ちょっと待って!

見たこと聞いたこと、すんなり納得できません。あ、それ、ちょっと待って。ヘンじゃありません?  ヘンです。

四つだけのメニュー

2017-11-28 21:43:15 | Weblog
……あとは明日、書きます。と書いたのは一昨夜だった。昨夜は映画見ながら眠っていて、目が覚めたのが11時だったので、パソコンはしなかった。ベッドへ行って、本を読みかけて、やっぱりスタンドを点けたまま、また眠ってしまった。だいぶ、睡眠不足が溜まっている。

 26日、京奈和道路が和歌山だけ完成したので、岩出までは早かった。岩出のインターを出ると、すぐ根来だ。ちらほら紅葉があって人家の無い道を走ったから、知らないところみたいだった。食堂もコンビニもない。お寺に着いたのは11時34分だった。風が少し寒い。
 最近はどこのお寺も拝観料をとるけれど、根来寺は無料で駐車場もタダで、紅葉も桜も有って好きだ。ただ、いいろいろ出来る食堂がない。駐車場の入口に、横に長いバラックみたいな建物があって、「うどん」と「おでん」という小さな旗が立っている。根来寺には8回ぐらい来ているが、この店に寄ったことはない。「うどんでも食べる?」
 入口は2枚戸で、入口の左右に大きな台があって、お土産ものらしいものがちょこちょこと並べてあった。「薄着で来たら寒かった」という人のために、衣類も10着ほどぶら下げてある。
 戸を開けるとすぐ前に女に人が二人立っていて、「いらっしゃいませ」と声をそろえて言った。右側の窓際に三つほどテーブルと椅子が並べてある。
「なにが出来るんでっか?」
「おうどん。おでん。カレーですね」
 と、二人で後ろの壁を指さした。古そうな紙に、「きつねうどん六百円。カレーうどん六百円。カレー六百円。おでん六百円」と書いてあった。六百円均一だ。きつねうどん六百円は高い。うちで作ったら50円で出来るのに、三百五十円がいいところだ。おでんをするなら、二人が立っている所に大きな鍋でたっぷり作ればいいのに。お鍋から湯気がもうもうとたって、美味しそうなニオイがしたら、お土産みたいななにかを買いに来た人も、二つか三つ食べるかも知れないよ。二人の後ろが壁で、前はカウンターだから、バスの案内所みたいだ。
「私はカレーうどんにするわ」「はい。カレーうどんですね」若い方の人がにこにこして、カウンターの紙にメモした。一人の客がカレーうどんを一つ注文しただけだからメモは要らないと思うけど。種類が多いのなら迷うが、たった4種類なのにショーは思案している。
「おでんとご飯にしたら?」
「ご飯、あるんでっか」
「はい。ここに、書いてます」
 品書きがあんまり少なくてびっくりしたから気が付かなかったけど、すぐ上の別の紙に、「白いご飯あります」と書いてあった。
「おでんだけでよろしいワ。ご飯は要りません。」
 おでんの種は聞かなかった。どうせ、こんにゃく、あげ、じゃがいも、ちくわぐらいをお皿に乗せて来るんだと、ショーも私も思った。
「奥にもテーブルがありますので、お好きな方でお待ちください」
 どうせ誰も入って来ないだろうと思ったけど、この時カラカラと戸が開いて、中年の男女二人連れが入って来た。ショーは、ドアのない小さな入り口から、奥の部屋へ行った。窓際が、作り付けのL字型テーブル。真ん中に四角いテーブルが二つ、ひっつけて置いてあった。温かくない小さなストーヴがあった。
 私たちは、窓際の長テーブルの椅子に座った。コーナーに、ミニトマトみたいな実が沢山成った柿の一枝が横にして置いてあった。
「へええ。本物や」

……また続きは明日です……

ついでの紅葉

2017-11-26 23:40:09 | Weblog
 昨日(25日)の朝の新聞に、一人で貼れる…「膏薬貼り手」の宣伝が載っていた。百回ぐらい使えて478円だという。毎夕食後に貼って、朝はまだ私が食べているのに「とって…」とテーブルの横に立って背中を向けられるのがイヤなので、「これ、買おか」とその記事を見せた。広告は全然見ないショーは、あははと笑った。少しは、手間かけさせて悪いなぁと思っているらしい。私は前歯を治療中で、食パンを一口大に切って食べているから、背中から膏薬を剥がしたあと、手を洗わなければならないからイヤなのだ。ショーは自分の背中だから、なんとも思っていない。
 「膏薬を貼り合うだけの夫婦かな」という川柳があったけど、私は膏薬には用がない。ついでに言うと老眼鏡も用が無い。
 「百円屋に、あるかも知れへん」食パンが同じ厚みできれいに切れるパンカッカーも探そうと思っていた。タマゴカッターなら百円屋にある。
 雨が降っていた。少しある洗濯ものを洗濯機で回している。「郵便局へ行くねん」とショーは言った。ついでなら行こう。「根来寺の紅葉、まだあるね」
「ネゴロも行くのんか?」
 ついでにあちこち行くのが私は好きだ。支度をしていると、雨がやんできた。風が少しあるから、紅葉見ながらお弁当は寒そうだ。「お寺の近くでお昼食べよう」と、出かけた。

……半分居眠りながら書いていた。いつものように12時を回った。あとはまた明日にします……

ほんにんさまァ

2017-11-15 21:29:17 | なんで?
 いや。。イエスではありません。いやいやいやいやいや----と言っていたお笑いさんがありましたけど…… いや、なんです。
 私、ここでいろいろと文句ばっかり言ってますけど、今日は、excite のことです。
 「パスワードを変えましょう。パスワードを変えましょう」とひつこくメールが来るので、(そうやなあ。10年ほど同じパスワードやな。一遍変えようか)と思って変えました。変えたあと、忙しかったり旅行してたりで、行きませんでした。さて、11日の夜、メールを見に行きましたところ、いつものようにログインできないのです。(ああ。パスワード変えたんやった)とノートを繰って、控えてあるのを書きました。ダメです。(ここに書いてるねんからマチガイないのに、なんで?)最後の字が読みにくく、5か8かはっきりしません。私のパスワードは、数字と文字の画数を全部足して1文字にした時、好きな数字になるように作っています。
 もしかしたら、こっちかな? 下にもう一つ書いてあるのを入れてみました。「IDかパスワードが間違っています」
 そんなはずないやン。こっちでなかったらこっちやわ。ちゃーんと計算してヨッシャと決めてんから。
 あっち書いたりこっち書いたり…… これがいけなかったんですね。最初に書いたのはわざと「違います」として、もう一度同じのを書けばOKだったんだと気が付きました。仕方ないから、「パスワード忘れた人はこちら」をクリックしました。まず、メールアドレスを書く欄があります。次が「ID」そのあと、「生年月日」、「秘密の質問」「その答え」です。ここは確か、妹の名前で登録したから、生年月日も私のではなく……と妹のを書きました。
ログインできないのだから、(excite のメールアドレス書いても仕方ない。でも本人を確認するために必要やったら excite でええし)と excite のアドレスを書きました。
「アドレスも生年月日も秘密の質問の答えも間違っています」
 (なんでやのん!? ノートに控えたーんのん書いてるのに、なにが違うのん!)きびしいなあ。
 (パスワードを教えてもらうだけでセイネンガッピや秘密の質問、必要あるか?)もう一度書いたけど、「間違っています」です。もう一度書きました。と、画面がジャーンと変わって、「質問が規定の回数を超えました。24時間後にまたログインしてみてください」と出ました。(なんや。難しいなあ) この晩は、excite にログインするのは諦めました。次の晩、最初からやって、また「ちーがいましたちーがいました船のかげ」をやって、「パスワード忘れたひと」をクリックして、結局、もう一つのアドレスを書いて、おわりました。次の日、このアドレスにヘンジが来ました。IDが6個書いてありました。(そうや。IDを変えたらこの名前のメールアドレスが使えるんやった)使ってませんけど。
(パスワードが判れへんいうのに、IDばっかりではログインでけへんやないの)
 サポートのところに、妹の名前で登録したことや、間違いないと思うパスワードや長い間使っていたパスワードやら書いて、「お調べください」と送信しました。
 次の日は、怒っていました。(もうexcite は退会や。知らん間に有料になって、難しいことばっかり言うねんやったらヤーンピ)退会。退会。退会。と。
 また次の日、事務局からメールが来て、「本人さまであると認めました。パスワード変更してください」
 まあ、長いお付き合いやから、と素直にパスワードを変えて、登録してあるプロフィールを確認してみたら、自分の名前と生年月日に私自身がちゃんと書き変えてありました。  
 


秋。熱帯夜

2017-11-09 23:46:08 | 旅行
会席料理。テーブルに一人用コンロが出ているとうんざりする。
 情けないほど少量材料の水炊きやすき焼き風で、美味しいのに出会ったことがない。板前さんの手抜き料理だ。あれを喜んで食べている人がいるのだろうか? 20年ほど前、伊豆山の保養所で、美味しい会席料理を出していた。会社を辞めても3度は行った。3度めに、あの一人コンロが現れた。料理全部が不味くなった。つまらなくて、行くのをやめた。
 
  恵那峡グランドホテルへ行った。
 一人コンロが大きな顔してテーブルに乗っていた。大きく切った肉3切れと、束ねた糸こんにゃくとマイタケの汁煮。水炊きかと思ったらすき鍋ということだった。薄味で。十日前、前歯が割れて治療中なので、なんにも前歯で噛めなかった。こんな大きな肉やこんにゃくは無論噛み切れない。ナイフとフォークもないしお箸では切れない。トシヨリにこんな料理を出すなんて、不親切な板前だ。
 でも刺身は小さかった。普通市販している刺身の1/3ぐらいに切ったのが4種類。少ない皿を、空になるとばたばたと忙しく下げに来てうっとうしい。なんにも食べた気がしなかった。
 前の日、鳥羽で泊まってビールを注文したら小瓶が840円もしたのでここでは飲み物を頼まなかった。安物の食堂でも一番にお茶を持ってくるのが普通なのに、おばさん従業員は全然知らん顔。おにいさんに、「お茶を急須一杯」とお願いした。ネットの「口コミ」に、「料理が少ない」と書いてあった。トシヨリはそんなに食べない方がいいからと思っていたけど、ほんとに料理は少なくて、お茶だけ飲んだような食事だった。
 食事前に、「部屋の暖房がきついなあ」と思っていたが、夕食後部屋へ戻ると九月の温かさ。暖房を消そうと思ったが、コントローラーがない。フロントに電話をしたいのに、なんと電話機もない。こんなホテルは初めてだ。夜9時になると8月の暑さ。私は布団を足元に畳んで、シーツだけで寝た。ショーは夜中に起きて、「熱帯夜か」と言った。30度ぐらいか……  窓を開けられるだけ開けた。10時に客室の暖房を消したら、電気料金はいまの半分になるだろう。廊下の電灯は明る過ぎるのに、トイレの電球は暗い。トイレの電気点けっぱなしの客が多いのかなあ。
 お風呂からの景色は綺麗だった。露天風呂は鳥羽と違って広くて、私一人だった。4分ほどしてまた一人入ってきた。鳥羽のホテルの小さな露天風呂のことを話してあげた。「3畳ぐらいのお風呂に、15人ぐらい入ってはりました。おばあさんばっかり」「団体さんでしょうねえ。あっはっは」入れなかったけど、人に話せば想像して面白いから、また誰かに話そう。

 
 朝は「和食」と頼んでいたが、テーブルについて、並べられたものを見てガッカリ。またもや一人コンロに小さなお豆腐一切れとおネギ少々が浮いたお鍋だ。なんや? 貧乏ったらしいスキヤキ。小さい切り身の焼き魚。不味そうな漬物4種類。漬物の仲間に必ずシバヅケが入っているけど、美味しいものではない。狭山のトンカツ屋に、美味しいお漬物を出す店がある。トンカツ屋だよ。ホテルがこんなお漬物を出すなんて、ハズカシイ。
見ただけで食欲減退や。思わず言った。「こんなん要らん……」 隣のテーブルの人が笑っていた。
 洋食を頼んでいたショーが席を代ってくれたけど、こちらも美味しそうではない。目玉焼きがメインで、それが私の嫌いな生焼き。箸で触るとドロッと流れて、「液体人間」という映画を思い出した。全く味がついていない。食べられない。パンにつけて食べろと言うことか? 目玉の焼き加減ぐらい、「どうしましょう?」と聞いて貰いたいものだ。見渡したところ、六人ほどしかいないのだから。
 食堂の窓から良い景色が見えていたけど、前夜と同じ、窓から遠い席だった。鳥羽のホテルといい、なんで、朝も晩も同じ席に決めるんだろう? なんのために決めるのか、全く判らない。景色なんかどうでもいい人もいるだろうに。チェックインの時、「食事のテーブルは窓際がいいですか? まんなかのお席がいいですか?」と聞いても損はないはずだ。不親切なホテル。
 
 アンケート用紙に書きたかったのに、用紙がない。ここはアンケートも取らないから、改善することないのだと納得した。が、フロントで支払いを済ませてひょいと見ると、「アンケートを入れる箱」が置いてあった。なんや。用紙あるんねんやん。トシヨリだから、アンケートなんか書けないだろうと思われたのか? 


雨も降って、良い旅ではなかった。