アルトゥン・ハー遺跡へ
ノーザン・ハイウェイを行く。大きなかにが、道路のあちこちで死んでいた。どういう理由かわからないが、カニたちが、道路を渡ることになって、車に轢かれたらしい。
オールド・ノーザン・ハイウェイの沿道には、あちこち湿地ができていた。この前までは、草原だったのに・・・。
アルトゥン・ハー遺跡は、今日も人が少ない。ベリーズ・シティから車でわずか、50分だし・・・遺跡の規模もかなり大きい。日本だったら、いつも見学者で一杯だろう。
発掘、復元をしていないところもあり、あれをきちんとやったら、すごいものになると思う。
それに、遺跡の周りに野鳥が一杯いる。あんまり見たり撮影しやすい状態とはいえないけど・・・。バード・ワッチングの穴場だと思う。
問題は、蚊だ。今日は、今までで、一番ひどかった。服の上からもさすので、防ぎようがない。今日は、うっかり、ユニクロのストレッチのジーンズをはいていったから、下半身を10箇所ぐらいかまれた。顔にも容赦なく来る。防虫スプレーは、一応かけてある。でも顔は、手にふってほっぺにつける程度だからね。
私たちが、帰る頃来たアルゼンチンからのカップルは、ほとんど裸・・・男性短パンだけ、女性ビキニ・・・防虫剤を塗っているといってもすごすぎる。クリーム状の防虫剤をしっかり塗ったら防げるのだろうか?
この遺跡は、手入れが行き届いていて、本当に気持ちが良い(写真↑)。雨期に入って、植物が、勢いを盛り返して、どんどん伸びると思う。いつもこんなにきれいにしておくのは、ものすごい労力だと思う。
今日は、土曜日なので、珍しく働いている人を見た。
前にもう一人別の人を見た。今は、とても暑いから、重労働と思う。
それにしても、この急な斜面↓で、どうやって草を刈ったのだろう。この斜面は、ただ立っていることも難しいと思う。発展途上国に行くと、無茶というか、信じられないことに出会うことがある。この斜面の草刈も・・・。
遺跡の保護は、お金がかかる。アルトゥン・ハーは、もう少し観光客が来てくれないと維持するのが難しいのではないかと思う。日本は、遠いから、来れる人は、少ないけど・・・日本人好みの観光地だと思う。
虫は、困るけど・・・殺虫剤を散布したら、鳥などの自然環境に影響するだろう。
人間にとって快適にしようとしたら、どんどん自然を破壊することになる。
地球上に残っている自然は、限られている。・・・ベリーズは、人間には、快適ではなくても、ぜひ自然を残してほしい。