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シンガポールの庭園 住宅地 

2019年04月01日 | 日記
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シンガポールの庭(8)住宅地



「はじめに」の中で、少し触れましたが、シンガポールの国土は、名古屋市を少し大きくしたくらいの面積で、その狭い土地に600万人ほどが住んでいます。詳しいことは知りませんが、想像するに、土地代はものすごく高いと思われます。

そこで政府は、シンガポールの北部に、高層の公団住宅をたくさん建てて、そこに80%にあたる国民が住めるようにしているそうです。



私も、高層住宅のビルを縫うように走るモノレールにのって、窓からつぶさに観察してきました。と言っても、住民のプライバシー保護のため、駅を出るとすぐ、窓ガラスが瞬時に曇って、スリガラスのようになるので、細かいところは見えませんでした。

日本で言う、アパートのような建物はないのかというと、様子はだいぶ違うけれど、2、3階だての集合住宅があります。

日本のそれとどこが違うかというと、大半は賃貸だと思うのですが、かなりの高級住宅です。日本や、外国の駐在員家族は、こういうところに住んでいるのかなと思いました。そのようなアパートは、街中にたくさんありました。

まず、周囲が塀で囲ってあります。遮断機のついた入口には、守衛室があって、不審者や、不審車をチェックしています。

一度、道路の突き当りが、そのようなアパートになっていて、通り抜けできないことがありました。来た道を引き返すしかないと思いましたが、守衛さんと少し雑談していると、この建物を通り抜けると、裏口から大通りに出られるので、そこまで連れて行ってあげましょうと言ってくれました。

遮断機をくぐり、守衛さんの後について、敷地の中に入っていくと、手入れの行き届いた植物に囲まれたトロピカルな庭が周囲一面にあり、その上プールが3面もありました。写真に撮りたかったのですが、道が分からずに迷い込んだことになっているので、流石に写真は遠慮しました。

ここまでは、憶測で書いていますので、実情と多少異なる記事になっているかもしれませんが、あまり真に受けずにお読みください。

今回はいつものように、一戸建て住宅の集まっている、住宅地の庭をみてあるきました。こういうエリアは、街中にいくつかあります。日本と事情が違うのは、郊外の土地の安いところに立地しているのが日本で、にぎやかで、便利な街の真ん中にそういった住宅地が点在しているのがシンガポールです。

















余談ですが、シンガポールのビルは、大体同じような高さにそろっており、それよりも高くても、低くてもいけないという法律でもあるのかなと、つい勘ぐりたくなりました。だから、住宅エリアの背景は、こんなビル群に囲まれたような景色になってしまします。











ガラスのフェンスを見ました。通りから水槽のようなガラスのフェンスを通して、庭が見えるようになっています。


シンガポールでは、歩道の両脇が、このように植栽されています。この部分の土地の所有者は、政府のものか、個人のものかわかりませんが、たとえ個人の土地でも、街の美観のため、一定幅の植栽義務があるのかもしれません。






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