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修羅場を抜ける-J1 第15節 ガンバ大阪戦

2006-07-27 02:22:57 | 観戦・応援
Jリーグディヴィジョン1 第 15 節
川崎フロンターレ 3 - 2 ガンバ大阪
[川崎F] 箕輪 (47分)、ジュニーニョ (54分)、マギヌン (77分)
[G大阪] 遠藤 (25分)、家長 (59分)
等々力陸上競技場 20,425人
<主審> 上川徹

戦前はスラップスティック (関西風に言えばシバキあい) になると予想されたG大阪戦ですが、G大阪が非常に高いレベルの守備を行っていたこともあり、点の取り合いというのとは違った試合展開になっていました。

最終的な勝敗を決めたのは、フロンターレの方が勝ちたい気持ちで勝っていたこと、これが最大の要因だと私は考えています。

仕事の関係で競技場到着は午後6時半。すでに試合前のウォーミングアップが始まっていて、応援の声出しが始まったところでした。

その時点で5番ゲートは列を途中で切って東屋のほうに並ばせていたようでした。私が入った7番ゲートはすんなり入れたので、シーズンチケットの価値を再確認しました。
# けど、抽選券はすでになくなっていた。

入場時点では結構入っているという感じ。13,000くらい、あるいは15,000くらいまで行くかとその時点では思っていました。

そして試合開始。

前半最初は両方が攻めて、ボールがピッチ全体を動く攻撃的な試合になるかと思われたのですが、時間が進むにつれ彼我の差が明らかになってきました。

というか、いつものことですが、フロンターレの選手のボール離れの悪さと、受けてからの動き出しの遅さ、これが完全に露呈している状況でした。

フロンターレの選手はボールを受けてからパスの出し先を探すためか、受けてすぐに次のプレーの体勢に入れないためか二人・三人にすぐに囲まれてボールがさらに出せなくなります。

また、ミスパスやパスカットも多く、フロンターレサイドからボールを出すことがなかなかできなくなっていました。

これに対して、G大阪の選手がボールを持つと、フロンターレの選手は2メートルほどの距離で1対1で守備を行い、ボールを取りに行く動きにはなかなかならないため、ボールを簡単にまわされるという感じでした。

ただし、ポジショニングや対応は良かったので、決定的な場面を作られることはほとんどなかったのですが、ずっと好きなようにやられてるという感じの流れが続きました。

前半の失点はフリーキックから。相澤選手がはじいたようにも見えましたが、ゴールの外にはじき出すことはできずの失点。

そのあとも結局フロンターレにいいところはなく終了。

ハーフタイムに入り、とんでもないことになっていることに気づきました。

バックスタンドの通路が人でぎっしりで、売店に行くにもえらい時間がかかる状況。さらにものすごい列ができているので (冷静に考えれば、それで通路が混んでいるのですが) ハーフタイムの間に何かを買えるとはとうてい思えず、そのまま席に戻りました。

改めて客席を見渡すと、アウェイシート2階が少し薄いかなと感じる以外はぎっしり。特に1階席は柵の後までぎっしりという感じでとても平日の夜とは思えない状況になっていました。

さて、後半です。

前半45分を戦って、プレーに対する反省ができてきたのか、後半は少し改善されてきました。

少しずつですが、前に出られるようになり、形ができてきました。

クロスバーに当たったフリーキックを箕輪選手が押し込んで同点、ジュニーニョ選手が自分がもらったPKを決めて逆転。カウンターから決められて失点と、後半の早い時間に得点が動きましたが、このあたりでフロンターレの動きが大きく改善されました。

前半はボランチが下がり目で受けて、何回かつないで前線にボールを運ぶといった戦術を選択していたように見えましたが、後半10分を過ぎたところから全体のラインを押し上げて高い位置でプレーするように変わってきました。

さらに中央突破だけでなくピッチの幅いっぱいを使うようにもなってきました。

この後も攻防が続き、何本かの危ないシュートの場面をこなしながら、最後はディフェンスの裏に抜けたマギヌン選手がクロスを冷静に決めて決勝点となりました。

試合全体を通して、G大阪の選手の方が一つ一つのプレーの判断が早く、それが力の差になっているのだということを感じました。

しかし、このゲームはフロンターレの選手の勝つ気持ちがG大阪の選手を上回っており、後半から体力的にはつらい戦いを進めることができたのではないか、それが勝利につながったのではないかと考えています。

前節浦和戦で、カップ戦準決勝で負けた浦和の方が勝ちたい気持ちが強かったと誰かが言っていましたが、今節は昨年最終戦で目の前で優勝を決められたフロンターレの方が圧倒的に勝ちたい気持ちが大きかったのではないかと想像しています。

以下雑記
世界基準の主審でしたが、結構両方に厳しい結果となりました。次節マルコン選手は出場停止、箕輪選手、ジュニーニョ選手も3枚目と犠牲の大きい勝利でした。

抽選券は普通にもらえず。水曜なので、先着10,000名様って全員に配布っていうことでしょと甘く見ていましたが、そういう時代ではなくなっていたのですね。

でも、20,000人は等々力には多すぎます。というか、15,000人をコンスタントに入れるのであれば、売店の量、配置、動線などを含めてコンコースの改修を考えたほうがいいのではないですか。
# 問題は費用ですけど…。

マッチデープログラム、今回のカードは松下選手と谷口選手。
# コメントの指摘を受けて修正

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2 コメント

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おつかれさまでした (たつパパ)
2006-07-27 06:40:38
最後の最後の「カードは・・・」で「アレ?松下出てたっけ?」と思いましたが,トレカのことですね。

ここではじめて,昨日MDPを買い忘れていたことに気が付きました。(^^;;;

そのくらいイレこんで居た,ってことですね>わたし。

キャパとチケットシステムが違うとは言え,駒場の試合(1万6千)より入ったのには驚きです。

おっしゃる通り,2万人を入れるスタジアム設備ではないですね。びっくりです。
返信する
Unknown (@さぶ)
2006-07-27 17:29:43
昨日はお疲れ様でした。

自分のブックマークに登録させて頂きました。今後ともよろしく御願い致します。
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