すんなり納得できません。あ、それ、ちょっと待って。ヘンじゃありません?  ヘンです。

ボケランク

2014-01-18 00:47:40 | どうする?

 最近、テレビの歌番組はやたらとお年寄りが出て来る。歌も30年も40年も前の歌だし、歌手の発声はみんな悪くなったし、企画さんがボケてしまったのかなあ。テレビ見てる人らが新しい歌には付いて行かれへんと思てるねんな。
 先日、久しぶりでアノヒトが出ていた。予告編だったから、名前は画面に出ない。(ああ。あの人……)よく知っているのに名前が判らない。(なんやったかなあ)トウ(藤)…でもなし…城でもなし…タカシでもなし…ヒロシ?)
 5分ほど考えた。(上、がついた。下、やったかなあ。島…でもない。トウやなくて、ジョウ。そうやジョウ。カミジョウ。違う。シモジョウ。違う。トウジョウ。ちがうなあ。あ。ナカジョウや。ナカジョウキヨシや。上と下が出て、なんで中が出ェへんのン。
 企画さんのこと、言ってる場合やないで。私が惚けてるわ。
 次の日、ショータンに訊いてみた。
「折れたタバコの歌うとうてる人、なんて名前やった?」
「うーん。なんやったかなあ」
「顔、出て来た?」
「顔は、わかる。45年ごろに出て来た人やろ」
「うん。名前は?」
「全然」
 教えてあげなかった。あれから10日ぐらい経つけど、ショータンは中条キヨシを思い出したとは言わない。私が訊いたことも、忘れている。誰が一番上なんだろう ? 


黒田のクスリ

2014-01-17 00:14:16 | Weblog

 

 大河ドラマ・軍師官兵衛が始まった日、NHKのホームペ-ジへ行ってみた。

 ドラマについての期待は殆どなく、ナレーターへの不満がどっさり来ているという書き込みがあった。みんなツイッターで気軽に書いていた。ヒトの真似みたいなのも多かった。

 藤村志保さんは、若い時から話し方がなめらかではなかった。声に力がなくなったから、余計聞き取りにくいのだろう。撮り溜め分が無くなれば、交代だ。(と思う)

 それより私は、黒田家を興した資本になった「薬」が、1種類の生薬で、大勢の手伝いさんが葉っぱを干したり薬研で擂り潰たりしていたのにはビックリした。

 貧乏だった黒田高政が、神戸の神官に教わって作ったのは万能の油薬だった。焼き物の小瓶に入れた液状と貝殻に詰めた練薬だった。その時代、怪我や流行り病で目を患う人が多かったので、高政は「目薬」として市井で売り歩いた。

 が、没するまで生活は豊かではなかった。高政の子重隆も、薬で細々と暮らしていたが、豪族に追われて姫路へ逃げ、一度禄を得たが藩主に失望してまた牢人になり、土地の大百姓竹森新右衛門の世話になった。神官の思いつきで、神社のお札と抱き合わせで宣伝して貰ったのが当たり、薬はあまねく広まって大金を手にした。その金を元手に金貸しをして更に富裕になった。

 そして豪士の株を買い、金を返せない人達の子息を家来にしたりして勢力をつけ、豪族と戦って小さな城を取った。

 薬は一子相伝だから一人で作らなければならず、他人に手伝わせたとしたら、練り薬を貝殻に詰めることと販売することだけだ。

 如水が後に山中……「城内の牢」という説もあるが、食事もろくに与えられなかったから石牢の方が本当だろう……に囚われて救い出された時、全身瘡で覆われ、目も耳も潰れていたという。これを完璧にもとの健康体に戻したのがこの薬だった。除水の子長政は蜂須賀の娘で11歳の糸を娶ったが、後年家康の養女と政略結婚するため糸を実家へ帰した。糸は、菊という幼い娘を連れていた。この菊に、「若し世過に困ることがあれば、この薬を作って売るが良い」と言って教えた。

 私の家の家紋は、蜂須賀と同じ「卍」である。

……続く…

 


チカカチ

2014-01-09 21:17:20 | 残念

 記事を書いてからもう1カ月立ってしまいました。

 20014年どなた様も、よろしくお付き合いくださいませ。

 

 私の家のそばに、3棟で1億7千万円の立派な温室が借りての無いまま約1年放置されていた。

 昨年の夏、「小さいのを一つ、貸していただけないでしょうか」と市役所にメールで訊ねてみた。なんの返答もなかった。ハウスの中にも外にも草が生え、端っこの棟の窓が壊れた。(勿体ない。勿体ない)といつも思っていた。

 昨年の暮れ、突然「解体撤去のお知らせ」という紙がポストに入った。

 壊すのなら貸してくれたら良かったのに。市役所の農地課は全く融通がきかない。3棟を1棟づつ貸したら借りる方も楽なのに、全部一緒でないと貸せないと言っていた。

 しかし、こんなに立派な温室をぶっ壊す必要はないだろうに。

 解体屋の社長は解体の予定しか判らなかった。近所の人が、地主さんを一人知っていると教えてくれた。急いで行ってみた。

「ああ。うちははずれの300坪のが1棟だけですわ。話があってから考えてたんやけど、昨年末に、ハンコを押してしもた。もうちょっと早う来はったら売ったげたのになあ」

「お宅のこと、ついさっき教えてもうてすぐに来ましたのに。今の地価の倍で買います。あのままで使いたいんです」

「ほんまに、壊すのは惜しいです。大きな会社が、周辺の田畑全部借りたんです。1万坪。地主に借り賃月10万円払うということで。10年契約」

 1万坪も借りてなにをするんだろうか? ハウスは、トマト屋さんが人出不足でやめ、花屋が試作だけでメロンに変え、マンゴーを試して失敗し、苺が軌道に乗りかけて契約切れになった。1億7千万、あっさり捨ててしまうのか。もったいない。どうせ1億7千万は、国が出したんだろう。土地も使い捨て。人も使い捨て。