88グリーンビートル

活動内容や、案内

サンディエゴの庭(1) はじめに

2018年01月16日 | 日記
【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見る

サンディエゴの庭(1) はじめに



今回は、アメリカの、サンディエゴに行ってきました。

ヤシに囲まれた街並みを見て、庭のデザインに生かすのが目的です。

サンディエゴは、アメリカ西海岸の、最南端に位置し、メキシコと国境を接しています。それでも緯度は名古屋より少し低い程度です。ハワイは熱帯、沖縄は亜熱帯ですが、サンディエゴは、緯度からいうと、日本と同じ温帯にはいります。けれど、海流の影響か、あるいは砂漠気候のせいなのか、冬でも暖かく、トロピカル植物がよく育ちます。ここで見られる庭園こそ、私が名古屋で試みたいと思っていた庭のヒントがあるのではないかと思って行くことを決めました。

日程は、いつもと同じ12日間。

サンディエゴに滞在していて、一番大事なことは、利用する交通機関です。

幸い、サンディエゴには「トロリー」と呼ばれている路面電車(市街電車)が走っています。3路線あって、着いた翌日にそれらを、端から端まで全部乗りました。

トロリーと言っても、トロトロ街中を走っているのではなく、郊外に出ると、けっこう猛スピードで走ります。

これで、サンディエゴの街全体をだいたい把握しました。バスもありますが、これは不必要でした。


上の写真は、トロリーのグリーンライン終点 サンティー駅

食事は、“簡易料理ができる”とホテルの案内に書いてあったものの、電子レンジと冷蔵庫があるだけで、結局外で食べることが多くなり、食費はずいぶん高くなってしまいました。

生活に慣れてきた後半では、朝8時から開いている、ビジネス街にある大きなフードセンターで、朝食を食べることを覚えました。

温かな数多くの種類の料理や、熱いスープなどを売っています。それらを、自分で容器に入れて、併設された食堂で食べることができるのです。日本食以外は、何でもあるたいへんありがたいところでした。

サンディエゴは、ハワイのように名の知れた観光地ではないので、それほど多くの施設はありません。旅の前半で主だったところを全部まわりましたので、後半は住宅地を見て回りました。

住宅地と言っても、日本のように、近所の人が家の前で立ち話していたりするような光景はありません。そんな人影のない広い通りを、変な外国人がひとりで写真を撮りながら歩いている姿は、我ながら「不審者~」という感じでした。

おかげで、1000枚位写真を撮ることができたので、これらを参考にして、日本に合ったトロピカル庭園を、これからデザインしていきたいと思っています。

【記事一覧】 記事一覧を見る/ 【庭師のブログ】 庭師のブログを見る