この日は、悪い意味ですごいものを見てしまいましたね、いろいろと…
久光 1-3 シーガルズ (21-25, 20-25, 25-20, 16-25)
この対戦はまさに相性、というか、久光のセッター橋本が蛇ににらまれた蛙のようだ。橋本のトスワークも単調になるし、アタッカーがそろって力んでミスを連発しているように見える。
第3セット、久光の真鍋監督は、橋本→三上、大村→平井、狩野美雪→舞子という大幅なメンバー交代を敢行した。シーガルズには、今シーズン2回の対戦でいずれも負けており、このままではまたストレート負けと考えたのだろう。
この交代のうち、三上と狩野舞子の起用は成功だったように見えた。久光が奪った第3セットは、舞子のライト攻撃が効果的に決まった。しかし平井だけは失敗だった。三上とのブロード攻撃のタイミングは全く合っていない。しかも、仁木と平井の2枚前衛のローテなんて作ってどうするつもりだったのか。筆者がセッターだったら、監督に向かってブチ切れただろう。「これでどうやってサイドアウトを取れというんだ」
なお、シーガルズのファンの方によると、シーガルズの守備は伝統的にレフトからの強打にはめっぽう強い一方、ライト攻撃に対してはそれほどではないという。この一気の交代は、とにかくライトからの攻撃(ブロードを含め)を増やしたいという点で、説明できる。
シーガルズは、ブロックの読みが当たりまくり。攻撃では、逆に相手のブロックを利用し、あるいはレシーブの弱点を的確についてくる。シーガルズワールド全開の2日間だった。
武富士 0-3 NEC (11-25, 23-25, 23-25)
武富士のサイドアタッカーについては、まああれくらいのものだ。ここまでセンターが使えないのではどうしようもない。セッター原がセンターを使うタイミングは悪くはなく、相手ブロックを振っているのに、それでもミスされるのだからたまらない。JTについても、特にシーズン序盤、センターのあまりの「空気」ぶりに愕然としたけれども、武富士の場合空気でなくてマイナスだから、マジで。
スコアでもわかるように第2,3セットは競っていた。第3セットは中盤まではむしろNECにらしからぬミスが続き、武富士が一時4点リードにした。それを一気におかしくしてしまったのは、相手のサーブレシーブがダイレクトで返ってきたボールに対する内藤のミス。打ちそこねて、何と後ろにそらしてコートの外へ。正直、筆者はしばらく呆然としていた。申し訳ないけれども、Vプレミアであんなミスはあり得ない。
NECも、エリンの離脱が続いている上リベロの成田までこの試合は欠場。リベロには渡辺が入ったがサーブレシーブはがたがた、サーブレシーブ成功率は46%という有様だった。
パイオニア 0-3 東レ (15-25, 8-25, 15-25)
パイオニアは、セッターの交代のタイミングにも問題は確かにあるけれども、内田復帰がきっかけでチームの雰囲気がおかしくなったのではないと思う。それ以前から、試合を投げ出したように見える場面は何度もあった。
内田復帰以前から、そもそも何を意図しているのかわからない選手起用が多すぎる。もし、選手の心理に不穏なものがあるとすれば、このあたりの起用に根本的な原因があると思う。「意図が理解できない」のはセナ絡みに限らない。控えのセッターを出してみても2,3プレーですぐに戻してしまったりした。
あるいは、先発起用の方針も何度となく変わっている。シーズン当初はレフトが栗原-佐々木、ライトがセナだった。その後、何試合か続けてセナを先発からはずし、速い攻撃を意図したと思われる時期もあった。それでも、レフト栗原-セナ・ライト江口でようやく安定したか、と思われたのだが…
いずれにせよ、Vリーグで現行ルールで3セット30点台なんて記憶にないし、アタック効果率(アタック決定率-ミス率-ブロックされた割合)がマイナスというのも記憶にない。(アタック決定数23、ミス12、被ブロック12だからマイナス)
ある程度精度の高い集計の出るリーグでは、ブラジルだと、アタック決定率平均が低い上チーム間の力の差が大きいので、時々マイナスという試合があるけれども、ミスやブロックが少ないVでは前代未聞だ。
疲れたので、一番盛り上がった試合のJT対トヨタ車体を見ていない。(最後の5点だけ見た)
久光 1-3 シーガルズ (21-25, 20-25, 25-20, 16-25)
この対戦はまさに相性、というか、久光のセッター橋本が蛇ににらまれた蛙のようだ。橋本のトスワークも単調になるし、アタッカーがそろって力んでミスを連発しているように見える。
第3セット、久光の真鍋監督は、橋本→三上、大村→平井、狩野美雪→舞子という大幅なメンバー交代を敢行した。シーガルズには、今シーズン2回の対戦でいずれも負けており、このままではまたストレート負けと考えたのだろう。
この交代のうち、三上と狩野舞子の起用は成功だったように見えた。久光が奪った第3セットは、舞子のライト攻撃が効果的に決まった。しかし平井だけは失敗だった。三上とのブロード攻撃のタイミングは全く合っていない。しかも、仁木と平井の2枚前衛のローテなんて作ってどうするつもりだったのか。筆者がセッターだったら、監督に向かってブチ切れただろう。「これでどうやってサイドアウトを取れというんだ」
なお、シーガルズのファンの方によると、シーガルズの守備は伝統的にレフトからの強打にはめっぽう強い一方、ライト攻撃に対してはそれほどではないという。この一気の交代は、とにかくライトからの攻撃(ブロードを含め)を増やしたいという点で、説明できる。
シーガルズは、ブロックの読みが当たりまくり。攻撃では、逆に相手のブロックを利用し、あるいはレシーブの弱点を的確についてくる。シーガルズワールド全開の2日間だった。
武富士 0-3 NEC (11-25, 23-25, 23-25)
武富士のサイドアタッカーについては、まああれくらいのものだ。ここまでセンターが使えないのではどうしようもない。セッター原がセンターを使うタイミングは悪くはなく、相手ブロックを振っているのに、それでもミスされるのだからたまらない。JTについても、特にシーズン序盤、センターのあまりの「空気」ぶりに愕然としたけれども、武富士の場合空気でなくてマイナスだから、マジで。
スコアでもわかるように第2,3セットは競っていた。第3セットは中盤まではむしろNECにらしからぬミスが続き、武富士が一時4点リードにした。それを一気におかしくしてしまったのは、相手のサーブレシーブがダイレクトで返ってきたボールに対する内藤のミス。打ちそこねて、何と後ろにそらしてコートの外へ。正直、筆者はしばらく呆然としていた。申し訳ないけれども、Vプレミアであんなミスはあり得ない。
NECも、エリンの離脱が続いている上リベロの成田までこの試合は欠場。リベロには渡辺が入ったがサーブレシーブはがたがた、サーブレシーブ成功率は46%という有様だった。
パイオニア 0-3 東レ (15-25, 8-25, 15-25)
パイオニアは、セッターの交代のタイミングにも問題は確かにあるけれども、内田復帰がきっかけでチームの雰囲気がおかしくなったのではないと思う。それ以前から、試合を投げ出したように見える場面は何度もあった。
内田復帰以前から、そもそも何を意図しているのかわからない選手起用が多すぎる。もし、選手の心理に不穏なものがあるとすれば、このあたりの起用に根本的な原因があると思う。「意図が理解できない」のはセナ絡みに限らない。控えのセッターを出してみても2,3プレーですぐに戻してしまったりした。
あるいは、先発起用の方針も何度となく変わっている。シーズン当初はレフトが栗原-佐々木、ライトがセナだった。その後、何試合か続けてセナを先発からはずし、速い攻撃を意図したと思われる時期もあった。それでも、レフト栗原-セナ・ライト江口でようやく安定したか、と思われたのだが…
いずれにせよ、Vリーグで現行ルールで3セット30点台なんて記憶にないし、アタック効果率(アタック決定率-ミス率-ブロックされた割合)がマイナスというのも記憶にない。(アタック決定数23、ミス12、被ブロック12だからマイナス)
ある程度精度の高い集計の出るリーグでは、ブラジルだと、アタック決定率平均が低い上チーム間の力の差が大きいので、時々マイナスという試合があるけれども、ミスやブロックが少ないVでは前代未聞だ。
疲れたので、一番盛り上がった試合のJT対トヨタ車体を見ていない。(最後の5点だけ見た)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます