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サンディエゴの庭(3) 州立サンディエゴ大学 

2018年01月19日 | 日記

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州立サンディエゴ大学

トロリーに乗って、サンディエゴ大学前で降り、エスカレーターで地上に出ると、そこはもう大学の広いキャンパスの入口でした。

月曜日でしたが、人影があまりなく、ひっそりとしていました。

広い敷地内には、見慣れた植物が、それぞれの校舎や、ホールをとり囲んでいました。



















このころになると、主だったガーデニング植物は、だいたい10種類ほどだということがわかってきました。大学のキャンパスも、ほとんどがこれらの木や草で占められていました。
ざっと挙げてみると、ワシントンヤシ、ロエベレニー、シュロ、ソテツ、カナリーヤシ、アガベ、ストレチア、サンスベリア、トベラ、ベゴニア、シャリンバイなどです。これらは、公園、街路、住宅地、などでも必ず目にします。


キャンパスの中を歩いていると、生物化学センターがありました。そこの建物をぐるっと回って裏庭に出ると、シダ園がありました。100坪ほどの敷地は柵に囲まれていて、園路が8のつくってありました。園路の両脇には、一応世界中から集めたと思われるシダが30種ほど植えてありましたが、写真のように貧相なものでした。シダを研究しているゼミか、研究室があるのか、鉢で栽培しているシダも別の棟に棚をこしらえて、並んでいましたが、ほとんどが萎れていました。



私が思うに、元は砂漠に近いようなところに、シダは無理なのではないか。シダ園をつくるなら、日陰になるような下枝を落とした高木を植えて、グリーンビートルで施工しているような散水装置で、頻繁に水を与えてやらないと、とても育たないと思いました。誰かが水を手まきしているのか、ホースだけは伸びていますが、量と頻度を満たす時間が割けないとみえました。ここにきてシダを見に来る人も、まずいないから、管理にもあまり力が入らないと思いますが、せめて水だけは充分やらないと、枯れないまでも、繁殖しません。せっかくあるのだから、しっとりしたシダ園にして、学生たちの憩いの場になればいいのにと思いました。

園の扉には、箱がかけてあり、寄附を募るプリントが入っていました。シダを購入したり、ラベルをつくったりする費用に、お金が要るそうです。その箱に入れるのなら、その場でできたのですが、寄附の送り先と、方法等が書かれていて、そこまでして寄附をするのはたいへんですので、立ち去りました。

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