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小石川植物園 (東京大学附属植物園)
最近は、シダに関心を持つようになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/b1/89b7c59c7b9d35045f58f34fc829bae2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/81/cbadddbb95049a68859e1b66a0bb8b80.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/b9/9c40a75251d929aada9fe3d38f9661b4.jpg)
マツバラン 葉も根もない、茎だけのもっとも古いシダ。ジュラ紀は中生代だが、それより以前の古生代から繁茂していたシダ類(以下)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/dc/f8d4e84af1b421a515169d9dd84580c6.jpg)
ゼンマイ 古生代から続くシダ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/0c/859ab2189b2fd9c9986a5221c2ac29b4.jpg)
リュービンタイ 古生代から続くシダ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/21/17d56e63b597023195174afd563097bb.jpg)
クラマゴケ 古生代から続くシダ その他、イワヒバや、スギナ、トクサなども古いシダの仲間です。
ジュラ紀には、シダや苔はもう地球に繁茂していて、草食恐竜の餌になっていました。食べても食べても、胞子が空中に飛散し、どこからでも生えてくるので、私の想像するところでは、おかげで恐竜はどんどん数を増やし、地上はまさに恐竜の楽園となりました。
多くの恐竜や、古代植物が滅んだ今なお、胞子を飛ばし続けてしぶとく生き残り、勝手に庭などに生えているけれど、雑草と違って、妙に庭になじんでいるので、どこでも大切に扱われているようです。
シダ園が小石川植物園にあると聞いていたので、今回の東京行きでは、一番楽しみにしていました。
むかし薬草などを育てていた、小さな植物園を想像していたので、着いてみて驚きました。都心に山が一つあるくらいの広さに、高さ十数メートルもあるイチョウや、針葉樹の広い森があり、裾野にはいくつも池があって、トンボが飛び交っていました。
その割に、目当ての「シダ園」は、広大な園の隅の方にちんまりとたたずんでいました。誰も来ない出入り口の石に腰かけて、おにぎりを食べながら、半時ほどそこで過ごしました。
関連記事 《 ⇒サンディエゴ大学 シダ園》
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/98/5480f26e6dd6cb7c2f18f975d55dd30f.jpg)
ニュートンのリンゴ
今から350年ほど前に、イギリスのニュートンという人が、自宅の庭を眺めていました。その時、リンゴの木から、リンゴがポトリと地面に落ちました。それを見て、これは上から下に落ちるのではなく、地面から何かがリンゴの実を引っ張っていると考えたニュートンは、後に万有引力の法則を発見しました。
その由緒あるリンゴの木から、接ぎ木をしたものが、今この小石川植物園の一画で大事に育てられています。収穫したリンゴは、「ニュートンリンゴ」と銘打って、どこかで販売されているのか、気になるところですが、そういう気配はありませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/4a/00cc8cb6b2df72e1689283cbd685ad52.jpg)
ジュラシックツリー
2億年前のジュラ紀の地層から化石として知られていた、ナンヨウスギ科のウオレマンパインという木が、オーストラリアの山中で発見され、当時生きた化石と話題になったそうです。ジュラ紀の植物であることから、ジュラシックツリーと呼ばれ、挿し木などして増やし、世界の植物園などに寄贈されました。
私が初めてこれを目にしたのは、つい数か月前の、名古屋の東山植物園(東山植物園)でした。その後、京都府立植物園でも目にし、今回またここ小石川植物園で出会いました。ジュラシック庭園をデザインし始めた時を同じくした出会いに、なにかとても親しみを感じました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/39/3182dc1f461b18d7c1718fd355dc0885.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/74/feccd4cc042b5d8dfe62f27808fd5ff3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/6b/7e397b24c195fc8fcd5d07fd105c5ad2.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/a8/654e088cf3a3696e7999549c94390d1b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/19/c9f4a4f6cc8d216e278432cee1086340.jpg)
赤い建物は、植物園に隣接する、旧東京医学校本館です。
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小石川植物園 (東京大学附属植物園)
最近は、シダに関心を持つようになりました。
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マツバラン 葉も根もない、茎だけのもっとも古いシダ。ジュラ紀は中生代だが、それより以前の古生代から繁茂していたシダ類(以下)
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ゼンマイ 古生代から続くシダ
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リュービンタイ 古生代から続くシダ
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クラマゴケ 古生代から続くシダ その他、イワヒバや、スギナ、トクサなども古いシダの仲間です。
ジュラ紀には、シダや苔はもう地球に繁茂していて、草食恐竜の餌になっていました。食べても食べても、胞子が空中に飛散し、どこからでも生えてくるので、私の想像するところでは、おかげで恐竜はどんどん数を増やし、地上はまさに恐竜の楽園となりました。
多くの恐竜や、古代植物が滅んだ今なお、胞子を飛ばし続けてしぶとく生き残り、勝手に庭などに生えているけれど、雑草と違って、妙に庭になじんでいるので、どこでも大切に扱われているようです。
シダ園が小石川植物園にあると聞いていたので、今回の東京行きでは、一番楽しみにしていました。
むかし薬草などを育てていた、小さな植物園を想像していたので、着いてみて驚きました。都心に山が一つあるくらいの広さに、高さ十数メートルもあるイチョウや、針葉樹の広い森があり、裾野にはいくつも池があって、トンボが飛び交っていました。
その割に、目当ての「シダ園」は、広大な園の隅の方にちんまりとたたずんでいました。誰も来ない出入り口の石に腰かけて、おにぎりを食べながら、半時ほどそこで過ごしました。
関連記事 《 ⇒サンディエゴ大学 シダ園》
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ニュートンのリンゴ
今から350年ほど前に、イギリスのニュートンという人が、自宅の庭を眺めていました。その時、リンゴの木から、リンゴがポトリと地面に落ちました。それを見て、これは上から下に落ちるのではなく、地面から何かがリンゴの実を引っ張っていると考えたニュートンは、後に万有引力の法則を発見しました。
その由緒あるリンゴの木から、接ぎ木をしたものが、今この小石川植物園の一画で大事に育てられています。収穫したリンゴは、「ニュートンリンゴ」と銘打って、どこかで販売されているのか、気になるところですが、そういう気配はありませんでした。
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ジュラシックツリー
2億年前のジュラ紀の地層から化石として知られていた、ナンヨウスギ科のウオレマンパインという木が、オーストラリアの山中で発見され、当時生きた化石と話題になったそうです。ジュラ紀の植物であることから、ジュラシックツリーと呼ばれ、挿し木などして増やし、世界の植物園などに寄贈されました。
私が初めてこれを目にしたのは、つい数か月前の、名古屋の東山植物園(東山植物園)でした。その後、京都府立植物園でも目にし、今回またここ小石川植物園で出会いました。ジュラシック庭園をデザインし始めた時を同じくした出会いに、なにかとても親しみを感じました。
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赤い建物は、植物園に隣接する、旧東京医学校本館です。
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